船舶・ボート向 赤外線サーマルカメラ

船舶・ボート向
赤外線サーマルカメラ
アプリケーションストーリー集
目次
1. はじめに.......................................................... page 4
2. 赤外線サーマルカメラの原理....................... page 6
3. 完全な暗闇でも海上での視界を確保........... page 8
4. お客様の声 ................................................... page 11
5. フリアーシステムズ: 赤外線サーマルカ
メラ/サーモグラフィのグローバルリー
ディングカンパニー ..................................... page 24
6. 赤外線サーマルカメラの多彩な用途........... page 26
7. 赤外線サーマルカメラメーカーを選ぶ
ポイント.......................................................... page 30
8. お客様の声をお聞かせください................... page 32
3
1
はじめに
フリアーシステムズ:赤外線サーマルカメラ/サーモグラフィのグローバルリーディン
グカンパニー
フリアーシステムズは、一般、産業、軍事向にさまざまな赤外線サーマルカメラ/サー
モグラフィシステムを設計、製造および販売するグローバルリーディングカンパニー
です。
市場の拡大とともに成長するフリアーシステムズ
ここ数年、
さまざまな市場で赤外線サーマルカメラおよびサーモグラフィへの関心が
高まっています。こうした需要の高まりに対応するため、
フリアーシステムズは組織の
大幅な拡大を行いました。現在従業員は4,000人以上、
年間収益は1000億円以上
となり、世界最大の商用赤外線カメラメーカーとなっています。
4
製造拠点
フリアーシステムズには、現在、米国に3ヶ所(オレゴン州ポートランド、
マサチューセッ
ツ州ボストン、
カルフォルニア州サンタバーバラ)、そしてスウェーデンに1ヶ所(ストッ
クホルム)、
フランスに1ヶ所(パリ)、
エストニアに1ヶ所(タリン)の計6ヶ所に製造拠点
があります。
FLIR スウェーデン
FLIR フランス
FLIR 米国 ボストン
FLIR 米国 サンタバーバラ
あらゆる市場のあらゆる用途に
フラーシステムズは赤外線サーマルカメラ/サーモグラフィの製造だけに特化した企
業です。フリアーシステムズのサーマルカメラ/サーモグラフィ生産量で世界をリード
しています。
現在、
フリアーシステムズの赤外線サーマルカメラ/サーモグラフィは、電気機器/設
備の予知保全、建築、
オートメーション/工程管理、海事、
セキュリティをはじめ、あらゆ
る産業で活用されています。
5
2
赤外線サーマルカメラの原理
赤外線サーマルカメラは、電極スペクトルの赤外線部分に相当する熱放射を視覚化
し、計側するカメラです。
赤外線とは
人間の目は、可視光線をするよう設計された検知器です。可視光線は電磁スペクトル
のごくわずかな部分で、残りの電磁スペクトルは人間り眼には見えません。
1800年に天文学者フレデリック・ウィリアム・ハーシェルは太陽光をプリズムに透過さ
せ、可視光スペクトルを作り出し、色ごとに温度を計測しました。そして、紫から赤にか
けての部分の温度が高いことに気がつきました。
この後、
ハーシェルは赤色光の外側、
つまり色の見えない部分が、色のある部分の温
度よりも高いことを発見しました。ハーシェルはこの現象から、肉眼では捉えられない
赤外線の存在を発見しました。
6
赤外線放射は電磁スペクトルの可視部分とマイクロ波部分の間にあります。
赤外線放射の主な源は熱放射です。絶対零度(摂氏-273.15度または0ケルビン)を
超える温度の物体は赤外線を放射します。
とても冷たい氷でさえ赤外線を放射してい
ます。
マイクロ波
可視光線
ガンマ線
X線
紫外線
ラジオ波
赤外線
UHF
可視光線
VHF
赤外線
LW
SW
2
5
8
12マイクロメートル
私たちは赤外線放射を日常的に経験しています。太陽の光、火、
