H8SXファミリ用 E10A-USB エミュレータ ユーザーズマニュアル 別冊

お客様各位
カタログ等資料中の旧社名の扱いについて
2010 年 4 月 1 日を以って NEC エレクトロニクス株式会社及び株式会社ルネサステクノロジ
が合併し、両社の全ての事業が当社に承継されております。従いまして、本資料中には旧社
名での表記が残っておりますが、当社の資料として有効ですので、ご理解の程宜しくお願い
申し上げます。
ルネサスエレクトロニクス ホームページ(http://www.renesas.com)
2010 年 4 月 1 日
ルネサスエレクトロニクス株式会社
【発行】ルネサスエレクトロニクス株式会社(http://www.renesas.com)
【問い合わせ先】http://japan.renesas.com/inquiry
ご注意書き
1. 本資料に記載されている内容は本資料発行時点のものであり、予告なく変更することがあります。当社製品
のご購入およびご使用にあたりましては、事前に当社営業窓口で最新の情報をご確認いただきますとともに、
当社ホームページなどを通じて公開される情報に常にご注意ください。
2.
本資料に記載された当社製品および技術情報の使用に関連し発生した第三者の特許権、著作権その他の知的
財産権の侵害等に関し、当社は、一切その責任を負いません。当社は、本資料に基づき当社または第三者の
特許権、著作権その他の知的財産権を何ら許諾するものではありません。
3.
当社製品を改造、改変、複製等しないでください。
4.
本資料に記載された回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動作例、応用例を説
明するものです。お客様の機器の設計において、回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用す
る場合には、お客様の責任において行ってください。これらの使用に起因しお客様または第三者に生じた損
害に関し、当社は、一切その責任を負いません。
5.
輸出に際しては、「外国為替及び外国貿易法」その他輸出関連法令を遵守し、かかる法令の定めるところに
より必要な手続を行ってください。本資料に記載されている当社製品および技術を大量破壊兵器の開発等の
目的、軍事利用の目的その他軍事用途の目的で使用しないでください。また、当社製品および技術を国内外
の法令および規則により製造・使用・販売を禁止されている機器に使用することができません。
6.
本資料に記載されている情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、誤りがないことを保証するも
のではありません。万一、本資料に記載されている情報の誤りに起因する損害がお客様に生じた場合におい
ても、当社は、一切その責任を負いません。
7.
当社は、当社製品の品質水準を「標準水準」
、
「高品質水準」および「特定水準」に分類しております。また、
各品質水準は、以下に示す用途に製品が使われることを意図しておりますので、当社製品の品質水準をご確
認ください。お客様は、当社の文書による事前の承諾を得ることなく、「特定水準」に分類された用途に当
社製品を使用することができません。また、お客様は、当社の文書による事前の承諾を得ることなく、意図
されていない用途に当社製品を使用することができません。当社の文書による事前の承諾を得ることなく、
「特定水準」に分類された用途または意図されていない用途に当社製品を使用したことによりお客様または
第三者に生じた損害等に関し、当社は、一切その責任を負いません。なお、当社製品のデータ・シート、デ
ータ・ブック等の資料で特に品質水準の表示がない場合は、標準水準製品であることを表します。
標準水準:
コンピュータ、OA 機器、通信機器、計測機器、AV 機器、家電、工作機械、パーソナル機器、
産業用ロボット
高品質水準: 輸送機器(自動車、電車、船舶等)、交通用信号機器、防災・防犯装置、各種安全装置、生命
維持を目的として設計されていない医療機器(厚生労働省定義の管理医療機器に相当)
特定水準:
航空機器、航空宇宙機器、海底中継機器、原子力制御システム、生命維持のための医療機器(生
命維持装置、人体に埋め込み使用するもの、治療行為(患部切り出し等)を行うもの、その他
直接人命に影響を与えるもの)(厚生労働省定義の高度管理医療機器に相当)またはシステム
等
8.
本資料に記載された当社製品のご使用につき、特に、最大定格、動作電源電圧範囲、放熱特性、実装条件そ
の他諸条件につきましては、当社保証範囲内でご使用ください。当社保証範囲を超えて当社製品をご使用さ
れた場合の故障および事故につきましては、当社は、一切その責任を負いません。
9.
