ビジネスの第六感を科学する - ITpro

ビジネスの第六感を科学する
アビームコンサルティング株式会社
國本 修司
2013年 6月 12日
はじめに
需要予測の神様・ヒット商品の神様・顧客対応の神様など、
企業にはビジネスの第六感を効かせて活躍する“匠の人”が存在します。
ビジネスを成功させることはできても、成功した理由の説明は苦手。
そんな匠の構造を解き明かし、
誰もが匠に近づくために必要な仕組みを解説します。
2
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はじめに
分析軸
=
+
ビジネスの
第六感
3
科学する
盆栽
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アジェンダ
1.ビジネスの第六感とは?
2.“科学する” ということ
3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
4.五年後にむけて、今からやるべきこと
5.終わりに
4
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1.ビジネスの第六感とは?
5
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1.ビジネスの第六感とは?
私の第六感
こんな私ですが、日々の仕事で第六感が働くこともあります。
第六感には、その因果関係が分かるもの・分からないものが、
それぞれ存在しています。
私の第六感
バタフライ理論
なぜか、
上司に怒られそうな気がする・・・
上司
営業成績が上がっていないと・・・
月次レポートを見た上司が怒る
6
北京で蝶が羽ばたくと・・・
ニューヨークで竜巻が起こる
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1.ビジネスの第六感とは?
商品アナリストの洞察力
ある外資系小売の商品アナリストの方は、消費者が使っているシャンプー
の銘柄を的中させるという特技を持っていました。
実は・・・
匂いを嗅ぐ前に分かっている!
シャンプーの香り!?
•販売計画~実績
•マーケ+キャンペーン
•メーカーからの情報
•新商品・定番品・改良
分析軸
•ネット系
•SNS、ブログ
100%的中!
•店頭を回る
•ファッション雑誌を読む
•棚の横に張り付いて人間観察
無意識
のデータ
7
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1.ビジネスの第六感とは?
需要予測の神様
ほとんどの会社の需要予測部門には、必ず“神様”と崇められる方が
在籍されています。
なぜかヒット商品を連発する人、なぜか新規契約を獲得できる人、
なぜか消費者のクレームを沈静化させる人・・・
•販売計画~実績
•営業日報
•中期経営計画
•国別の販売動向
•生産計画・実績
ERP
CRM
E-Commerce
•マーケ+キャンペーン
•ネット系、SNS、ブログ
•気候
•店頭を回る
•棚の横に張り付いて人間観察
無意識
のデータ
最後は第六感
勘と経験かな・・・
売れる商品の企画
PLM
センサー
MES
8
発注量・タイミング
ブログ、SNS
勤怠
行動履歴
SFA
新規顧客の獲得
需要予測の神様
ヒット商品の神様
新規契約獲得の神様
クレーム沈静化の壷
クレーム沈静化の神様
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2.“科学する”ということ
9
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2.“科学する”ということ
第六感の科学には“分析軸の整理”が必須
特定の“人”に依存せず誰でも第六感を理解できるようにするためには、
入手した情報を分析軸に沿って整備することが必要となります。
第六感の思考回路
最後は第六感
勘と経験かな・・・
経営
計画
・理念
・中計
・年次
・予算
MES
PLM
ERP
・製造
指図
・生産
管理
・ロット
管理
・企画
・研究
開発
・会計
・販売
・物流
・購買
・生産
CRM
SFA
E-com
・顧客
・営業 merce
・コール ・日報
・商品
センター ・商品
・在庫
・クロス カタログ ・受注
セル
・訪問
・請求
・消費
実績 ・クリック
動向
分析
SNS
店舗
・ブログ ・棚割
・FB
・売上
・twitter ・販促
・日記 ・顧客層
・感想
・価格
・MD
行動
履歴
・位置
情報
・滞在
時間
・購買
履歴
天候
・天気
・災害
・台風
・地震
人間
観察
・性別
情報を入手
・世代
分析軸に沿った情報整備
分析軸
・趣味
・趣向
・色
分析軸に整理
分析軸
考える
発注量・タイミング
新規顧客の獲得
結論
売れる商品の企画
10
クレーム沈静化の壷
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2.“科学する”ということ
分析軸を整理するため、3つの目的に分けてみる
分析軸に沿って情報整備するため、3つの目的に分けて考えます。
目的1:見える化
・・・ 複数の業務・組織・システムを跨って共通の軸を定義する
目的2:業務標準化 ・・・ 業務プロセスを標準化し、現場の作業レベルまでも揃える
目的3:IT資産活用
・・・ 既存のIT資産を活用しつつ、分析軸に沿った形に加工する
目的1 「見える化」
目的2 「業務標準化」
共通の分析軸を揃える
業務・部門を跨る現場レベルの連携
経営
計画
・理念
・中計
・年次
・予算
目的3 「IT基盤担保」
古いIT資産を再構築する
MES
PLM
ERP
・製造
指図