ラジエータなどから感
じられる熱はすべて赤外線です。人間の目には見えませんが、皮膚の神経はそれを感
じることができます。物体の温度が高いほど赤外線放射量は多くなります。
赤外線サーマルカメラ
物体が放射する赤外線エネルギー(A)は、光学機器(B)によって捉えられ、赤外線検出
素子(C)に送られます。検出素子は情報をセンサー(D)に送り、
センサーで画像を処理
します。センサーは検出素子から送られてくるデータをビューファインダーや、標準ビ
デオモニター、LCD画面で見られるよう画像(E)に変換します。
B
C
D
A
7
3
完全な暗闇でも海上での視界を確保
赤外線サーマルカメラの利点
海上で過ごす時間といえば、日常生活のストレスや心配事から解放される
楽しい時間を思い浮かべますが、夜間や荒天時の海上航行には大きな危険
が伴います。他の船舶との衝突や、岩礁への乗り上げなどで、船舶が損傷
し、ときには人命が奪われることもあります。こうした事故は、外海だけ
でなく、港湾での操船中に起きることもあります。
こうした危険に対する防御の第一線となるのは肉眼です。しかし、夜間や
荒天時の探知機として肉眼は最適とはいえません。海上の事故は船舶のみ
ならず乗客や乗員にも深刻な被害をもたらしかねません。こうした可能性
が現実になる前に潜在的な危険を検知する多くのツールが利用できます。
肉眼の画像
熱画像
熱画像:
夜間の視界確保に役立つツールのひとつが赤外線サーマルカメラです。サ
ーマルカメラは、鮮明な熱画像を生成するために照明を全く必要としない
ため、海上において非常に有効です。船舶に損傷を与え、ともすれば沈没
させるかもしれない海上の浮遊物、他の船舶、海上航路の状況、部位、橋
などをもれなく検知できます。夜間の操船や事故防止に役立つテクノロジ
ーは他にもありますが、サーマルカメラは他にはない特長を備えており、
既存のシステムを補完することにもなります。
赤外線サーマルカメラは短距離から中距離の危険検知に特に威力を発揮し
ます。今日、船上のセキュリティ確保は非常に重要です。サーマルカメラ
を使えば、遠くからでも周囲の状況を確認でき、入港時の操船支援や停泊
中の船上セキュリティ、近づいてくる船舶や人物を相手に気づかれずに監
視することが可能です。
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船舶向 赤外線サーマルカメラの用途
海難事故の救助活動
夜間入港時
船上のセキュリティ
夜間航行
海上に流出した油の検知
日中の航行
海氷の検知
海賊対策
9
毎年、海難事故で発見が遅れて命を落とす人が後をたちません。海難事故
は時間との闘いです。赤外線サーマルカメラは手遅れになる前に落水者を
発見する重要なツールです。
赤外線サーマルカメラは日中でも威力を発揮します。赤外線サーマルカメ
ラを使えば、肉眼で海霧を見通すことができ、日光の眩しさの影響も受け
ません。
光増幅
光増幅技術(I2テクノロジー)は、少量の可視光線を数千倍に増幅して、
夜間の視界を確保します。光増幅型のナイトビジョンは周囲のほんのわず
かな光で画像を生成できるため、雲のない夜は星灯りだけで画像を生成で
きますが、最低限の光が必要であるため、夜間の曇り空の下では撮影は困
難ですし、逆に光の量が多すぎても撮影できません。
赤外線サーマルカメラ:光源を直接
撮影すると飽和する。
サーモグラフィ:光の量に影響され
ない
航行灯
たとえ船舶の照明が十分でも、方位や距離の判断が非常に難しい場合があ
ります。特に、霧や雨で視界が悪くなると、航行灯はほとんど役立ちませ
ん。接近してくる船に気づくのが遅れて人命にかかわる事故につながるこ
ともあります。
レーダー
現在では実質上すべてのヨットにレーダーが搭載されています。レーダー
の限界は。検知した物体をスクリーン上の小さな点滅でしか表せないとい
う点です。赤外線サーマルカメラ状況を実際に肉眼で確認できるため、本
当に危険であるかどうかを判断するのに役立ちます。
10
4
お客様の声
フリアーシステムズの製品は、あらゆる産業分野で利用されています。弊社では、
どん
なお客様にも赤外線サーマルカメラの価値を実感していただけるような製品づくりを
常に心がけており、多くのお客様から満足の声を頂いています。