当社は、当社製品の品質および信頼性の向上に努めておりますが、半導体製品はある確率で故障が発生した
り、使用条件によっては誤動作したりする場合があります。また、当社製品は耐放射線設計については行っ
ておりません。当社製品の故障または誤動作が生じた場合も、人身事故、火災事故、社会的損害などを生じ
させないようお客様の責任において冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計等の安全設計およびエージン
グ処理等、機器またはシステムとしての出荷保証をお願いいたします。特に、マイコンソフトウェアは、単
独での検証は困難なため、お客様が製造された最終の機器・システムとしての安全検証をお願いいたします。
10.
当社製品の環境適合性等、詳細につきましては製品個別に必ず当社営業窓口までお問合せください。ご使用
に際しては、特定の物質の含有・使用を規制する RoHS 指令等、適用される環境関連法令を十分調査のうえ、
かかる法令に適合するようご使用ください。お客様がかかる法令を遵守しないことにより生じた損害に関し
て、当社は、一切その責任を負いません。
11.
本資料の全部または一部を当社の文書による事前の承諾を得ることなく転載または複製することを固くお
断りいたします。
12.
本資料に関する詳細についてのお問い合わせその他お気付きの点等がございましたら当社営業窓口までご
照会ください。
注 1.
本資料において使用されている「当社」とは、ルネサスエレクトロニクス株式会社およびルネサスエレク
トロニクス株式会社がその総株主の議決権の過半数を直接または間接に保有する会社をいいます。
注 2.
本資料において使用されている「当社製品」とは、注 1 において定義された当社の開発、製造製品をいい
ます。
User’s Manual
H8S、H8SXファミリ用 E10A-USB エミュレータ
ユーザーズマニュアル 別冊
H8SX/1527F、H8SX/1525F、H8SX/1582F、
H8SX/1527RF ご使用時の補足説明
ルネサスマイクロコンピュータ開発環境システム
H8SXファミリ/ H8SX/1500シリーズ
E10A-USB for H8SX/1527F HS1527KCU01HJ
www.renesas.com
Rev.5.00 2007.11
本資料ご利用に際しての留意事項
1. 本資料は、お客様に用途に応じた適切な弊社製品をご購入いただくための参考資料であり、本資料
中に記載の技術情報について弊社または第三者の知的財産権その他の権利の実施、使用を許諾また
は保証するものではありません。
2. 本資料に記載の製品データ、図、表、プログラム、アルゴリズムその他応用回路例など全ての情報
の使用に起因する損害、第三者の知的財産権その他の権利に対する侵害に関し、弊社は責任を負い
ません。
3. 本資料に記載の製品および技術を大量破壊兵器の開発等の目的、軍事利用の目的、あるいはその他
軍事用途の目的で使用しないでください。また、輸出に際しては、「外国為替及び外国貿易法」
その他輸出関連法令を遵守し、それらの定めるところにより必要な手続を行ってください。
4. 本資料に記載の製品データ、図、表、プログラム、アルゴリズムその他応用回路例などの全ての
情報は本資料発行時点のものであり、弊社は本資料に記載した製品または仕様等を予告なしに変更
することがあります。弊社の半導体製品のご購入およびご使用に当たりましては、事前に弊社営業
窓口で最新の情報をご確認頂きますとともに、弊社ホームページ(http://www.renesas.com)などを
通じて公開される情報に常にご注意下さい。
5. 本資料に記載した情報は、正確を期すため慎重に制作したものですが、万一本資料の記述の誤りに
起因する損害がお客様に生じた場合においても、弊社はその責任を負いません。
6. 本資料に記載の製品データ、図、表などに示す技術的な内容、プログラム、アルゴリズムその他
応用回路例などの情報を流用する場合は、流用する情報を単独で評価するだけでなく、システム
全体で十分に評価し、お客様の責任において適用可否を判断して下さい。弊社は、適用可否に
対する責任は負いません。
7. 本資料に記載された製品は、各種安全装置や運輸・交通用、医療用、燃焼制御用、航空宇宙用、
原子力、海底中継用の機器・システムなど、その故障や誤動作が直接人命を脅かしあるいは人体に
危害を及ぼすおそれのあるような機器・システムや特に高度な品質・信頼性が要求される機器・
システムでの使用を意図して設計、製造されたものではありません(弊社が自動車用と指定する
製品を自動車に使用する場合を除きます)。これらの用途に利用されることをご検討の際には、
必ず事前に弊社営業窓口へご照会下さい。なお、上記用途に使用されたことにより発生した損害等
について弊社はその責任を負いかねますのでご了承願います。
8. 第7項にかかわらず、本資料に記載された製品は、下記の用途には使用しないで下さい。これらの
用途に使用されたことにより発生した損害等につきましては、弊社は一切の責任を負いません。
1)生命維持装置。
2)人体に埋め込み使用するもの。
3)治療行為(患部切り出し、薬剤投与等)を行なうもの。
4)その他、直接人命に影響を与えるもの。
9. 本資料に記載された製品のご使用につき、特に最大定格、動作電源電圧範囲、放熱特性、実装条件
およびその他諸条件につきましては、弊社保証範囲内でご使用ください。弊社保証値を越えて製品
をご使用された場合の故障および事故につきましては、弊社はその責任を負いません。
10.弊社は製品の品質および信頼性の向上に努めておりますが、特に半導体製品はある確率で故障が
発生したり、使用条件によっては誤動作したりする場合があります。弊社製品の故障または誤動作
が生じた場合も人身事故、火災事故、社会的損害などを生じさせないよう、お客様の責任において
冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計などの安全設計(含むハードウエアおよびソフトウエ
ア)およびエージング処理等、機器またはシステムとしての出荷保証をお願いいたします。特に
マイコンソフトウエアは、単独での検証は困難なため、お客様が製造された最終の機器・システム
としての安全検証をお願い致します。
11.本資料に記載の製品は、これを搭載した製品から剥がれた場合、幼児が口に入れて誤飲する等の
