20110615 高教組新聞 第1497号 - 長崎高教組

一部 10円
あたたかい顔の見える高教組運動を
5 (095)-827-5882
F A X (095)-826-2976
編集責任者 平 井 秀 治
高教組メールアドレス
。
号以降に掲載)
大会の最後には「職場
の中で、あたたかい顔の
見える高教組運動をすべ
ての組合員の手ですすめ
よう」とする宣言を採択
し、閉会しました。
方針など満場一致採択 ■
[email protected]
-kokyoso.org
来賓など高教組運動の支援・協力を約束
と 述 べ まし た ( 内 容 は 下
。
欄)
本年度の運動方針を決
めるに当たって、その討
論には本部を除き延べ2
8人が立ち、運動の補強
を行いました (内容 は次
長崎高教組第82回定期大会
すべての組合員の手ですすめよう
■
長崎高教組第82回定
期大会は6月18日、大
村市で開催され、すべて
の議案を満場一致などで
原案通り、これを可決し
ました。
大会の冒頭、挨拶に立
った平井委員長は、3つ
の点から長崎高教組の責
務を解明しながら「長崎
高教組を強く大きくして
行かなければならない」
官・産・学・メディアの
五角形が『安全神話』を
つくった」と語っていま
す (11年5月3日朝日新
。こ れは 政治 や原 子力
聞)
行政に対する国民の鋭い
目を意識した発言ですが、
私た ち が 常々 、「 原子 力に
安全はない」と問題にし、
その理由の一つに政・財
・官などの癒着をあげて
きたきたことと軌を同じ
くする考えです。
私たちの運動は、批判
を緩めることも、巨悪に
添い寝することもありま
1 つは、希望す る社会に向けて、要求実現の せん。
とりく みを引き続き 強めていきたいというこ 私 た ち の 生 徒 や 教 育 の
とです。
ことだけでなく被災地の
子ども・教育を案ずる多
くの教職員、大震災の被
災地にボランティアとし
て出掛ける組合員、自分
の救援補償の全額を被災
地にと言って差し出す元
組合員…こうした仲間を
私は心から誇りに思いま
す。この誇りを皆さんと
共有したいと思います。
私たちの要求と願う社
会の実現のためにも、確
かな方針に基づきとりく
みを強めていこうではあ
りませんか。
3・11東日本大震災
は、大津波、福島第1原
発の事故も重なって、史
上空前の大災害となり、
社会や経済、政治に重大
な影響を与えるものとな
っています。ここで私は
改めて組織を代表し、大
震災の犠牲者の皆さんに
哀悼の意を表するととも
に、全教・日高教の提起
する被災地救援活動にと
りくみ続けることを表明
致します。
ところで大震災と原発
事故は、現代社会のなか
で 、「 強 固」 や 「 安全 」 と
説明されてきたことが実
は「脆弱」で「危険」で
あるということを鮮明に
しました。
国政では、菅内閣の復
旧・復興の遅れを利用し
た権力闘争が繰り広げら
れ、国民の厳しい批判を
受けるとともに、政治の
平井秀治執行委員長
県教委は不祥事の度に
「通知」を発し、私たち
に「不祥事を絶対に起こ
さないという強い決意を
もって、日々の教育活動
に全力を傾注すること」
を求めます。私は昨年の
大会の挨拶で、これを批
判し、次のように述べま
した。
「県教委の求める『全
力を傾注』という教育行
政 の 立場 か ら 、『 ち ょっ と
立ち止まって考える』教
育 活動 が 必 要で 、『 硬直 的
になってしまった余裕の
ない職場と人間関係を問
題にしてその改善を図る
(5/17
コンプライア
立場に立つことが求めら
れている』
」
その後の情勢は、ご存
じのように私たちの指摘
したように動いているで
はありませんか。
昨年の秋、当時の寺田
教育長は不祥事対策で直
接現場に赴き、教職員相
互の「つながりや連帯感
が薄い」ことに言及しま
した。教育の営みには「支
え、支えられ」という人
間関係が大事というわけ
です。こうした認識の延
長に、中村知事や渡辺教
育長の講話があると見る
ことが出来ます。
知事は10年経過研の
教職員を対象に語りまし
た (4/25)
。
「相談できるような風
通しのいい職場づくりに
努めていかなければいけ
ない」
「横を向いて、同僚と
たまにはワイワイガヤガ
ヤ話し合う場を、つくっ
ていただきたい。そのこ
とが創造的な時間に必ず
や、つながる」
そしてまた、教育長は
「信頼回復に向けた対策
が一人ひとりに届くよう
に、明るく風通しのよい
職場づくりに努めていく」
(裏面に続く)
。
ンス対策本部会議)
ら、長 崎高教組のと りくみに確信を持ち、引
○
き続き頑張 っていきたい ということです。
しかし、知事や教育長
の言動には、職場で、な
ぜ連帯感が希薄になり、
風通しが悪くなったのか
という反省も責任も感じ