また、
お客様の多くが、
フリアーシステムズ製品の性能の高さ、人間工学に基づく使い
やすいデザインを高く評価されています。
この章では、
フリアーシステムズ製赤外線サーマルカメラのユーザーから寄せられた
声を紹介させていただきます。弊社では、赤外線サーマルカメラ技術とフリアーシス
テムズ製品の価値を実感しているお客様の声こそが、
どんな宣伝文句よりも説得力が
あると考えています
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ジェノヴァパイロット社は水先船にフリアーシステ
ムズの赤外線サーマルカメラを設置しています。
ジェノヴァパイロット社は、水先人の安全を第一に考えています。同社は、事故を回避
するあらゆる予防措置をとるだけでなく、落水事故が起きた際の救助措置にも重きを
置いています。この救助措置として、同社は水先船1隻に赤外線サーマルカメラを設
置することを決定しました。
FLIR M-シリーズを設置した水先船の船長は、その使い勝手のよさに非
常に満足していると言います。こうしたフィードバックを受けて、同社
は他の水先船にもフリアーシステムズの赤外線サーマルカメラを導入す
ることを決定しました。
水先船にはFLIR Mシリーズがレンズを下向きに設
置されている。
FLIR M-シリーズは、撮影時に光は一切不要。
水先船から商船への乗船は危険を伴う業務。転落事故が起きた場合でも、FLIR M-シリーズを使えば、完全な暗闇であ
っても海上に浮かんだ人間を簡単に発見できる。
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赤外線サーマルカメラは海氷の検知に威力を発
揮します。
フリアーシステムズは、
自社の船舶用赤外線サーマルカメラMシリーズの現
地試験を実施しました。この現地試験では、海氷が多く分布するグリーンラン
ド海域を横断し、遠隔集落に燃料を届ける耐氷船のブリッジの横に三脚を立
て、FLIR Mシリーズの2つのモデルを設置しました。
接近しつつある2つの氷山片を撮影した連続熱画像
海氷は周囲の海洋よりも温度が低いため、赤外線サーマルカメラを使え
ば、海氷の検知が可能です。さらに、周囲の海洋と海
氷には温度差だけでなく、放射率の差も存在します。
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フリアーシステムズの赤外線ナイトビジョンは
フェレッティ製ヨットに搭載されています。
個人所有のクルーザーやヨットにフリアーシステムズの赤外線ナイトビジョンを搭載
する人が増えています。イタリアの高級船舶メーカーであるフェレッティグループの会
長のノルベルト・フェレッティ氏は、赤外線ナイトビジョンの可能性をいち早く認識した
一人です。
港湾の熱画像
FLIR Mシリーズには、赤外線サーマルカメラ1台と
低照度カメラ1台が搭載されている。-
「フリアーシステムズの製品を
使い始めて、4~5年になります
が、赤外線サーマルカメラは船
舶の安全航行を確保するための
素晴らしいツールです。状況に
よってはレーダーよりも役立ち
ます。」
フェレッティグループの会長フ
ェレッティ氏
フェレッティグループのRiccardo Tebaldi氏は、
ハ
ンディタイプ赤外線ナイトビジョンHM シリーズを活
用しています。
フェレッティグループは世界有数の高級船舶メーカー
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赤外線サーマルカメラはボーデン湖上を往来す
る船舶の安全確保に貢献しています。
ボーデン湖は、
コンスタンス湖とも呼ばれ、
ドイツ、
オーストリア、
スイスの三国に囲ま
れた美しい湖です。年間数百人が船舶で往来する交通の要所でもあります。これらの
船舶の安全を守るレスキュー隊も数多く存在します。スイス沿岸を警備しているスイ
スライフセービング協会アルボン支局では、赤外線サーマルカメラFLIR Mシリーズ
を救助活動に利用しています。
Meyer氏はFLIR Mシリーズの詳細な熱画像をみて驚いた。
「FLIR Mシリーズの驚くほど鮮明な画像をみ
たとたん、
これだ、
と確信しました。」