事故の危険性があります。お客様の製品への実装後に容易に本製品が剥がれることがなきよう、
お客様の責任において十分な安全設計をお願いします。お客様の製品から剥がれた場合の事故に
つきましては、弊社はその責任を負いません。
12.本資料の全部または一部を弊社の文書による事前の承諾なしに転載または複製することを固く
お断り致します。
13.本資料に関する詳細についてのお問い合わせ、その他お気付きの点等がございましたら弊社営業
窓口までご照会下さい。
目次
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1.1
E10A-USB エミュレータの構成品 .......................................................................................................1
1.2
E10A-USB エミュレータとユーザシステムの接続 ...........................................................................3
1.3
ユーザシステムコネクタのピン配置...................................................................................................4
1.4
E10A-USB の接続例...............................................................................................................................5
2.
E10A-USB エミュレータソフトウェア仕様
2.1
E10A-USB エミュレータと H8SX/1527F、H8SX/1525F、H8SX/1582F、H8SX/1527RF の
1
9
相違点......................................................................................................................................................9
2.2
H8SX/1527F E10A-USB エミュレータ特有機能および注意事項 ...................................................11
2.2.1
2.2.2
2.2.3
2.2.4
2.2.5
2.2.6
2.2.7
E10A-USB エミュレータのドライバ選択 .......................................................................11
Break Condition 機能 ..........................................................................................................11
[ブレーク設定]ダイアログボックス設定時の注意事項 ................................................13
シーケンシャルブレーク機能 ..........................................................................................13
JTAG クロック(TCK)使用時の注意事項....................................................................14
トレース機能 ......................................................................................................................14
パラレル転送について ......................................................................................................14
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1.1
E10A-USB エミュレータの構成品
H8SX/1527F E10A-USB エミュレータは、H8SX/1527F、H8SX/1525F、H8SX/1582F、H8SX/1527RF
(特に説明上違いがない場合、以後 MCU と示します)をサポートしています。
表 1.1 に、E10A-USB エミュレータの構成品を示します。
1
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1.
表 1.1
ハードウェア
分類
品名
エミュレータ本体
E10A-USB エミュレータの構成品
構成品外観
数量
1
備考
HS0005KCU01H
縦:65.0 mm、横:97.0 mm、
高さ:20.0 mm、質量:72.9 g
または
HS0005KCU02H[注 1]
縦:65.0 mm、横:97.0 mm、
高さ:20.0 mm、質量:73.7 g
ユーザインタフェース
ケーブル
ソフトウェア
1
14 ピンタイプ
USB ケーブル
1
長さ:150 cm、質量:50.6 g
H8SX/1527F E10A-USB
エミュレータ
セットアップ
プログラム
1
HS0005KCU01SR
長さ:20 cm、質量:33.1 g
H8S、H8SX ファミリ用
E10A-USB エミュレータ
ユーザーズマニュアル
HS0005KCU01HJ-H8S
HS0005KCU01HE-H8S
別冊 H8SX/1527F、
H8SX/1525F、
H8SX/1582F、
HS1527KCU01HJ
HS1527KCU01HE
H8SX/1527RF
ご使用時の補足説明[注2]
HS0005KCU01H,
HS0005KCU02H テスト
プログラムマニュアル
【注】 1.
