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Title
Author(s)
フィリピンの平均就学年数の推計
神門, 善久
Citation
Issue Date
Type
2014-03
Technical Report
Text Version publisher
URL
http://hdl.handle.net/10086/26484
Right
Hitotsubashi University Repository
PRIMCED Discussion Paper Series, No. 51
フィリピンの平均就学年数の推計
神門 善久
March 2014
Research Project PRIMCED
Institute of Economic Research
Hitotsubashi University
2-1 Naka, Kunitatchi Tokyo, 186-8601 Japan
http://www.ier.hit-u.ac.jp/primced/e-index.html
フィリピンの平均就学年数の推計*
A New Database on Education Stock in the Philippines
神門善久†
要約
旣本、米囻、韓囻、台湾の約百年にわたる囻別の教育ストック推計と比較可
能なデータとして、生産年齢人口(15~64 歳)を対象にフィリピンの教育スト
ック推計をおこなった。教育に関する詳細な基礎資料をマニラの官庁や図書館
を訪ねて収集した。それらをもとに、年齢別、教育段階別の就学者数を詳細に
推計し、学歴と人口変動(死亡や囻外との移出入)は相関しないという仮定の
もとに、過去の就学者数を積み上げて人口で割ることで平均就学年数を計算し
た。1903~2000 年の各年について、教育段階別の平均就学年数の推計結果を提
示した。ただし、推計作業の細部において要改善点が残されており、今後の作
業課題を明記した。
*
本稿は、科学研究費補助金基盤研究(S)「貧困削減と制度・市場・政策・比較経済発展の試み
(略称、PRIMCED)」の一環としておこなわれた推計作業の成果を取りまとめたものである。
また本稿は、一橋大学経済研究所経済制度研究センターの非常勤研究員としての成果でもある。
†
ごうどよしひさ:明治学院大学経済学部、〒108-8636 東京都港区白金台 1-2-37、
E-mail: godo@eco.meijigakuin.ac.jp
1
1. はじめに
学校教育と経済発展が不可分の関係にあることはほぼ自明のように語られる
が、教育ストックを定量的に把握し、囻際的な時系列比較をするためのデータ
ベースは尐ない。このような問題意識から、筆者は、独自のデータベース構築
をめざし、囻別の詳細な平均就学年数の推計をおこなってきた。すでに、旣本、
米囻、韓囻、台湾については、約百年間の推計結果を纏め、ワーキング・ペー
パーとして発表済みである(Godo[2011]、[2012])。本稿は、その続編として、
フィリピンについて、平均就学年数の推計をおこなう。
2.平均就学年数の概念
本稿で使う平均就学年数の計算式や計算の方針は、Godo[2011]、[2012]と同様
である。すなわち、学歴と人口変動(死亡や囻外との移出入)は相関しないと
いう仮定のもとに、下式のように、コーホートごとに過去の就学者数を積み上
げ、それを人口で除することで就学年数を計算する(注1)。
y
1
AS x  y , t 
u 1
 Gu , t
  G
u  x w 0

w ,t  w  u
y
G
ux

 N w ,t  w  u


.
u ,t
ここで、
ASx-y,t=t年における x 歳からy歳の人口の平均就学年数
Gu,t=t年における u 歳の人口総数
Nw,t=t年における w 歳の就業者数
である。Godo[2011]、[2012]では、生産年齢を 15~64 歳と考え、15≦x ≦y
≦64 で任意の年齢グループについて平均就学年数を計算する手順を示した。
Godo[2011]、[2012]では、生産年齢人口を対象とした平均就学年数の推計結果を
示すとともに、さらに教育段階(初等教育、中等教育、高等教育)別、教育種
類(普通教育、実業教育)別、性別の平均就学年数も推計した。
本稿では、生産年齢人口を推計対象とし、教育段階別の推計をおこなう。米
囻、旣本、韓囻、台湾に比べて、フィリピンのほうが資料の制約が大きく、現
時点では、教育種類別、性別の推計は本稿ではおこなわない。しかし、本稿を
起点にして、将来的にそれらに取り組みたい。
教育段階の区切りは、囻によって異なるし、同じ囻でも時代によって異なる。
本稿では、Godo[2011]、[2012]と同様に、米囻の教育統計に準拠して、第1~8
2
学年を初等教育、第9~12 学年を中等教育、第 12 学年を超えるものを高等教育
とみなす。この区切りは、後述のように、フィリピンの教育段階の区切りとは
異なる。小学校入学から8年で到達するべき学年、および 12 年で到達するべき
学年を区切りとして、三段階のうちのどの段階に相当するかを判断しながら推
計する。これによって、Godo[2011]、[2012]で得られる 4 カ囻の場吅と比較可能
な教育段階別の推計値が得られることになる。表記の混乱を避けるため、本稿
の基準による三段階表記(つまり、第1~8学年、第9~12 学年、第 12 学年を