「昼夜を問わず救助艇を配備できるよ
うにしたかったのです。夜間にサーチ
ライトだけで行なう救助活動は困難を
余儀なくされます。高性能なナイトビ
ジョンがあれば、救助艇を迅速に目的
地まで移動させて人や船舶を素早く救
助できます。時間短縮だけでなく、人
命救助にかかわる重大な問題でした。
」SLRGアルボンのEric Meyer氏。
FLIR Mシリーズは船室の屋根に設置されており、広
い撮影範囲をカバーする。
完全な暗闇でも高コントラストの熱画像に人物や船
舶が鮮明に映っている。
FLIR Mシリーズは船室に組み込まれたジョイスティ
ックコントロールユニットで操作する。
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フリアーシステムズで夜間も日中と同等の安全
が確保できます。
海や川は一歩間違えば危険な場所となりかねません。特に、夜間や荒天時には危険の
度合いは高まります。船舶同士の衝突や、船舶が橋脚や岩礁、漂流物にぶつかる事故
の多くは、暗闇や霧といった視界がよくないときに起こります。こうした事故により、船
舶が損傷し、
ときには人命が奪われることもあります。
肉眼の画像
熱画像
「アリュア号」に装備されたフリアーシステムズのサーマルカメラは、真っ暗闇でも、
どんな気象条件でも、
クリ
アな赤外線イメージを表示しどんなに細かいものでも見ることができます。
「赤外線サーマルカメラはレーダ
ーよりも簡単に使えるうえに、詳
細を鮮明に映し出します」
フリアーシステムズのサーマルカメラの画像は標準
的な液晶画面に映し出される。
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港や海上での衝突を避けるために
ゴールデンベイセメント社が使っているセメント運搬船は、積載重量4,500トンの
M.V. ゴールデンベイ号です。ゴールデンベイ号では、航行の安全向上のため、
サーマ
ルカメラを設置しました。赤外線サーマルカメラは、夜間の航行支援、船舶と乗員の安
全確保に役立っています。
フリアーシステムズのサーマルカメラはゴールデン
ベイのブリッジ上に取り付けられている。
ブリッジ内に設置されたサーマルカメラ操作に使
用するジョイスティックコントローラー.
コントローラー。4500トンのセメント運搬船 MV
ゴールデンベイ号
フリアーシステムズのサーマルカメラは、ブリッジ
に取り付けられた20インチの液晶画面に鮮明な画
像を映し出す。
「自分たちの安全だけでなく他の船そして他の船の乗員の安全にも心
を配っています。」とゴールデンベイ号の船長Robinson氏は述べて
います。「夜間の致命的な事故を回避するために、レーダーで検知で
きない小型船や物体を感知できる対策はないものかと探しました。」
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内陸河川の夜間航行の安全確保に赤外線サーマ
ルカメラが役立っています。
内陸河川には、操船の難しい閘門やカーブや幅の狭い水域があちらこちらにあります。こ
れまで内陸河川を航行する貨物船は夜間や霧で視界が悪い時、サーチライトを点灯して
周囲の状況確認を行っていました。
しかし現在ではフリアーシステムズのサーマルカメラ
を利用できます。
Bach氏は夜間に他の船とすれちがうときは主に
FLIR Mシリーズの映像を見ながら操船する。
FLIR Mシリーズは安全航行とバージの接岸に役立
つだけでなく、停泊中の侵入者の監視にも活躍する。
FLIR Mシリーズは見晴らしのよい位置から広域遠
距離を見逃す。
船室の屋根の上に設置されたFLIR Mシリーズで最
大源の視界を確保できる。
「同僚の一人が使っているのを
見たときに、私の船のバージに
もサーマルカメラが必要だと確
信したのです。」
貨物船の船長Rolf Bach氏
する。貨物船の船長Rolf Bach氏はFLIR Mシリ
ーズを実際に試してみてすぐに購入を決断した。
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FLIR Mシリーズはリスボンフェリーの事故防止
と乗客の安全確保に貢献しています。
ポルトガルの首都リスボンを流れるタグス川では、