2.
2
HS0005TM01HJ
HS0005TM01HE
(CD-R で提供)
HS0005KCU02H をご購入した場合 36 ピンケーブルが付属しておりますが、このマイコンでは使用
できません。
その他 E10A-USB でサポートしている MCU の個別マニュアルが収録されています。
対象 MCU を確認の上、対象となる個別マニュアルをご参照ください。
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
E10A-USB エミュレータとユーザシステムの接続
1.2
E10A-USB エミュレータを接続するためには、ユーザシステム上に、ユーザインタフェースケーブ
ルを接続するためのコネクタを実装する必要があります。ユーザシステム設計の際、本マニュアルに
記載の接続コネクタとチップ間の推奨回路を参考にしてください。
また、ユーザシステム設計の際には、H8S、H8SX ファミリ用 E10A-USB エミュレータユーザーズ
マニュアルおよび関連デバイスのハードウェアマニュアルを必ずお読みになってください。
•
図 1.1
ユーザシステムコネクタの 8,9,10,12,13,14 ピンは PCB 上でしっかりと GND に接続してく
ださい。電気的な GND として使用する他、E10A-USB エミュレータがユーザシステムコ
ネクタの接続を監視するためにも使用しています。ユーザシステムコネクタのピン配置
には注意してください。
14 ピンストレートタイプコネクタ使用時のユーザシステム側のユーザインタフェース
ケーブル接続方法
【注】 14 ピンタイプコネクタのピンの数え方は E8 エミュレータと異なりますが、物理的な配置
は同じです。
【留意事項】
ユーザシステムコネクタの周囲 3mm 四方に他の部品を実装しないでください。
警告
ユーザインタフェースケーブルの GND 線は、必ずユーザシステムの GND にネジ等で固定
してください。
誤って GND 以外に接続または接触した場合、過電流による発煙・発火の可能性がありま
す。
またユーザシステム、エミュレータ、ホスト PC 損傷の可能性があります。
3
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1.3
ユーザシステムコネクタのピン配置
ユーザシステムコネクタのピン配置を図 1.2 に示します。
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図 1.2
4
ユーザシステムコネクタのピン配置
1.
1.4
エミュレータとユーザシステムとの接続について
E10A-USB の接続例
以下に接続例を示します。
OOࡇ࠶࠴RKPࠦࡀࠢ࠲
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図 1.3
E10A-USB の接続例
5
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
【留意事項】
1. P34/TRST#、P37/TCK、P35/TMS、P63/TDO、P36/TDI 端子を、E10A-USB エミュレー
タが占有して使用します。E10A-USB エミュレータと MCU の端子をプルアップした上、
ユーザシステムコネクタに結線してください。
/%7
࡙࡯ࠩࠪࠬ࠹ࡓ
ࠦࡀࠢ࠲
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ࡇࡦ
図 1.4
2.
E10A-USB エミュレータと MCU の接続
MCU の EMLE 端子は、E10A-USB エミュレータを接続して使用する場合は”プルアップ”
し、接続しない場合は、”グランド”に結線してください。
/%7
8EE
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'/.'
図 1.5
6
E10A-USB エミュレータと EMLE 端子
1.
3.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
ユーザシステムコネクタの 4 ピンの RES(in)#端子は E10A-USB エミュレータが MCU に
対して出力する信号線です。
ユーザ論理のリセット回路と 4 ピンの RES(in)#端子を図 1.6
のようにして、MCU の RES#端子に結線してください。また、ユーザシステムコネクタ
の 7 ピンの RES(out)#端子は E10A-USB エミュレータが MCU の RES#端子をモニタする
信号線です。プルアップの上、ユーザシステムコネクタの 7 ピンに結線してください。
8EE
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8EE
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KP
Mǡ
4'5
ࡇࡦ4'5
QWV
図 1.6
RES#端子の結線
4.
ユーザシステムコネクタの 8,9,10,12,13,14 ピン GND は、ユーザシステムの”グランド”
に接続してください。
5.
ユーザシステムコネクタの 11 ピン Vcc は、ユーザシステムの Vcc(電源)に接続してく
ださい。ユーザシステムコネクタの Vcc への入力可能電圧は、マイコンの保証範囲内で
す。
6.