・生産
管理
・ロット
管理
・企画
・研究
開発
・会計
・販売
・物流
・購買
・生産
CRM
SFA
E-com
SNS
店舗
・顧客
・営業 merce ・ブログ ・棚割
・コール ・日報
・FB
・売上
・商品
センター ・商品
・在庫 ・twitter ・販促
・クロス カタログ ・受注
・日記 ・顧客層
セル
・訪問
・感想
・価格
・請求
・消費
実績 ・クリック
・MD
動向
分析
行動
履歴
・位置
情報
・滞在
時間
・購買
履歴
天候
・天気
・災害
・台風
・地震
人間
観察
・性別
・世代
・趣味
・趣向
・色
分析軸
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2.“科学する”ということ
情報の中身を分解してみる
企業内外から収集される膨大なデータを紐解くと、変わらないマスター
データと、日々蓄積されるトランザクションデータに分解されます。
マスターデータ
ビッグデータを
紐解く
人
物
経営
計画
・理念
・中計
・年次
・予算
MES
PLM
ERP
・製造
指図
・生産
管理
・ロット
管理
・企画
・研究
開発
・会計 ・顧客 ・営業 merce
・販売 ・コール ・日報 ・商品
・物流 センター ・商品 ・在庫
・購買 ・クロス カタログ ・受注
・生産 セル ・訪問 ・請求
・消費 実績 ・クリック
動向
分析
CRM
SFA E-com SNS
分析軸
12
・ブログ
・FB
・twitter
・日記
・感想
店舗
・棚割
・売上
・販促
・顧客層
・価格
・MD
行動
履歴
・位置
情報
・滞在
時間
・購買
履歴
天候
・天気
・災害
・台風
・地震
人間
観察
・性別
・世代
・趣味
・趣向
・色
場所
・得意先
・仕入先
・従業員
・消費者
・・・
・商品
・原材料
・包装材
・中間品
・・・
・組織
・緯度・経度
・国・地域
・建物
・・・
トランザクションデータ
販売日・受注数量・価格
請求日・請求金額・請求部門
出荷日・出荷数量・サイズ
問合わせ日・受け付け内容
日付・感想・コメント
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2.“科学する”ということ
マスターデータ × 3つの目的
“科学する”ために必要となるのは、マスターデータを3つの目的に分けて
整備することです。
人
物
・商品
・原材料
・包装材
・中間品
・・・
目的1「見える化」
・得意先
・仕入先
・従業員
・消費者
・・・
場所
共通の分析軸を揃える
×
・組織
・緯度・経度
・国・地域
・建物
・・・
マスターデータ
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目的2 「業務標準化」
業務・部門を跨る
現場レベルの連携
目的3 「IT基盤担保」
古いIT資産を再構築する
3つの目的
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2.“科学する”ということ
科学に失敗しないために・・・
第六感を科学するために分析軸を整理しようとした時、そこには
“3つの壁”が立ちはだかります。
やっぱり人間
の第六感を
信じる
特定の機能に
期待をかける
いつまでも人に依存していると
高齢化社会と言えどもいつか
は行き詰ってしまいます
優れたアプリケーションであって
も沢山の領域を跨って入手す
る情報には勝てません
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素晴しいシステム
が分析軸を
揃えてくれる
どんなシステムを導入しても
分析軸を揃えることは難しい
大切なのはルールを作り:
そのルールを守り続けること
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
15
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
3つの観点に整理してアプローチする
マスターデータ管理プロジェクトは、4+1のフェーズに沿って進めます。
全てのフェーズに渡り“3つの目的”に整理して進めます。
企画~構想策定フェーズの段階で、プロジェクトの成功が決まります。
目的2「業務標準化」
目的1「見える化」
業務・部門を跨る現場レベルの連携
共通の分析軸を揃える
目的1
1
2
3
4
企画
構想策定
システム導入
維持管理
+α 組織設計
目的2
目的3
目的3「IT基盤担保」
古いIT資産を再構築する
16
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
1
2
3
4
企画
構想策定
システム導入
維持管理
プロジェクト全体を跨った成功ポイント
+α 組織設計
3つの目的毎に異なっている投資対効果を考慮し、プロジェクトを
スパイラルに組み合わせます。
目的別スパイラルアプローチ
目的1
目的2
目的3
短期・先行稼動
3ヶ月
Step1:MDM実施目的の定義
M
D
M
の
ア
プ
ロ
ー
チ
Step2:コード、マスターの定義
Step3:マスター管理組織の立ち上げ
Step4:マスター運用プロセスの定義
Step5: MDMパッケージの実装
Step6:マスターデータの品質維持・向上
見
マえ
スる
タ化
ーの
整た
備め
の
業
務
主プ
要ロ
セ
マス
ス効
タ
ー率
統化
合の
た
め
の
全体稼動
6ヶ月
9ヶ月
見える化のための
マスター整備
I
T
マ基
ス盤
タ担
ー保
集の
約た
め
の
マスタ統合
基本構想
業務プロセス効率化のための
主要マスター統合
IT基盤担保のためのマスター集約
⇒ 投資対効果の捻出!