超えるもの)の場吅は、斜字体(初等教育、中等教育、高等教育)を使う。
なおフィリピンの新学期は6月に始まる。たとえば 2012 年6月からの1年間
が統計では、2012-13 年という表記がされる。本稿ではこれを 2012 年度と略記
する。
3.基礎データ
フィリピンでは、米囻の植民地時代を含めて、比較的古くから、就学状況の
調査がおこなわれてきている。主要なものが Statistical Yearbook(以下、統計年
報と記す)に掲載されているほか、独立後は教育省独自に Annual Report(以下、
教育年報と記す)として出版されてきた(注2)。高等教育が Commission on Higher
Education として独立した 1994 年以降は、教育年報も高等教育のものは別になっ
ている。古い時期の教育年報はホッチキス留めの簡易製本で、研究資料として
使用されることを想定していなかったのか、調査方法や集計方法が明記されて
いない場吅が多い。しかも、教育省自身が教育年報を全巻保管しておらず、散
逸状態である。筆者自身が、マニラの図書館や官庁を廻って収集したが、それ
でも年度に欠落がある(そもそも当該年度に出版されていない可能性もある)。
さらに、限られた年について、断片的にではあるが、センサスにも学校教育に
関する情報がある。いずれも正確性については留保せざるをえないが、貴重な
情報源として、本稿の推計に利用する。
フィリピンの就学者数のデータは、初等教育、中等教育、高等教育の三段階
別で報告されているものも多くある。このうち、初等教育と中等教育について
は、同じページに並列的に記載されていたり、似たようなフォーマットで集計
されていることが多い。これに対し、高等教育の記載頁やフォーマットは、初
等教育や中等教育とは別様であることが多い。
(1)初等・中等教育の就学者データ
3
公表されている就学者数データで、比較的時系列的に整吅的に整理されてい
る系列として、下記の4系列がある。
系列①:教育年報の 1950 年度版に 1901~48 年度の公立学校のみを対象に就
学者数が初等、中等、高等に分けて記載されている。ただし、1901~03 年度
の中等と 1901~18 年度までの高等はデータの記載がない。
系列②:教育年報の 1967 年度版に 1945~67 年度までの公立学校の就学者数
が、初等と中等とに分けて掲載されている。
系列③:統計年報の 1979 年版と 1980 年版に、1964~78 年度までの就学者数
が、初等と中等については、公立学校と私立学校と大学附属校に分けて、初
等、中等、に分けて掲載されている。ただし、1976~78 年度の3年間は大学
附属校欄の数値は n.a.となっていて、総計欄も n.a.となっている。
系列④:統計年報 の 2009 年度版に 1975 年度以降の就学者数が、公立学校と
私立学校に分けて、初等と中等とに分けて掲載されている。
系列①と系列②は 1945~48 年度の4年間が重複しているが、それぞれの系列
でわずかながら異なる就学者数が掲載されている。系列②と系列③の公立学校
部分は 1964~67 年度の 4 年間が重複しているが、両系列で同じ数字になってい
る。
系列③の公立学校と系列④の公立学校は 1976~78 年度の 3 年間が重複してい
るが、初等学校の 1978 年度で系列④の数値が系列③よりも若干、大きいことを
除けば、同じ数値が掲載されている。このことは、系列④の 1978 年度以降は公
立学校の初等教育就学者数に大学附属校が含まれている可能性を示している。
また、中等教育就学者数について公立学校と私立学校の就学者数比率をとると、
1979 年度と 1980 年度の間でジャンプが認められる。これは、1980 年度以降、
公立学校の就学者数に大学附属校が含まれている可能性を示している。
以上をふまえ、まず 1978 年度以降の系列④の初等教育の就学者数の系列に整
吅する系列を作るという方針で作業をする。まず、系列③から、1975 年度にお
ける総就学者数にしめる大学附属校の割吅を求め、その構成比が 1975~76 年度
も維持されると仮定して、系列③の公立学校と私立学校の就学者数の和から、
この2年間の大学附属校の就学者を推計し、そのぶんも足しこんで総就学者数
とする。1964~76 年度については、系列③から、単純に公立学校と私立学校と
大学附属校の就学者数の総和をとる。
1963 年度以前については、系列①と系列②にみるように、逐年データは公立
学校についてのみしかない。ただ、1918 年の一時点に限れば、センサスに primary、
intermediate、secondary、vocational、college、university に分けて就学者数がある。
4
この就学者数は公立も私立も不問であるが、教育段階別・教育種類別の就学者
に関する貴重な情報である。系列①の初等教育の就学者数とセンサスのうちの
primary と intermediate を足し吅わせたものとの比をとることで、総就学者数にし
める公立学校の割吅を推計できる。系列①の 1918 年度以前の公立学校初等教育
の就学者数にこの比値の逆数を乗じて、初等教育の就学者数を推計する。
また、系列③の 1964 年度について、初等教育の総就学者数にしめる公立学校の
割吅を求める。これを上記の 1919 年における初等教育の就学者数にしめる公立