MCU と E10A-USB エミュレータを接続して使用する場合、以下の端子機能が使用できま
せん。
表 1.2
使用できない端子機能
H8SX/1527F、H8SX/1582F、H8SX/1527RF
P63,P34∼P37
H8SX/1525F
P63,P34∼P37
IRQ11-B#
IRQ11-B#
PO12∼PO15
―
TIOCA1∼TIOCA2,TIOCB1∼TIOCB2,TCLKC,TCLKD
―
なお、"#"は Low レベルで有効な信号を示します。
7
1.
8
エミュレータとユーザシステムとの接続について
2.
E10A-USB エミュレータソフトウェア仕様
2.1
E10A-USB エミュレータと H8SX/1527F、H8SX/1525F、
H8SX/1582F、H8SX/1527RF の相違点
(1)
E10A-USBエミュレータは、システム起動時に汎用レジスタやコントロールレジスタの一部
を初期化していますので注意してください(表2.1)。なお、デバイスの初期値は不定です。
ワークスペースから起動する場合は、セッションで保存されている値が表示されます。
表2.1で記述されているレジスタはCPUリセットコマンドを発行してもPC、CCR値以外は変更
されません。
もしER7(SP)が奇数値になってしまった場合レジスタウィンドウから修正する必要がありま
す。
表 2.1
状態
E10A-USB エミュレータでのレジスタ初期値
レジスタ名
E10A-USB エミュレータ PC
起動時
ER0∼ER6
(POWER ON)
ER7 (SP)
CCR
EXR
VBR
SBR
MACH
MACL
H8SX/1527F、H8SX/1525F、H8SX/1582F、
H8SX/1527RF 使用時
ベクタアドレステーブル中のリセットベクタ値
H'0
H'10
I マスクは 1、その他は不定
H'7F
H'0
H'FFFFFF00
H'0
H'0
(2)
システムコントロールレジスタ
E10A-USBエミュレータでは[IO]ウィンドウから内蔵I/Oレジスタにアクセスできますが、シ
ステムコントロールレジスタに書き込む際には注意が必要です。E10A-USBエミュレータ
は、ブレーク時にシステムコントロールレジスタの値を退避して、ユーザプログラム実行時
に戻します。したがって、ブレーク中は[IO]ウィンドウでシステムコントロールレジスタの
書き換えは行わないでください。
(3)
エミュレーション実行中のメモリアクセス
エミュレーション実行中にメモリの内容を参照、変更する場合、ユーザプログラムを一時的
に停止させています。したがって、リアルタイム性がなくなります。
(4)
E10A-USBエミュレータは、1.3章「図1.2」に示す端子を使用して、MCUと通信を行います。
これらの信号は基本的には使用できません。
(5)
E10A-USBエミュレータ使用時、MCUの消費電力は数mA上昇します。これは、ユーザシステ
ム電源電圧に通信信号レベルを合わせるため、ユーザ電源でICを駆動しているためです。
9
2.
E10A-USB エミュレータソフトウェア仕様
(6)
デバッグで使用したMCUは製品に使用しないでください。フラッシュメモリの書き換え回数
が多くなると、リテンション問題により、数日放置しておいた場合データが消えることがあ
ります。
フラッシュメモリの書き換え回数が多くなるとデータが消えなくなります。エラーメッセー
ジが表示された場合、新しいMCUと交換してください。
(7)
MCU動作モード
E10A-USBエミュレータは、モード3(シングルチップ起動モード)で使用してください。
(8)
Writing Flash memoryでのSum dataについて
"Writing Flash memory"モードで表示されるSum dataは全ROM領域のデータをバイト加算し
た値です。
(9)
ユーザプログラム実行時の注意事項
E10A-USBエミュレータはフラッシュ書込み時(Go、Step In、Step Out、Step Over)にフラッシ
ュメモリレジスタを使用するので設定値が書き換わります。
(10)
フラッシュメモリ書込み時の注意事項
Goなどの実行時に行われるフラッシュメモリ書込み中にメモリウィンドウから書き換えを
行った場合、実際の書き換えは行われません。そのためメモリウィンドウ上では正しい内容
が表示されません。
(11)
エミュレータ接続時の[システムクロック]ダイアログボックス設定値について
[システムクロック]ダイアログボックスでは、ご使用の発振器の周波数をそのまま入力して
ください。(デバイスによってはPLL回路により逓倍する場合もありますがその場合も同様に
発振器の周波数を入力してください)
図 2.1
[システムクロック]ダイアログボックス
(12)
モジュールストップ機能(MSTPCRC)に関する制限事項
エミュレータは内蔵RAMを使用しています。そのため、エミュレータ使用時はMSTPC0、
MSTPC1ビットを1に設定しないでください。
(13)
内蔵フラッシュメモリ書き込み/消去のエミュレーションについて
内蔵フラッシュメモリの書き込み/消去プログラムをコール中にブレーク処理は行えませ
ん。以下の処理は行えませんのでご注意ください。
•
STOPボタン
•
Watch機能の自動更新およびツールチップウォッチ
•
エミュレーション実行中のメモリ操作
10
2.