フェリーをはじめ、多くの船舶が往
来します。暗闇や煙で視界が悪くなると、衝突事故の危険が高まります。新型のリスボ
ンフェリーには、他の船舶との衝突事故を回避するため、赤外線サーマルカメラFLIR
Mシリーズが取り付けられています。
カメラの位置が高いほど、状況
を広範囲に見通すことができる
ため、FLIR Mシリーズはポール
の先に取り付けられました
FLIR Mシリーズを搭載したリスボンフェリー。
肉眼の画像
熱画像
薄霧、煙、暗闇で視界が遮られるときでも、Mシリーズを使えば衝突事故を回避できる。
広範囲の状況を見渡せるように、赤外線サーマルカ
メラはポールの先に取り付けられた。
FLIR Mシリーズのコントロールユニットはブリッジ
に統合できる。
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赤外線サーマルカメラはネヴァ川の船舶の夜間
航行の安全確保に役立っています。
ネヴァ川は、
ロシアのサンクトペテルブルグを流れる美しい川です。長い冬の夜にネヴ
ァ川を航行するSunseeker社製ヨットにフリアーシステムズの赤外線サーマルカメ
ラが取り付けられています。
Sunseeker 社のヨットTortugaのブリッジにフリ
アーシステムズのサーマルカメラが取り付けられて
いる。
ロシアでは川で航行を楽しめるシーズンは短いた
め、ヨットオーナーは、シーズン中はできるだけ航
行を楽しみたいと考えている。
完全な暗闇
熱画像
「川や沿岸を航行していると
き、レーダーはそれほど役立ちま
せん。最新のボートは高速である
ため、レーダー画面を解析してい
る余裕はありません。サーマルカ
メラを使えば、リアルタイム映像
が見られるため、誰にでも迅速な
判断が可能です。」
TortugaのオーナーGorbunov氏と フリアーシステ
ムズの販売店Radio-Navigator のGrishin氏
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ノルウェーでは、海難救助にフリアーシステムズ
の赤外線サーマルカメラが利用されています。
夜間に海を航海したことがある人であれば、暗闇の中で視界が得られることがどれほ
ど重要かお分かりでしょう。
ノルウェーの海難救助隊(NSSR)
にとって、暗闇での視界
は、文字どおり、生と死を分ける分水嶺となるのです。
Gideon号の船橋でフリアーシステムズのMシリーズを操作す
るKent Andersen氏「使い始めてすぐに、フリアー社製カメ
ラの映像を頻繁にチェックするのが習慣になりました。」
NSSRの救助艇Gideon号のボランティアクルー
Andersen氏は、
フリアーシステムズのMシリーズ
の評判に違わぬ性能に非常に満足している。
低照度カメラでとらえた、4艘のカヌーを漕ぐ
人々
同じ4艘のカヌーをサーマルカメラで捕らえた映像。
漕ぎ手4人がくっきりと写し出されている。
「探索・救助艇にはフリアーシステムズのカメラを設置すべきです。」
と、探索救助監督官のRonny Pedersen氏は言います。「このカメラ
は、遅かれ早かれ、人命救助に活躍することになると私は確信していま
す。」
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フリアーシステムズの赤外線サーマルカメラは
海上での油の早期発見に威力を発揮します。
海上での油流出事故では、油をできるだけ迅速かつ効率的に検知しなければなりませ
ん。フリアーシステムズの赤外線サーマルカメラは油の早期発見に最適なツールで
す。
れた。没したディープ・ウォーター・ホライズンから流出した油の可視画像と熱画像。熱画像では油がはっきりと
確認できる。
赤外線サーマルカメラは、油と水の温度、反射率、そして放射率の違いに
基づき、油を検知します。まず、油は熱伝導性が高いため、日中は熱をす
ばやく吸収し、周囲の海水よりも温度が高くなります。そのため、油は赤
外線画像にホットスポットとして映し出されます。逆に、夜間では、油は
周囲の海水よりも熱を素早く奪われるため、油は海水より温度が低い部分
として映し出されるのです。
チャドのドバ油田から流出した原油。海は凪で日中、低角度から撮影された.