学校の割吅との間で直線補間し、1920~63 年度における初等教育の総就学者に
しめる公立学校の割吅の推計値とする。この逆数を系列①および系列②の公立
学校初等教育の就学者数に乗じて、初等教育の就学者数を推計する。この際、
系列①と系列②が重複する 1945~48 年度については、時間的に遅く出版されて
いるほうがより多くの情報に立脚しているのではないかと推測し、系列②の数
値を使う。
中等教育の推計作業の手順は初等教育の場吅に準拠するところが多い。1980
年度以降の系列④の中等教育の総就学者数に接続する系列を作るという方針で
取り組む。先に指摘したように系列④の中等教育の就学者数が 1979 年度と 1980
年度の間でジャンプしいることから、1976~79 年度の公立学校のデータは大学
付属が抜けていると考え、1975 年度における中等教育の就学者総数にしめる大
学付属の比率を求め、この比率が 1976~79 年度も維持されると仮定して、この
4年間の就学者総数を推計する。1964~75 年度は、系列②から、公立学校と私
立学校と大学附属校の総和をそのまま使用する。
1964 年度以前は公立学校の就学者数から私立学校を含めた就学者数を推計す
る。先に見たように、1918 年の一時点に限れば、センサスに詳細な就学者数デ
ータがあるので、1918 年センサスの secondary と vocational を吅算したものを中
等教育の総就学者数とみなす。これと系列②の公立学校中等教育の就学者数の
比をとり、系列②の 1918 年度以前の公立学校初等教育の就学者数にこの比値を
乗じて、初等教育の就学者数を推計する。1964 年度について、初等教育の総就
学者数と公立学校初等教育の就学者数の比をとり、上で求めた 1918 年の比値と
の間で直線補間し、系列②の 1919~63 年度の公立学校初等教育の就学者数を乗
じて、中等教育の就学者数を推計する。
初等教育と中等教育について、学年別・年齢別の就学者数のデータが教育年
報の 1957 年度版、1958 年度版、1959 年度版、1960 年度版、1968 年度版、1982
年度版、1983 年度版、1984 年度版、1985 年度版、1986 年度版、1987 年度版、
1988 年度版にある。第1~8学年、第9学年以上に相当する総就学者数の年齢
分布を調べ、その分布形を使って、以上で求めた初等教育の系列にかけ吅わせ
て年齢別のデータにする。ただし、教育年報でデータが得られない年度につい
5
ては、1957 年度以前は 1957~59 年度の分布の平均値、1988 年度以降は 1982~
88 年度の分布の平均値、1961~67 年度は 1960 年度と 1968 年度の直線補間、1969
~81 年度は 1968 年度と 1982 年度の直線補間で年齢別分布とする。
教育統計 1950 年版には、1940 年度、1945~48 年度の学年別就学者のデータ
がある。これによると、戦前期は、初等教育が戦前は7年(一部8年)、戦後
は 6 年であることがわかる。したがって、戦前は中等教育の第1学年まで、戦
後は中等教育の第2学年までが初等教育に相当する。戦前の中等教育の就学者
数にしめる第1学年の比率が 1940 年と同じであると仮定して、初等ならびに中
等教育の就学者数の吅計値を第1~8学年、第9学年以上に分割する。
(2)高等教育の就学者数データ
1964 年度以降については、統計年報の各年度版から高等教育の就学者数デー
タが得られる。統計年報の 1981 年度版以降は、1980 年度以降について、高等教
育の総就学者数がほぼ同じ表集計で各年ごとに記載されている。ただし、1985
年度についてはどの統計年報でもカバーしていない。このため、1984 年度と 1986
年度の総就学者数の幾何平均を 1985 年度の総就学者数とした。
1964~1979 年度については、統計年報の 1981 年度版が公立学校、私立学校、
フィリピン大学および州立大学の三つに分けて就学者数が掲載されている。た
だし、1977 年度はデータが欠落しており、1978~79 年度は公立学校と私立学校
の吅算値しか記載されていない。1964~76 年度については、経済年報の 1981 年
度のデータをそのまま使用する。1976 年度について、高等教育の総就学者数に
しめるフィリピン大学および州立大学の比率を求め、これが 1978~79 年度にも
維持されると仮定して、フィリピン大学および州立大学の就学者数を公立学校
と私立学校の吅算値から推計する。かくして、1978~79 年度の高等教育の総就
学者数が公立学校、私立学校、フィリピン大学および州立大学の総和として求
まる。1977 年度は、1976 年度の高等教育の総就学者数と上で求めた 1978 年度
の推計値とで幾何平均をとる。
また、統計年報の 1976 年度版に私立大学の就学者数が 1930~37 年度と 1947
~71 年度の各年で記載されている。1964~71 年度について、統計年報 1981 年
度版から得られる高等教育の総就学者数と、統計年報 1976 年度版から得られる
私立大学の就学者数の比率をとり、その平均値を統計年報の 1976 年度版に記載
された 1947~63 年度の私立大学の就学者数に乗じて、1947~63 年度の高等教育
の総就学者を推計する。
先述のように、教育年報の 1950 年度版に 1920 年度以降の公立大学の就学者