E10A-USB エミュレータソフトウェア仕様
H8SX/1527F E10A-USB エミュレータ特有機能および注
意事項
2.2
【留意事項】
1. デバッグで使用した MCU は製品に使用しないでください。
2. フラッシュメモリの書き換え回数が多くなると、リテンション問題により、数日放置し
ておいた場合、データが消えることがあります。
3. フラッシュメモリの書き換え回数が多くなると、データが消えなくなります。エラーメ
ッセージが表示された場合、新しい MCU と交換してください。
2.2.1
E10A-USB エミュレータのドライバ選択
表 2.2 に、[ドライバ]ダイアログボックスで選択するドライバを示します。
表 2.2
製品型名とドライバ対応表
製品型名
ドライバ
HS0005KCU01H, HS0005KCU02H
2.2.2
(1)
Renesas E-Series USB Driver
Break Condition 機能
Break Condition 条件
H8SX/1527F E10A-USBエミュレータは、Break Condition 1,2,3,4のBreak Conditionの条件を設
定することができます。表2.3にBreak Conditionの条件の内容を示します。
表 2.3
項番
Break Condition 条件
Break Condition の条件
説明
1
アドレスバス条件
MCU のアドレスバスの値が一致したときにブレークします。
プリフェッチアドレス実行前ブレーク、実行後ブレークの選択が可能です。
[User Mask]を選択した場合に、マスク値″*″を設定可能です。
マスクを行ったビットは、どんな値でも条件が成立することになります。
2
データバス条件
MCU のデータバスの値が一致したときにブレークします。
バイト、ワード、ロングワードアクセスのデータサイズを指定できます。
[User Mask]を選択した場合に、マスク値″*″を設定可能です。
マスクを行ったビットは、どんな値でも条件が成立することになります。
3
バスマスタ条件
設定した DATA,DTC,DMA サイクルの値が一致したときにブレークしま
す。
4
リードライト条件
リード、ライトサイクルでブレークします。
5
実行回数条件
Break Condition 1 で指定した条件はここで指定した実行回数条件成立後に
ブレークします。
11
E10A-USB エミュレータソフトウェア仕様
2.
表 2.4 に[Break Condition]ダイアログボックスで設定できる条件について示します。
表 2.4
[Break Condition]ダイアログボックスで設定できる条件
条件
ダイアログボックス
アドレスバス条件
データ条件
バスマスタ条件
リード、ライト条件
実行回数条件
[Break Condition 1]
ダイアログボックス
○
○
○
○
○
[Break Condition 2]
ダイアログボックス
○
×
○
○
×
[Break Condition 3]
ダイアログボックス
○
×
○
○
×
[Break Condition 4]
ダイアログボックス
○
×
○
○
×
【注】 ○は、ダイアログボックスのラジオボタンをチェックすることにより、設定できることを表します。
表 2.5 に BREAKCONDITION_SET コマンドで設定できる条件について示します。
表 2.5
BREAKCONDITION_SET コマンドで設定できる条件
条件
アドレスバス条件
データ条件
バスマスタ条件
リード、ライト条件
(オプション
(オプション
(オプション
(オプション
実行回数条件
(オプション
チャネル
<addropt>)
<dataopt>)
<accessopt>)
<r/wopt>)
<countopt>)
Break Condition
チャネル 1
○
○
○
○
○
Break Condition
チャネル 2
○
×
○
○
×
Break Condition
チャネル 3
○
×
○
○
×
Break Condition
チャネル 4
○
×
○
○
×
【注】 ○は、BREAKCONDITION_SET コマンドで設定できることを表します。
(2)
Break Condition条件設定時の注意事項
− Break Condition は Step In、Step Over、Step Out 使用時は無効です。
− ブレークポイントが設定されている命令を実行する際に、Break Condition の条件は無効と
なります。
− STEP OVER 機能を使用するときは、ブレークポイントの設定と Break Condition の設定は無
効となります。
− Break Condition チャネル 4 設定は Go to Cursor 使用時は無効です。
12
2.