られないという弱点があ
ります。
2 つは、長崎の 政治情勢や教育行政の現実か
高教組を強く大きく
していかなければならない
HP http://nagasaki-kokyoso.org
KYOUKOSO KOUKYOUSO
YOUKOSO
長崎高教組第82回定期大会挨拶
発 行
〒850-0013 長崎市中川2丁目2番5号
長崎高教組会館 長崎県高等学校教職員組合
日高教の井村書記次長 は 、「 2 4 組 合 が 昨 年 よ 「 軽 さ 、 頼 り な さ 」 が 問
り増勢を築き」
、
「組合ア 題になっています。
レルギーがなくなり、組
なぜ「安全」でなかっ
合に対する期待が高まっ た の か 。 原 発 事 故 に 関 わ
ている」
と挨拶しました。 っ て 、 自 民 党 の 政 治 家 ・
堀江ひとみ県議
(共産) 河 野 太 郎 氏 は 、 原 子 力 の
は、来賓挨拶で「働きや 「 安 全 」 は 「 神 話 、 お と
すい職場づくり」や「子 ぎ 話 」 で あ り 、 こ れ ら 作
どもと向き合う時間の確 り 話 の 「 中 心 は 自 民 党 と
保」に向けて奮闘する高 経 済 産 業 省 、 電 力 会 社 」
教組を慰労しながら、側 に あ る こ と を 指 摘 し て い
面から支援することを明 ま す 。 こ の 立 場 に 立 っ て
らかにしました。
河 野氏 は 、「 電力 会 社は 大
高退教の伊東会長は、 学 に 研 究 費 を 出 し 、 都 合
高教組の定年延長のとり の 良 い こ と し か 言 わ な い
くみ方針などに賛同する 御 用 学 者 を 作 り 出 す 。 多
意思とともに、運動に惜 額 の 広 告 代 を も ら う マ ス
しみなく協力する姿勢を コ ミ は 批 判 が 緩 み 、 巨 悪
表明しました。
と添い寝してきた。政・
▲ 森副委員長の開会宣言を聞く大会参加者
(昭和38年8月12日第三種郵便物認可)毎月1日、15日発行
聞
新
組
教
高
崎
長
2011年6月15日(水)
(1) 第1497号
事実、前教育長は現場
での講話の中で「学校は
『校長ー教頭ー教諭』の
組織で、他と比べてタテ
のつながりも、ピラミッ
ドが薄い」との発言をし
て い ま す 。加 え て 、「新 し
い職」の導入を強行する
とともに、不祥事対策を
専門的に行う「部長級の
『政策監』を教育庁内に
設置」し、当の政策監は
「教職員の意識改革」を
打ち出しています。
長崎高教組は、教育行
政の根本的転換を求めて
引き続き奮闘しなければ
なりません。
人)を大きく上回る結果
となりました。限られた
範囲のアンケートですが、
組合の必要は衆人が認め
るところとなっています。
私は、ある会議に出席
したなかで次のような発
言を聞きました。
「何か自分たちに不利
益があれば組合が助けて
くれる」
「賃金などの労働条件
の切り下げに対して、も
っと組合に頑張って欲し
い」
これら二つの発言はい
づれも「まだ組合に加入
していない教員のことば」
で 、「耳 に した と き は自 分
勝手な発言で、腹立たし
かった」というのです。
もっともな感想です。
しかし、私はここで強
く訴えたいと思います。
「腹が立つ」感情をググ
ッとこらえ、一歩前へ進
め て 、「 何か あ れ ば助 け て
く れ る 」「 も っと 頑 張 って
欲しい」とする声は、高
教組に対する期待の強い
表れ の 声 と見 て 、「そ う で
す、高教組は助けるし、
頑張っています、そうい
う組合にあなたも入って、
助ける、頑張る力を与え
てください」と誘ってほ
しい、声を掛けてほしい
ということです。
○
昨年度は組合加入を7
0人実現させようと皆さ
んに積極的にとりくんで
もらいました。実現した
加入は47人でしたが、
この間の奮闘に感謝申し
上げます。
本年は85人の加入を
実現させたいとして、全
国的教訓に学びその10
倍、即ち850人との対
話にとりくんでもらって
いるところです。これら
は決して不可能なとりく
みではありません。組合
員一人ひとりが、その気
になれば瞬く間に実現で
きる対話数なのです。
○
以上、私は経過や情勢
などから長崎高教組を強
く大きくして行かなれれ
ばならないという立場か
ら3つにまとめて発言し
ました。
▼注・紙面の都合で
一部省略しました▲
■救援補償を震災被災に役立ててほしい■
6月7日、書記局に「東日本大震災カンパに
ついて」という文書とともに、現金36万8千
352円が届けられました。09年度末で退職
されたAさんからで、文面には次のように書か
れていました。
「先日、私の口座に退職にかかわる救援補償
金が振り込まれていました。これは、元々全教
・日高教の仲間からの支援によるものであり、
