PwC Immigration News

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英国イミグレーションに関するアップデート
29 October 2012
Migration Advisory Committee (MAC)
Report
MACとは、政府が新たな移民政策の立案
や変更を検討する際、政府に対して助言を
行っている諮問機関であり、移民政策に関
して非常に大きな影響力を有している機関
です。
2012年10月17日、MACは現行のポイント
ベースシステムに関する調査書を政府に提
出しました。調査書は就労ビザのカテゴリ
ーであるTier 2の職務規定(Codes of
Practice ("COPs")を綿密に調査し、以下の
年収レベルに関する内容が含まれています。
Tier 2最低年収の設定について
近年、Tier 2ビザに定めらている職務規定
の更なる見直しについては英国国境局も重
要課題に位置づけており、今回のMACに
よる調査書は当該規定をより建設的に査定
するために活用される予定です。
現在、Tier 2ビザの申請が可能な各職務の
年収レベルは、2006年以降の国家統計局
"Annual Survey of Hours and Earnings"
("ASHE")による統計データ、及び各産業
の給与に関する統計データを基に設定され
ています。MACは現行Tier 2職務リスト中、
3分の2にあたる職務は引き続きASHEのデ
ータを基に、残りの3分の1の職種は公益企
業の年収レベル、及び"Income Data
Services"によるデータを基準に年収レベル
を決定するべきであるという見解を示しま
した。
今回のMACによる調査書で特に興味深い
点として、Tier 2ビザを申請する外国人就
労者の当該職務経験年数に応じ、最低年収
の差別化を勧めるよう助言したことが挙げ
られます。現在設定されている最低年収レ
ベルは、ASHEによる統計データに基き、
各職務に携わる就労者の統計化された年収
の25パーセンタイルに該当する額を採用
しています。
今後、MACは就労者の職務経験年数に応
じて以下の様に差別化することを提案して
います。


熟練就労者と位置づけられる職務歴が
3年以上の就労者には、引き続き25パ
ーセンタイルを適用する。
新卒レベルと位置づけられる職務歴が
3年未満の就労者には、10パーセンタ
イルを適用する。
政府がMACの助言を採用する場合、雇用
者にとっては年収設定の面で新卒者用のプ
ログラム等に、欧州経済領域外の新卒外国
人の採用が容易になる利点があります。但
し、当該就労者がTier 2(Long term)の初
回ビザの最長期間である3年を超えて従事
する場合、延長申請の時点で年収レベルが
上述の25パーセンタイルに該当する必要
があります。
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