2.2.3
E10A-USB エミュレータソフトウェア仕様
[ブレーク設定]ダイアログボックス設定時の注意事項
(1)
指定アドレスが奇数のときは、偶数に切り捨てます。
(2)
ブレークポイントは命令を置き換えることにより実現するので、フラッシュメモリ/RAM領
域にだけ設定できます。ただし、次に示すアドレスには指定できません。
• フラッシュメモリ/RAM 以外の領域
• E10A-USB エミュレータ用プログラム占有領域
(3)
ステップを実行している間は、ブレークポイントは無効です。
(4)
ブレークポイントが設定されている命令を実行する際、実行を開始した直後のみBreak
Conditionは無効です。したがって、実行を開始した直後にBreak Conditionの条件が成立して
もブレークしません。
(5)
ブレークポイントで停止後、再度そのアドレスから実行を再開した場合、1度そのアドレス
をシングルステップにより実行してから実行を継続するので、リアルタイム性はなくなりま
す。
(6)
STEP OVER機能を使用するときは、ブレークポイントの設定とBreak Conditionの設定は無効
となります。
2.2.4
シーケンシャルブレーク機能
2~4 チャネルの複数の Break Condition 条件が一致した場合にユーザプログラムを停止させます。
[コ
ンフィグレーション]ダイアログボックスの[エミュレーションモード]ドロップダウンリストボック
スで設定が可能です。
表 2.6
シーケンシャルブレーク条件
シーケンシャルブレーク条件
説明
シーケンシャルブレーク 2-1
Break Condition 2,1 の順に条件が成立した時のみユーザプログラムを停
止します。Break Condition 1,2 の設定が必要です。
シーケンシャルブレーク 3-2-1
Break Condition 3,2,1 の順に条件が成立した時のみユーザプログラムを
停止します。Break Condition 1,2,3 の設定が必要です。
シーケンシャルブレーク 4-3-2-1
Break Condition 4,3,2,1 の順に条件が成立した時のみユーザプログラム
を停止します。Break Condition 1,2,3,4 の設定が必要です。
【注】 シーケンシャルブレーク 4-3-2-1 設定時は Go to Cursor を使用できません。
13
2.
E10A-USB エミュレータソフトウェア仕様
2.2.5
JTAG クロック(TCK)使用時の注意事項
JTAG クロック(TCK)をご使用の場合、JTAG クロック(TCK)の周波数は、システムクロック
以下としてください。
2.2.6
トレース機能
H8SX/1527F E10A-USB エミュレータのトレース機能は、MCU に内蔵されている 8 分岐命令トレー
ス機能を使用していますので、ユーザプログラムをリアルタイムに動作させてトレース取得を行えま
す。分岐命令トレース機能では、分岐元/分岐先アドレス、ニモニック、オペランドおよびソース行
を表示します。
2.2.7
(1)
パラレル転送について
本エミュレータではDTCパラレル転送を用いたユーザ実行中のメモリアクセスのサポート
を行っています。DTCパラレル転送を有効にするには[コンフィグレーション]ダイアログボ
ックスから[パラレル]を[有効]に設定してください。
図 2.2
[コンフィグレーション]ダイアログボックス
[パラレル]グループボックス:ユーザプログラム実行中のメモリアクセス設定を選択します。
表 2.7
14
[パラレル]グループボックス
無効
メモリアクセスにエミュレータデバッグ機能(DTC パラレル転送)を使用しません。
ショートブレークが発生します。(初期値)
有効
メモリアクセスにエミュレータデバッグ機能(DTC パラレル転送)を使用します。
2.