見える化の深掘り
目的
【目的1】
3つの目的に応じたアプローチを取ること
見える化のためのマスター整備
投資対効果
MDM
副次的
◎
MDM+α
見える化の深掘り
ETL・BI
【目的3】
IT基盤担保のためのマスター集約
業務プロセス効率化
見える化の深掘り
への拡張
業務プロセス効率化
見える化の深掘り
への拡張
【目的2】
業務プロセス効率化のための
主要マスター統合
業務プロセス効率化
への拡張
副次的
算出可能
(業務コスト、ITコスト)
業務プロセス効率化
への拡張
○
ERP・BPM
△
スクラッチ
開発
3つの目的をスパイラルに回す
目的により投資対効果が異なる
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
プロジェクト全体を跨った成功ポイント
1
2
3
4
企画
構想策定
システム導入
維持管理
+α 組織設計
プロジェクト開始前から開始後数年に至るまで、地道な言葉合わせ
作業を続けることが何よりも大切なポイントです。
地道な言葉あわせ
商品とは?
商品とは?
商品とは?
商品とは?
1
2
3
4
企画
構想策定
システム導入
維持管理
+α 組織設計
18
商品とは?
商品とは?
複数の事業・国・組織・業務を
跨って共通の認識を持つこと
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
1
企画
2
3
4
構想策定 システム導入 維持管理
企画フェーズ
+α 組織設計
企画フェーズは全フェーズを通じて最も大切なフェーズとなります。
この段階での方向性の誤りは命取りとなりかねません。
最初から最後までプロジェクトに関わり続ける責任者を任命し、
そのリーダーシップの基、自信を持って進めていくことです。
Principals
19
 中長期のロードマップつくりから始める
~ 経営・ビジネス・ITのバランス
 他社事例は参考に過ぎない
~ 自分自身のぶれない意思
 プロジェクトを開始するタイミング
~ 始めなければ始まらない
 おおよその予算感を掴む
~ 小さな予算規模から初めても十分
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
構想策定フェーズ
1
企画
2
3
4
構想策定 システム導入 維持管理
+α 組織設計
企画を受けて中長期を見据えたグランドデザインを描き、システム化が可
能なレベルまで要件の具体化を図ります。
粛々と作業を進める中、“ガイドライン”の形で要件をまとめていきま
すが、そこには2種類のガイドラインが必要となります。
Principals
 2種類のガイドラインを作成
~ 全体定義と個別プロジェクトのバランス
 敷地の設計
~ マスター毎に事業領域・業務プロセスを定義
 標準化とシステム化
~ 標準化から始め、必要に応じてシステム化
 粛々と作業を進める
~ コード・マスターデータ定義、業務プロセス定義、
システム機能要件定義・・・
~ システム導入を見据えて実行計画書へ総まとめを
 実行計画書へのまとめ
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
1
企画
システム導入フェーズ
2
3
4
構想策定 システム導入 維持管理
+α 組織設計
マスターデータはSimpleなものであり、それを実現するためのソリューショ
ンもSimpleなものとなるべきです。
安くて美味しいシステムを“かきくけこ”の基準に照らして選択します。
No
Simpleなマスターデータ
確認ポイント
概要
か
階層構造への対応
複数マスターが組み合わさった階層構造への対応が出来ているか?
商品マスター×得意先マスター、商品マスターの基本情報×品質情報×
生産管理情報×価格情報・・・といったネストするER構造に対応出来てい
るか?