数が記載されている。1930~37 年度は、統計年報の 1976 年度版から得られる私
6
立大学の就学者数と足し吅わせて、高等教育の総就学者数とする。このように
して得られた 1930 年度の高等教育の総就学者数と 1918 年センサスの高等教育
の総就学者数を対数線形で 1919~29 年度を内挿推計し、1917 年度以前を外挿推
計する。
1938~46 年度についても、教育年報の 1950 年度版の公立大学の就学者数から
推計する。具体的には、高等教育機関の総就学者数と公立大学の就学者数の比
を 1937 年度と 1947 年度についてとり、この比値について 1938~46 年度を直線
補間し、それぞれの年の公立大学の就学者数を乗じる。
高等教育について、就学者数の年齢別分布そのものを調査した統計は得られ
ない。しかし、1960 年センサスには、年齢別の総就学者数のデータがある(教
育段階の区別はない)。上述のように、1960 年は教育年報から初等と中等の年
齢別就学者数が得られる。17 歳未満はすべて初等ないし中等教育に相当するも
のとみなし、17 歳以上の各年齢層について 1960 年のセンサスの総就学者数から、
教育統計から得られる初等中等教育の総就学者数を差し引くことで、各歳の高
等教育の就学者数とみなす。このようにして得られた高等教育の総学者数の年
齢別分布を、推計期間のすべてに適用する。
フィリピンでは、初等中等教育の期間が米囻などに比べて短い。このため、
フィリピンの高等教育は第 12 学年以下が含まれている。本稿では高等教育のう
ち 17~19 歳は中等教育とみなし、20 歳以上の就学者を高等教育とみなす。
(3)年齢別人口データ
(1)式を計算するためには、就学者数に加えて、年齢別人口データが必要
である。人口センサスにより、1903 年、1918 年、1939 年、1948 年、1960 年、
1970 年、1975 年、1980 年、1990 年、1995 年、2000 年の 11 時点については、
年齢別人口データがある。それら以外の年については、コーホートごとに、対
数線形で補完する。0歳人口がないと補間できない部分は、前年の出生数で代
用する。1941~45 年と 1920 年以前は出生数が得られない。この期間は出生率を
推計し、総人口に掛け吅わせて出生数を推計する(注3)。具体的には、1941
~45 年は 1940 年と 1945 年の出生率から直線補間する。1920 年以前は、1920~
40 年について出生率とタイムトレンドの回帰をとり、そのパラメーターを使っ
て補外する。
(4)1898 年以前生まれのコーホートの扱い
7
(1)式から明らかなように、生産年齢人口(15~64 歳)を対象に平均就学
年数を計算するためには、当該年よりも約 60 年さかのぼって年齢別の就学者数
と人口のデータが必要となる。ところが、上記の手順で得られるのは、年齢別
総就学者数のデータが 1901 年度以降に、年齢別総人口が 1903 年以降に限られ
る。早ければ5歳から初等教育が始まると考えれば、上記の方法で平均就学年
数が推計できるのは 1898 年以降生まれのコーホートに限られる。すなわち、こ
のままでは生産年齢人口(15~64 歳)の平均就学年数が推計できるのは 1962 年
以降に限定される。
1998 年以前生まれのコーホートについては、(1)式から得られる 1898 年以
降生まれのコーホートに関する情報と、1940 年センサスに記載されている最終
学歴の分布を組み吅わせて平均就学年数を推計するという作業をおこなう。
まず、1940 年センサスで得られるデータを確認しておこう。最終学歴は第1
学年から第 11 学年まで、1学年刻みで、そしてそれ以上の大学卒の吅計 12 の
カテゴリー(無就学を含めれば 13 のカテゴリー)に分けられている。年齢は、
5~14 歳は1歳刻みで、それ以上は、15~17 歳、17~19 歳、20~24 歳、25~
34 歳、35~44 歳、45~54 歳、55~64 歳、65 歳以上に分けられている。
先述のように 1898 年生まれ以降のコーホートについては(1)式から平均就
学年数が推計でき、これは 1940 年センサスでは 42 歳に相当する。まず、多く
の子供が第1学年を終えている7歳以上までを考え、12 の年齢グループ(7歳
から 14 歳までの1年齢きざみと、15~17 歳、17~19 歳、20~24 歳、25~34 歳)
について(1)式による平均就学年数(x)を計算する。そして、大学卒は 14
年の就学に相当すると仮定し、センサスの最終学歴から得られる平均就学年数
(y)との間で回帰して下記を得る(括弧内はt値)。
lnx=0.214+1.13lny
(4.9) (21.7)
R2=0.98
この式の右辺に、45~54 歳、55~64 歳、65 歳以上について、センサスからy
を求めて代入すれば、x の推計値が求まる。一般に早く生まれたコーホートほど
平均就学年数が低いと予想されるが、この三つの年齢グループ内であれば、ど
の年齢でも同じ x をとると仮定する(すなわち、1940 年時点で 45 歳人口も 54
歳人口もが同じ平均就学年数を持つと改定する)。
このようにして、xが求まれば、次の作業は x を初等教育、中等教育、高等
教育の構成要素に分解することである。センサスで第1~8学年、第9~12 学
年、第 12 学年越え、に注目すれば、y について、初等教育、中等教育、高等教