(2)
E10A-USB エミュレータソフトウェア仕様
DTCパラレル転送設定時の制限事項について
• DTC パラレル転送中にリザーブエリアへアクセスした場合、DMA アドレスエラーが発生
します。必ずユーザプログラム上で CPU アドレスエラー、DMA アドレスエラー割込み例
外処理の設定を行ってください。
• ソフトウェアスタンバイ中は、DTC パラレル転送によるメモリアクセスを禁止していま
す。以降、H’FF と表示されます。DTC パラレル転送中にソフトウェアスタンバイに移行
した場合、それ以降 DTC パラレル転送は正常に動作しません。再度 DTC パラレル転送を
使用する場合は、エミュレータを再接続してください。
• IO レジスタ(IO エリア)を DTC パラレル転送でアクセスする場合、H’FFFF00∼H’FFFF1F
のアドレスはメモリアクセスを禁止しています(H’FF と表示されます)。
• DTC パラレル転送中に、ユーザプログラム実行中のブレークポイント、ブレークコンデ
ィションによる停止が発生した場合、それ以降 DTC パラレル転送が正常に動作しません。
ダイアログが表示されます。再度 DTC パラレル転送を使用する場合は、エミュレータを
再接続してください。
• リザーブ/外部空間エリアについて、外部空間設定の場合はメモリアクセス可能です。リ
ザーブエリアのみの場合は H’FF と表示されます。
図2.3はユーザプログラム実行中に各エリアがアクセス可能または不可能を表します。
アドレスエリアマップ
DTCパラレル転送無効(ショートブレーク)
リード
ライト
DTCパラレル転送有効
リード
ライト
フラッシュメモリ
可能
可能 ※1
可能
不可 ※1
リザーブ/
外部空間エリア
可能 ※2
可能 ※3
不可 ※4, ※6
不可 ※4, ※6
内蔵RAM
可能
可能
可能
可能
リザーブ/
外部空間エリア
可能 ※2
可能 ※3
不可 ※4, ※6
不可 ※4, ※6
内蔵I/Oエリア
可能
可能
可能 ※5
可能 ※5
リザーブ/
外部空間エリア
可能 ※2
可能 ※3
不可 ※4, ※6
不可 ※4, ※6
内蔵I/Oエリア
可能
可能
可能 ※5
可能 ※5
※1:内部バッファの書き換えのみ行われます。実際にライトするタイミングは次のフラッシュライトの時です。
※2:外部空間エリアはメモリアクセス可能です。リザーブエリアは不定値が表示されます。
※3:外部空間エリアはメモリアクセス可能です。
※4:DMAアドレスエラーが発生するとDTCは転送を中断してしまう為、タイムアウトが発生します。
※5:レジスタによってDTCによるアクセスが可能、不可能があります(DTCの仕様です)。
※6:リザーブ/外部空間エリアでリザーブエリアにアクセスした場合、H'FFと表示されます。
外部空間エリアはメモリアクセス可能です。
図 2.3
各エリアにおけるパラレルアクセス状況
15
2.
16
E10A-USB エミュレータソフトウェア仕様
H8S、H8SX ファミリ用 E10A-USB エミュレータ
ユーザーズマニュアル 別冊
H8SX/1527F、H8SX/1525F、H8SX/1582F、H8SX/1527RF
ご使用時の補足説明
発行年月日 2005 年 1 月 17 日 Rev.1.00
2007 年 11 月 19 日 Rev.5.00
発 行 株式会社ルネサス テクノロジ 営業統括部
〒100-0004 東京都千代田区大手町 2-6-2
編 集 株式会社ルネサスソリューションズ
グローバルストラテジックコミュニケーション本部
カスタマサポート部
© 2007. Renesas Technology Corp., All rights reserved. Printed in Japan.
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‫ޥ‬212-0058
‫ޥ‬190-0023
‫ޥ‬980-0013
‫ޥ‬970-8026
‫ޥ‬312-0034
‫ޥ‬950-0087
‫ޥ‬390-0815
‫ޥ‬460-0008
‫ޥ‬541-0044
‫ޥ‬920-0031
‫ޥ‬730-0036
‫ޥ‬680-0822
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(03) 5201-5350
(044) 549-1662
(042) 524-8701
(022) 221-1351
(0246) 22-3222
(029) 271-9411
(025) 241-4361
(0263) 33-6622
(052) 249-3330
(06) 6233-9500
(076) 233-5980
(082) 244-2570
(0857) 21-1915
(092) 481-7695
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Colophon 7.0
H8S、 H8SX ファミリ用 E10A-USB エミュレータ
ユーザーズマニュアル 別冊
、
、
、
H8SX/1527F H8SX/1525F H8SX/1582F H8SX/1527RF ご使用時の補足説明
神奈川県川崎市中原区下沼部1753 〒211-8668
RJJ10B0192-0500