き
既存テンプレート型
ERPパッケージを基にしてマスターデータ管理部分だけをパッケージ化した
仕様になっていないか?
プロジェクトの要件を追加しようとした場合、既存の仕様にとらわれず柔軟
に対応できるか?
く
国別の対応
多言語・マルチ通貨といったグローバル要件に対応できているか?
表面的な対応でなく、システムの思想としてグローバル化が考慮されている
か?
け
権限による排他・配信制御
使用するユーザーの権限によってアクセス可・不可の制御ができるか?
特に階層構造が深いマスターデータの場合に、ネストした末端の単位で制
御が出来るか?
こ
コード採番用ロジック
単純な無意味連番の発行や、入力したコードをそのまま発行できる仕様に
なっているか?
コード採番用の独自ロジックを盛り込むことができるか?(欠番の有効活用
、複雑なコード体系の定義)
ソリューション選定の“かきくけこ”
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
1
2
企画
システム導入フェーズ
3
4
構想策定 システム導入 維持管理
+α 組織設計
3つの目的に応じて、それぞれ最適なソリューション構成があります。
目的
ソリューション概要
活用パッケージ
見える化
MDMを中心に関連システムにマスターデータを配信し、見
える化のために必要なデータをDWHに収集する。
収集されたデータをBIツールにより表示する。
MDM、DWH、BI 等
業務標準化
MDMを活用してマスターデータ管理を実現するものの、マス
ターデータを配信された側の関連システムが中心となって
業務標準化に必要な機能を実現する。
MDM、ERP、SCM、
CRM、PLM 等
IT基盤担保
プロジェクトの対象範囲となったシステムの中で、類似する
マスターデータ管理機能を効率的に量産する。
スクラッチ開発、汎
用画面生成ツール
目的別の最適ソリューション
Aシステム
ERP
MDM
MDM
関連システム
A
A
B
BI
D
C
A
B
マスター管理
機能
(Aマスター)
D
マスター管理
機能
(Eマスター)
Aマスター
マスター管理
機能
(Bマスター)
Eマスター
Bマスター
E
A
C
B
E
D
C
22
マスター管理
機能
(テンプレート)
CRM
DWH
見える化
E
E
SCM
C
B
業務標準化
D
マスター管理
機能
(Cマスター)
Cマスター
マスター管理
機能
(Dマスター)
Dマスター
IT基盤担保
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
1
企画
システム導入フェーズ
2
3
4
構想策定 システム導入 維持管理
+α 組織設計
最近は3つの目的を融合した第4のソリューションの必要性も高まって
きています。
マスターデータ+トランザクションデータを同一基盤上で統合管理するた
めのソリューションとなります。
ERP
A
B
E
MDM
C
D
CWH
SCM
A
B
C
E
D
CRM
A
B
C
E
D
見える化+業務標準化+IT基盤担保
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
1
企画
維持管理フェーズ
2
3
4
構想策定 システム導入 維持管理
+α 組織設計
本番稼動直後は安定しているかに見えますが、維持管理が続くほどデー
タは汚れ続けることになります。
キレイなデータを維持し続けるため、様々な努力が必要となります。
Principals
 クレンジングと名寄せ
~ 3段階に仕分けてクレンジングを
 ガイドラインの重要性
~ メンテナンスし続けることの大切さ
 “これやっといて”に陥らない
~ 自分でできることは、自分でやること
No
対応方法
1
システム的なチェック
マスターデータ登録時に桁数・文字属性(英数カナ)・相関
性チェックを行う
2
問い合わせて確認
システム的には正しいものであっても、本当に正しいと判断
するためには登録者への問い合わせが必要となるもの
3
ルールを変更
概要
“これやっといて”
本当に正しいと分かっているものの、社内規定などのルール
によって修正が難しいもの
3段階のクレンジング
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3.マスターデータ管理プロジェクトの進め方
1
企画
組織設計
2
3
4
構想策定 システム導入 維持管理
+α 組織設計
企画・構想策定・システム導入・維持管理の4つのフェーズを通じて、
プロジェクトを進めるための組織が必要となります。
“組織ありき”で考えるのではなく、フェーズ毎で必要とされる役割に
対応することを考えるべきです。
10年・20年の長期に渡って参画し続ける“マスター仙人”が必須です。
フェーズ
規模
役割
組織体
企画
数名
中長期の構想を練りロードマップを描く
情報システム部
構想策定
数名
ガイドラインを作成しプロジェクトの実行計
画にまとめる
プロジェクト化
システム導入
数名+
システム構築要員
ガイドラインに沿ってシステムを構築する
プロジェクト化
維持管理
数名+