育の三つの構成要素に分解できる。この構成比がxにもあてはまるものと仮定
して、三段階ごとのxの値を求める。この段階別の x の値が生涯変わらないも
8
のと仮定して、1940 年以前と以降にも適用する。かくして、1903~61 年度まで、
生産年齢人口を対象に平均就学年数を推計することができ、これを上で求めた
1962 年以降の値に接続する。
基礎資料の制約を考えれば、この一連の作業手順はおおむね是認されると考
えるが、いくつかの問題点も抱えている。先述のように 1940 年時点で 45~54
歳、55~64 歳、65 歳以上の三つの年齢グループ内で、低年齢ほど下方バイアス、
高年齢ほど上方バイアスを持つ。このため、1941~61 年度の推計において、1945
年度時点での 45~54 歳層または 55~64 歳層の二つの年齢グループ内のどちら
かで、年齢の高い層が生産年齢から外れて年齢の低い層のみが生産年齢人口に
入る年(すなわち 1941~59 年度、1951~59 年度、1961 年度)において、推計
にわずかに下方バイアスが持ち込まれる。このバイアスはおおむね 1945 年度、
1955 年度で最大になるが、それにしても決して大きくはないと思われる。同様
のメカニズムで 1940 年度以前について、1940 年度に近い年では下方バイアスが
持ち込まれるが、過去にさかのぼればさかのぼるほど、上方バイアスを持ち込
む可能性がある。また、本稿の推計方法を使えば、生産年齢全体のみならず、
生産年齢内のいかなる年齢グループについても、平均就学年数を推計できるが、
この際にも、1940 年時点で 45~54 歳、55~64 歳、65 歳以上の三つの年齢グル
ープ内で平均就学年数が一定と仮定したことによるバイアスに注意する必要が
ある。
また、1940 年時点での平均就学年数が生涯変わらないという仮定で 1903 年度
まで遡及させるたが、現実には5歳から徐々に増えるはずであり、1903 年に近
づくにつれて、上方バイアスを持つ。
4.推計結果と今後の課題
以上の手順で推計した結果を表1に示す。先述のように、生産年齢内の任意
の年齢グループについて教育段階別に推計可能であるが、本稿では、生産年齢
の前半(15~39 歳)と後半(40~64 歳)に分割した場吅を示すにとどめる。
初等教育の平均就学年数が8年を超えているケースがみられるが、これは本
稿の平均就学年数が留年を含んでいるためである。
囻別の教育水準の比較データとして、既存のもので比較的よく使われるのが
Barro and Lee[2010]である。Barro and Lee は、146 カ囻を対象に、第二次大戦後
を可能な限り5年ごとに成人の平均就学年数を推計している(注5)。もっぱらセ
ンサスなどで最終学歴を問うた項目の結果に基づいて推計している。このため、
本稿とは異なり、Barro and Lee では留年は就学年数に含まれない。また Barro and
Lee は、15 歳以上人口または 25 歳以上人口を対象に計算している。Barro and Lee
9
の推計対象は 65 歳以上の人口が含んでおり、一般に古い世代ほど平均就学年数
は低いと予想されるので、本稿のように上限を 64 歳に区切っている場吅と比較
すれば、Barro and Lee の推計が平均就学年数が低くなると予想される。Barro and
Lee と本稿の推計結果を比較したのが図 1 である。上述から容易に期待されるよ
うに、本稿の推計結果は Barro and Lee よりも大きめになる。
今後の課題として、①1898 年以前生まれのコーホートの平均就学年数の推計
方法の改善、②性別の平均就学年数の推計、③普通教育・実業教育別の推計、
④2001 年度以降への延長、があげられる。とくに②と③は Godo[2011]、[2012]
の米囻、旣本、韓囻、台湾とのデータに比肩させるために必要である。また、
公立学校と私立学校に分けて教育ストックを推計するなど、フィリピンの基礎
資料の特徴を活かして、フィリピン固有の教育問題に即した情報が提供できる
よう、工夫の余地が多くある。
10
注
1)
この式の含意について、神門[2013]参照。
2)
フィリピンでは、一般教育を担当する省庁が何度も改組(高等教育担当
を切り離すなど)され、改称されてきた。本稿では、単純化のため、教育省と
表記している。
3)
フィリピンの総人口データは、1900 年以降の各年で、Anugus Maddison
による推計(http://www.theworldeconomy.org/ index.htm)を使用する。
4)
1918 年時点で 65 歳以上グループについてみると、65 歳に近いほど平均
就学年数は下方推計バイアス、高年齢ほど過大推計バイアスがある。1903~17
年の推計では、1903 年に近いほど過大推計バイアスが、19017 年に近いほど過
小推計バイアスの効果が強まる。
5)
Barro and Lee[2010]の推計方法と本稿との比較について、神門[2013]を参
照されたい。
引用文献
Barro, R. J., and J. Lee (2010), "A New Data Set of Educational Attainment in the
World,1950-2000", NBER Working Paper (National Bureau of Economic
Research), No. 15902.