この分を日高教を通じて被災された方々のお役
に立てていただきたい
と思いました。お手数
ですが、諸手続をよろ
しくお願いします。
」
書記局はこの善意を
重く受け止め、全教に
連絡し図書館関係の支
援に活用するよう話を
すすめています。
http://nagasaki-kokyoso.org
定期大会執行委員長挨拶 一面より続き
私たちは絶えず「いま
のような教育行政施策を
続けると職場環境や人間
関係を破壊し、そして何
よりも生徒の教育に悪い
影響を与える」としてき
ましたが、私たちの要求
活動は、県の政治と教育
の各トップにやっと同じ
情勢認識に立たせること
ができたということです。
同じ認識に立つものの、
教育行政側は、例えば不
祥事問題をテコに教職員
に対し、管理統制の強化
に乗り出そうとしている
ことも見抜いておかなけ
ればなりません。
言われます。長崎高教組
は長崎の教育行政をチェ
ックする機能を遺憾なく
発揮し続けているのです。
前述の校長は、時に高教
組の存在をうとましく思
われたこともあっただろ
うと私の経験から思うの
ですが、長崎の教育を冷
静に見たとき高教組の存
在と役割を否定すること
はできない、それどころ
か青年教職員が組合に入
り、つながりを高めてほ
しいと期待しての一文だ
と私は思うのです。
ところで、昨年行った
青年教職員を対象にした
アンケート調査によると、
「組合の必要性を感ずる」
とする回答は、49.6
%(60人/回答121
人)で、
「感じない」
(5
□読者のみなさんへ□
シンヤさんは、
大学卒業から今春までの 5 年間、県内の高校 4,
5
校で教師として英語を教えていましたが、「若いときにやってお
きたい、見聞を広めたい」ということで外国を旅することを決
意、実行している青年です。平井委員長のかつてのクラス生徒
であり、森副委員長などの元同僚ということもあり、旅のレポ
ートをお願いしました。シンヤさんはこれを快諾し、情宣部で
タイトルなどを編集して紙面に掲載しました。以降随時、掲載
しますのでご了承ください。
シンヤさんの旅の安全を祈っています。
書記局から
「…私は今はマレーシアの中部、イポーという町に来ています。
ご存知のようにこの国には主にマレー系、インド系、中国系の 3
つの人種が混ざりあって生活しています。私も中国系に混じっ
てあまり外国人扱いされずに気楽です。
はじめて泊まった宿がかなり快適だったので、私は1泊延長
することにしました。そのときのやりとりです。
○
「あの、もう1日泊まりたいんだけど」
「オーケー、それじゃ聞きたいんだけど、泊まった感じ満足し
たかい。もし満足したなら昨日までと同じで 25 リンギットだ。
でも、例えば僕らのサービスとか部屋とかで満足しなかった
なら 20 でいい」
「え、ええっと、あ、うん。満足したよ」
「じゃあ 25 だ。いいかい?」
「そうだねえ」
「本当にいいのかい?シンヤが満足しなかったのなら 20 にする
よ。それが僕らのやり方なんだ」
○
私は値段の交渉については「駆け引き」のようなものを行う
イメージがありました。できればこちらは安く払いたいと思い
ます。お金は今持ってないとか、あっちの店ではもっと安かっ
たとか言って値段交渉し、相手の提示した額より安く買うのが、
セオリーだと思っていました。
しかし今回の場合はそうではありませんでした。駆け引きな
どではない。嘘なんてつこうと思えばつける状況にしながら、
私の気持ちを聞いてきたのです。
私はその裏表の無さに驚いてしまい、25 リンギット払うこと
にしました。彼らの態度から顔色をうかがうことのない、誠実
さのようなものを学んだような気がしました。
今後はさらに北に向かいます。
」(2011 年 5 月 15 日のメール便り)
3つに、長崎高教組に対する期待は高く、こ
の期待に大いに応え、組織の前進を果たしてい
きたいということです。
長崎高教組は1948
年に旗揚げした本年63
年を迎える教職員組合で
す。この間、幾多の試練
を乗り越え、私たちの労
働条件・教育条件の改善
に向けたとりくみにとど
まらず、国民・県民的課
題の改善に対しても全力
を傾けてとりくんできま
した。
県教委の施策にも大い
に関わった経験をもつあ
る元校長は、私の定年退
職に合わせ、今春、次の
ような一文を記した便り
を寄こしました。
「高教組の跡を継ぐ人
が育ってほしいものです。
そうでないと長崎県の教
育が歪んでしまいます。」
筋を通す組織がないと
その社会は衰えていくと
満足の度合いで宿賃が決まる
HP
今日こそ 高教組
ようこそ
inアジア
シンヤ ひとり旅
(昭和38年8月12日第三種郵便物認可)毎月1日、15日発行
聞
新
組
教
高
崎
長
2011年6月15日(水)
(2) 第1497号