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Sunseeker製ヨットで活用されるフリアーシス
テムズの赤外線サーマルカメラ
Sunseeker社は、世界最高の品質を自他共に認める数少ないヨットメーカーの1つで
あり、そのブランドは全世界で強く支持されています。Sunseeker製ヨットにはフリア
ーシステムズの赤外線サーマルカメラをオプションとして搭載できます。
イギリス南部の港町プールのSunseekerの造船施
設で建造中の34メートルヨット
34メートルヨットのマスト最上部にサーマルカメラ
が搭載されている。
フライブリッジヨットに搭載されたフリアーシステム
ズのサーマルカメラ
Sunseekerの34メートルヨットの機能コンソール
のデザインの美しさを維持したまま統合されたジョ
イスティックコントロールユニット
「Sunseeker社にフリアーシステムズの赤外線サーマルカメラを紹介し
たところ、非常によい反応がすぐに返ってきました。サーマルカメラ技術
については耳にしたことがあったようでしたが、フリアーシステムズ製品
が映し出す熱画像の品質に非常に感銘を受けていました」フリアーシス
テムズの船舶向製品をイギリスで販売するShips Electronic Services
Ltd.のセールスディレクター、ポール・リース氏とリース氏”
23
5
フリアーシステムズ:赤外線サーマルカメラの
グローバル リーディングカンパニー
フリアーシステムズは業界最高クラスの赤外線サーマルカメラを製造しています。フ
リアーシステムズは、海上の過酷な操作環境で使える多彩な赤外線サーマルカメラを
ご用意しています。
FLIR MDシリーズ
MDシリーズは、夜間航行の安全確保、衝突回避、海難事故の救助活
動に最適な手頃な価格の固定型サーマルナイトビジョンです。取付け
や既存の電子機器との統合も簡単に行うことができます。
FLIR M-シリーズ
高性能で柔軟性/耐久性に優れたFLIR Mシリーズは、船舶向 赤外線
サーマルカメラのプレミアムモデルです。船舶の航行の安全確保、衝
突回避、
セキュリティ、捜索や救助などの幅広いニーズに合った多様
なセンサーと解像度で構成されます。設置、組込み、操作も簡単です。
FLIR Voyager(ボイジャー
Voyager II /Voyager IIIを使えば、他の船舶や危
険物を簡単に検出できます。連続光学ズームを備え
ているため、世界中の個人所有ヨット、警察船、貨物船
などに搭載され、海賊対策に貢献しています。
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FLIR MU / MVシリーズ
FLIR MU-シリーズには、最先端技術を使用した最
も高度な船舶向け赤外線サーマルカメラを使用し
ています。ジャイロ式姿勢安定機能を搭載した高
性能かつ長距離対応のマルチセンサー型 赤外線
サーマルカメラシステムです。最大4台のカメラを
備えることが可能で、サーモグラフィは冷却型又は非
冷却型検出素子を搭載したモデルからお選びいただけま
す。全機種に熱画像上で操作できる光学ズームが付いてい
ます。
ハンディタイプ 赤外線サーマルナイトビジョン
フリアーシステムズは、海上で使用できる船舶・ボート向 ハンディタイプサーマルナイ
トビジョンも各種ご用意しています。単眼又は双眼タイプ、多様な解像度のモデルか
らお選びいただけます。
FLIR M-/MLSシリーズ
FLIR HMシリーズ
FLIR BHMシリーズ
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6
赤外線サーマルカメラの多彩な用途
赤外線サーマルカメラのメリットが広く認識されるにつれて、
サーマル
カメラの製造台数はうなぎのぼりに増え、低価格化が進んでいます。
それに伴い、
さまざまな産業でサーマルカメラの新たな用途が開発さ
れています。フリアーシステムズではあらゆる用途に対応したカメラ
を提供しています。
船舶
フリアーシステムズの赤外線サーマルカメ
ラは、
ヨットや商業船舶の夜間の航行、船上
の保全、落水事故対応、対海賊警備などに使
われています。
監視・セキュリティ
空港、港湾、発電所、倉庫、住宅等の
安全監視や侵入者検知に赤外線サーマルカ
メラ が活用されています。
赤外線モジュール
フリアーシステムズは、他のメーカーが
自社製品に組み込むための、赤外線サーモ
グラフィの様々な中核部品も販売していま
す。
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建築物診断
建築物診断のプロフェッショナルは、赤外線
サーモグラフィを使って断熱損失やその他
の 建物関連の欠陥を探します。断熱損失を
特定 して修理すれば、
エネルギーコストを大
幅に 節約できます。
国境警備
国境警備のスペシャリストは、密輸業者やそ
の他の侵入者から国境を守っています。赤外
線サーマルカメラを使用すれば、完全な暗闇