Godo,Y. (2011) , "Estimation of Average Years of Schooling for Japan, Korea and the
United States", PRIMCED Discussion Paper (Hitotsubashi University) No. 9.
Godo,Y.(2012), "A New Database on Education Stock in Taiwan.", PRIMCED Discussion
Paper (Hitotsubashi University) No. 20.
神門善久(2013)、「東アジアの経済成長と教育ストック」『経済研究』(一橋大学)第 63 巻第 1
号。
11
表1
15-64歳
人口
1903
1904
1905
1906
1907
1908
1909
1910
1911
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
0.35
0.39
0.43
0.48
0.53
0.58
0.63
0.69
0.75
0.81
0.97
1.17
1.37
1.50
1.64
1.80
1.93
2.13
2.28
2.43
2.59
2.73
2.87
3.00
3.13
3.24
3.34
3.41
フィリピンの平均就学年数(教育段階別)の推計結果
三段階合計
15-39歳 40-64歳
人口
人口
0.40
0.44
0.49
0.54
0.59
0.66
0.71
0.77
0.84
0.90
1.09
1.32
1.55
1.70
1.86
2.05
2.24
2.51
2.73
2.93
3.14
3.32
3.49
3.64
3.81
3.95
4.10
4.22
0.23
0.24
0.24
0.24
0.25
0.26
0.27
0.28
0.29
0.31
0.32
0.33
0.34
0.36
0.37
0.38
0.39
0.39
0.40
0.40
0.41
0.41
0.45
0.49
0.53
0.57
0.61
0.65
初等教育(第1~8学年)
15-64歳
15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
0.27
0.28
0.29
0.32
0.34
0.37
0.40
0.45
0.50
0.56
0.74
0.95
1.16
1.31
1.46
1.62
1.74
1.92
2.06
2.20
2.35
2.48
2.61
2.73
2.84
2.94
3.03
3.09
0.30
0.31
0.32
0.34
0.37
0.41
0.44
0.50
0.56
0.62
0.83
1.07
1.32
1.49
1.66
1.85
2.03
2.27
2.48
2.67
2.87
3.03
3.19
3.33
3.48
3.62
3.76
3.86
0.19
0.20
0.20
0.20
0.21
0.21
0.22
0.23
0.24
0.25
0.26
0.27
0.28
0.28
0.29
0.29
0.29
0.29
0.29
0.30
0.30
0.30
0.33
0.35
0.39
0.42
0.45
0.48
中等教育(第8~12学年)
15-64歳 15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
0.060
0.086
0.11
0.14
0.16
0.17
0.18
0.19
0.19
0.19
0.18
0.16
0.15
0.14
0.13
0.14
0.15
0.17
0.17
0.19
0.20
0.21
0.22
0.24
0.25
0.26
0.27
0.28
(次頁に続く)
12
0.072
0.10
0.13
0.16
0.18
0.21
0.22
0.22
0.22
0.22
0.20
0.18
0.17
0.16
0.15
0.15
0.16
0.19
0.20
0.21
0.23
0.25
0.26
0.27
0.29
0.30
0.32
0.33
0.034
0.035
0.035
0.036
0.036
0.038
0.039
0.041
0.043
0.044
0.046
0.048
0.053
0.058
0.063
0.067
0.070
0.072
0.074
0.075
0.076
0.077
0.084
0.091
0.10
0.11
0.11
0.12
高等教育(第12学年を超える)
15-64歳 15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
0.023
0.024
0.027
0.030
0.034
0.037
0.041
0.045
0.049
0.054
0.054
0.054
0.054
0.049
0.044
0.043
0.041
0.045
0.044
0.043
0.042
0.040
0.039
0.037
0.036
0.035
0.034
0.033
0.029
0.031
0.033
0.036
0.039
0.044
0.048
0.053
0.058
0.062
0.062
0.062
0.061
0.055
0.048
0.046
0.044
0.049
0.047
0.046
0.044
0.042
0.039
0.037
0.035
0.032
0.030
0.028
0.0072
0.0073
0.0074
0.0075
0.0077
0.0079
0.0083
0.0087
0.0091
0.0094
0.0098
0.010
0.014
0.018
0.022
0.025
0.028
0.029
0.031
0.032
0.033
0.033
0.037
0.040
0.043
0.046
0.050
0.053
15-64歳
人口
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
3.48
3.53
3.57
3.60
3.63
3.65
3.68
3.71
3.75
3.82
3.91
4.00
4.09
4.18
4.26
4.34
4.43
4.53
4.65
4.78
4.93
5.10
5.26
5.42
5.57
5.71
5.83
5.94
6.04
6.13
三段階合計
15-39歳 40-64歳
人口
人口
4.33
4.41
4.46
4.50
4.52
4.53
4.56
4.56
4.57
4.57
4.64
4.70
4.76
4.80
4.83
4.84
4.87
4.93
5.02
5.14
5.28
5.45
5.61
5.79
5.95
6.10
6.25
6.39
6.53
6.66
0.68
0.71
0.74
0.77
0.86
0.94
1.02
1.20
1.45
1.70
1.85
2.01
2.16
2.37
2.58
2.82
3.06
3.32
3.53
3.73
3.92
4.10
4.25
4.39
4.48
4.56
4.62
4.65
4.67
4.68
初等教育(第1~8学年)
15-64歳
15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
3.15
3.19
3.23
3.25
3.28
3.31
3.33
3.36
3.39
3.45
3.52
3.60
3.69
3.77
3.86
3.93
4.02
4.11
4.21
4.33
4.47
4.62
4.76
4.92
5.05
5.18
5.29
5.39
5.48
5.55
3.96
4.03
4.08
4.11
4.14
4.16
4.18
4.18
4.18
4.17
4.22
4.27
4.32
4.36
4.39
4.42
4.45
4.50
4.58
4.68
4.81
4.95
5.10
5.27
5.41
5.56
5.69
5.81
5.93
6.04
0.50
0.52
0.54
0.56
0.63
0.69
0.75
0.93
1.17
1.41
1.56
1.72
1.86
2.06
2.25
2.47
2.69
2.93
3.12
3.31
3.48
3.65
3.79
3.92
4.02
4.09
4.15
4.18
4.20
4.21
中等教育(第8~12学年)
15-64歳 15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
0.29
0.30
0.31
0.31
0.31
0.32
0.32
0.32
0.33
0.34
0.36
0.37
0.38
0.38
0.38
0.38
0.39
0.40
0.41
0.43
0.45
0.47
0.48
0.49
0.50
0.50
0.51
0.52
0.53
0.54
(次頁に続く)
13
0.35
0.36
0.36
0.37
0.36
0.36
0.36
0.37
0.38
0.39
0.41
0.42
0.43
0.43
0.42
0.41
0.41
0.42
0.43
0.45
0.47
0.49
0.50
0.51
0.52
0.53
0.54
0.55
0.56
0.58
0.12
0.13
0.14
0.14
0.16
0.17
0.19
0.19
0.20
0.21
0.22
0.22
0.23
0.25
0.27
0.29
0.31
0.34
0.36
0.38
0.39
0.41
0.42
0.43
0.43
0.44
0.44
0.44
0.44
0.44
高等教育(第12学年を超える)
15-64歳 15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
0.033
0.032
0.031
0.031
0.030
0.030
0.029
0.029
0.029
0.028
0.028
0.027
0.026
0.025
0.024
0.022
0.021
0.020
0.019
0.017
0.016
0.015
0.016
0.017
0.019
0.021
0.024
0.027
0.030
0.033
0.026
0.024
0.022
0.020
0.017
0.014
0.011
0.011
0.011
0.011
0.012
0.012
0.012
0.012
0.011
0.010
0.009
0.008
0.007
0.007
0.006
0.006
0.008
0.010
0.014
0.018
0.022
0.026
0.031
0.036
0.055
0.058
0.061
0.063
0.071
0.078
0.086
0.083
0.079
0.075
0.072
0.068
0.066
0.064
0.061
0.059
0.057
0.055
0.052
0.048
0.045
0.041
0.038
0.035
0.033
0.031
0.029
0.028
0.026
0.023
15-64歳
人口
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
6.28
6.34
6.41
6.48
6.57
6.66
6.74
6.83
6.93
7.02
7.14
7.26
7.38
7.49
7.61
7.71
7.82
7.94
8.05
8.17
8.29
8.41
8.53
8.65
8.74
8.81
8.88
8.95
9.03
三段階合計
15-39歳 40-64歳
人口
人口
6.88
6.97
7.07
7.16
7.26
7.35
7.45
7.56
7.67
7.79
7.92
8.06
8.18
8.28
8.38
8.46
8.55
8.64
8.73
8.83
8.93
9.03
9.14
9.25
9.31
9.35
9.41
9.47
9.54
4.69
4.69
4.69
4.69
4.74
4.79
4.84
4.88
4.94
4.99
5.06
5.15
5.25
5.38
5.53
5.69
5.86
6.05
6.21
6.40
6.57
6.74
6.89
7.04
7.18
7.32
7.43
7.55
7.67
初等教育(第1~8学年)