でも20km先の侵入者を見つけることがで
きます。
研究開発
赤外線サーモグラフィは、基礎と応用の
両方の研究開発で重要な役割を果たして
います。設計サイクルをスピードアップ
できるため、製品をより早く市場に投入
できます。フリアーシステムズでは、研究
開発分野で求められる厳しい条件を満たす
極めて高性能な赤外線サーモグラフィを
製造しています。
電気機器・設備
製造業では、赤外線サーモグラフィは、電気・
機械設備の故障につながる可能性があるホ
ットスポットを見つけるために使われていま
す。異常を早期に検知できれば、操業停止を
回避し、
コストを減らすことができます。
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車両搭載
フリアーシステムズの赤外線サーマルカメ
ラは、運転手の視野を強化するため、車両に
も取り付けられています。サーモグラフィを
車両に取り付けることで、ヘッドライトの4
倍遠くまで見通すことができるようになりま
す。消防車、採掘車、軍用車などの特殊車両
にも設置されています。
オートメーション
赤外線サーモグラフィは、生産工程の継続的
な 監視や防火対策としても取り付けられて
います。
警備・監視
警官は気付かれずに相手を発見するために
赤外線サーマルカメラを使っています。全く
の暗闇の中でも、張り込みの場所を悟られ
ずに 容疑者を簡単に見つけることができま
す。
ガス漏れ検知
赤外線サーモグラフィを使えば、
ガス漏れも
簡単に検知できます。
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アウトドア
アウトドア愛好家は、赤外線サーマルカメラ
を携帯すれば、夜間でも周囲をクリアに見る
ことができます。
消防活動
赤外線サーマルカメラを使えば、火災現場
でも煙を見通すことができます。煙が充満
した部屋で要救助者を発見したり、確実に
消火したことを確認したりすることができ、
人々の生命と財産を守ることにつながりま
す。
Extech
フリアーシステムズは、Extechブランドの下
で、試験・計測機器の幅広いラインナップを
販売しています。
(日本国内では取扱いがご
ざいません。)
29
7
赤外線サーマルカメラメーカーを選ぶポイント
赤外線サーマルカメラの人気はここ数年で高まっていることから、
この市場
に多くのメーカーが参入しはじめています。
用途にかかわらず、赤外線サーマルカメラを選ぶ前に検討すべき点がいくつ
かあります。
用途に合わせた機種を選ぶ
多くの選択肢を提供しているメーカーを選びましょう。用途が違えば、必要な
サーマルカメラの種類も異なります。赤外線サーマルカメラを初めて使用す
る人とすでに使いこなしている人では、必要な機能は違います。画質も機種
によって千差万別です。信頼できるメーカーは、それぞれの用途に最適な赤
外線サーマルカメラを用意しています。
ニーズに合わせてアップグレードできるシステムを選ぶ
赤外線サーマルカメラの良さを実感すればするほど、
さらに高性能で多機能なサーマ
ルカメラが欲しくなるものです。最初に購入したサーマルカメラを下取りして、高性能
モデルを提供してくれるメーカーを選びましょう。用途によって、広角レンズや望遠レ
ンズが必要になる点も考慮しましょう。
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アフターサービス
お客様のシステムとして稼働
を開始したサーモグラフィは、
重要な機器となります。問題
が生じた場合、最短の時間で
問題を解決できるメーカーを
選びましょう。
トレーニング
赤外線サーマルカメラ/サーモグラフ
ィは、
ビデオカメラと同じように簡単に
使えます。
しかし、正しく使用するため
に知っておかなければならないことが
あります。サーマルカメラを最大限に
活用するために必要な基本的又は専
門的トレーニングを提供しているメー
カーを選びましょう。
31
8
お客様の声をお聞かせください
本書には、
フリアーシステムズの赤外線サーマルカメラ/サーモグラフィを実際に
お使いのお客様の声を掲載しています。
弊社では、お客様の声を常に募集しております。赤外線サーマルカメラ/サーモグラ
フィの興味深い導入事例やご感想がありましたら、是非、弊社までご連絡ください。
本書更新版に掲載させていただきます。
以下の用紙にご記入いただき、eメール(info@flir.jp)
またはファックス
(03-6721-6648)で送信してください。
企業名:
氏名
住所
郵便番号
都市名
国名
電話番号
用途
簡単な説明
32
Notes
33
Notes
34
35
フリアーシステムズジャパン株式会社
MA_0018_JP
〒141-0021
東京都品川区上大崎2-13-17
目黒東急ビル5F
電話:03-6721-6638
FAX:03-6721-2688
e-mail:info@flir.jp
www.flir.com
www.flir.com