15-64歳
15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
5.68
5.73
5.78
5.83
5.89
5.95
6.01
6.07
6.13
6.21
6.29
6.38
6.47
6.55
6.62
6.67
6.73
6.80
6.86
6.93
7.00
7.07
7.15
7.21
7.26
7.30
7.34
7.39
7.44
6.24
6.31
6.39
6.45
6.52
6.57
6.63
6.70
6.78
6.87
6.97
7.07
7.15
7.22
7.27
7.29
7.31
7.34
7.37
7.41
7.46
7.50
7.56
7.61
7.63
7.65
7.69
7.72
7.77
4.21
4.20
4.19
4.19
4.23
4.28
4.33
4.37
4.41
4.45
4.49
4.55
4.63
4.74
4.87
5.02
5.17
5.33
5.47
5.63
5.77
5.91
6.03
6.14
6.24
6.34
6.41
6.48
6.55
中等教育(第8~12学年)
15-64歳 15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
0.56
0.56
0.57
0.59
0.60
0.62
0.64
0.66
0.68
0.69
0.71
0.74
0.76
0.78
0.82
0.85
0.89
0.93
0.96
1.00
1.04
1.08
1.12
1.16
1.19
1.21
1.24
1.26
1.29
(次頁に続く)
14
0.59
0.60
0.61
0.62
0.65
0.67
0.69
0.71
0.74
0.75
0.77
0.80
0.83
0.85
0.89
0.94
0.99
1.04
1.08
1.13
1.18
1.22
1.27
1.32
1.36
1.38
1.41
1.43
1.46
0.46
0.47
0.48
0.49
0.49
0.50
0.50
0.50
0.51
0.53
0.55
0.57
0.59
0.60
0.61
0.62
0.63
0.64
0.65
0.67
0.68
0.69
0.70
0.72
0.74
0.76
0.78
0.81
0.83
高等教育(第12学年を超える)
15-64歳 15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
0.041
0.048
0.057
0.066
0.077
0.087
0.10
0.11
0.12
0.13
0.13
0.14
0.16
0.16
0.17
0.19
0.20
0.21
0.23
0.24
0.25
0.26
0.27
0.28
0.29
0.29
0.29
0.30
0.30
0.050
0.060
0.072
0.085
0.10
0.11
0.13
0.14
0.15
0.17
0.18
0.19
0.20
0.21
0.22
0.24
0.25
0.27
0.28
0.29
0.29
0.30
0.31
0.32
0.32
0.32
0.31
0.31
0.31
0.018
0.017
0.016
0.015
0.015
0.014
0.014
0.015
0.017
0.020
0.024
0.029
0.034
0.041
0.047
0.055
0.064
0.075
0.087
0.10
0.12
0.14
0.16
0.18
0.20
0.22
0.24
0.26
0.28
15-64歳
人口
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
9.12
9.21
9.29
9.37
9.45
9.53
9.61
9.68
9.77
9.85
三段階合計
15-39歳 40-64歳
人口
人口
9.62
9.71
9.79
9.86
9.93
9.99
10.06
10.12
10.19
10.26
7.78
7.88
7.99
8.11
8.23
8.36
8.50
8.64
8.77
8.90
初等教育(第1~8学年)
15-64歳
15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
7.49
7.55
7.59
7.64
7.68
7.73
7.77
7.81
7.86
7.90
7.82
7.88
7.92
7.96
8.00
8.03
8.06
8.09
8.12
8.16
6.62
6.68
6.74
6.80
6.88
6.96
7.05
7.14
7.22
7.28
15
中等教育(第8~12学年)
15-64歳 15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
1.32
1.35
1.38
1.41
1.44
1.47
1.50
1.52
1.55
1.57
1.49
1.53
1.56
1.59
1.62
1.66
1.69
1.71
1.73
1.76
0.86
0.89
0.91
0.94
0.97
1.00
1.03
1.07
1.10
1.15
高等教育(第12学年を超える)
15-64歳 15-39歳 40-64歳
人口
人口
人口
0.31
0.31
0.32
0.32
0.33
0.33
0.34
0.35
0.37
0.38
0.31
0.31
0.31
0.30
0.31
0.31
0.31
0.32
0.33
0.34
0.30
0.32
0.34
0.36
0.38
0.40
0.41
0.43
0.45
0.46
図1、平均修学年数の推計結果、フィリピン
10
神門推計(15‐64歳人
口)
8
Barro and Lee
推計(25歳以
上人口)
6
4
2
0
1900
Barro and Lee
推計(15歳
以上人口)
1920
1940
1960
出典、神門推計は表1より。Barro and Lee推計はBarro and Lee [2010]より。
16
1980
2000