データ管理要員
システムの維持管理をしつつデータの維
持管理を行う
プロジェクト化+コ
ードセンター
“マスター仙人”
フェーズ毎に必要とされる役割
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4.5年後に向けて、今からやるべきこと
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4.5年後に向けて、今からやるべきこと
取り返しのつかない“差”となる
国内の先駆的な企業は、既に10年近くの長い年月をかけて情報基盤
整備に取り組んでいます。
この問題の本質は“一長一短”に情報基盤を構築できないことです。
5年後・10年後は情報基盤が整備されていることを前提とした会社間
のみで企業間競争が繰り広げられているでしょう。
経営
計画
・理念
・中計
・年次
・予算
MES
PLM
ERP
・製造
指図
・生産
管理
・ロット
管理
・企画
・研究
開発
・会計
・販売
・物流
・購買
・生産
CRM
SFA
E-com SNS
・営業 merce ・ブログ
店舗
・顧客
・棚割
・コール ・日報 ・商品
・FB
・売上
センター ・商品 ・在庫 ・twitter ・販促
・クロス カタログ ・受注 ・日記 ・顧客層
セル
・訪問 ・請求 ・感想 ・価格
・消費
実績 ・クリック
・MD
動向
分析
情報基盤
行動
履歴
・位置
情報
・滞在
時間
・購買
履歴
天候
・天気
・災害
・台風
・地震
人間
観察
・性別
・世代
・趣味
・趣向
・色
分析軸
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4.5年後に向けて、今からやるべきこと
マスターデータ管理は“盆栽”である
ビジネスの第六感を科学するために必要な基盤は、長い年月をかけて
じっくり構築していく必要があります。
•自然の縮図
•長い年月をかけて“じっくり”と剪定
•主枝・副枝で骨格を決め、孫・ひ孫と育成
•決して自分の思い通りにはならない
•2つとして同じものはできない
•付加価値を生む(価格が上昇する)
•見えない根にも注意を配る
•不要な主根は切る
•鉢植え・肥料・水をトータルで管理
28
•屋外と屋内の両方で育成
•50年以上をかける場合も・・・
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4.5年後に向けて、今からやるべきこと
ビジネスの第六感を科学する “盆栽”
分析軸
=
+
ビジネスの
第六感
29
科学する
盆栽
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5.終わりに
30
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5.終わりに
単行本出版(予定)のご案内
MDMやData Governanceに関する経験・考え方を単行本としてまとめ、
日経BP社からの出版を予定しています。
As-Is
A
システム
To-Be
B
日本
システム
Eシステム
アジア
C
システム
ERP
D
システム
XXX
システム
R/3
N 年
•品目
R/3
N+6年
•品目
•品目
•得意先
レガシー
•得意先
レガシー
レガシー
ERP
日本
アメリカ
ヨーロッパ
•得意先
ECC
N+1年
MDM
XXX
システム
•仕入先
レガシー
MDM
ERP
•仕入先
XXX
システム
•品目
MDM
•得意先
•品目
アジア
アメリカ
ヨーロッパ
•得意先
•品目
•仕入先
•品目
•仕入先
R/3
•品目
•得意先
•仕入先
XXX
システム
ERP
•品目
ECC
•得意先
XXX
システム
R/3
•得意先
•仕入先
ERP
レガシー
ERP
MDM
ECC
•得意先
•仕入先
•仕入先
•品目
ERP
•仕入先
XXX
システム
•得意先
ERP
レガシー
•仕入先
•品目
XXX
システム
R/3
•得意先
XXX
システム
•仕入先
•品目
ERP
•得意先
•仕入先
•品目
XXX
システム
MDMサミットTokyo 2010~2013
ERP
•得意先
XXX
システム
•仕入先
XXX
システム
プロジェクト経験の積み重ね
ITpro 「MDMを極める」
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5.終わりに
講演後のお問い合わせについて
本講演の内容についての依頼事項や不明点などありましたら、
以下のメールアドレスまでお問い合わせください。
skunimoto@abeam.com
• 社内で同じ内容の講演をして欲しい!
• プロジェクトの進め方について、
もう少し詳細を聞きたい!
• 講演で使った資料を送って欲しい!
• 本はいつ出版されるのか?
32
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“ABeam”、そのロゴマーク及び“Real Partner”はアビーム コンサルティング株式会社の登録商標です。
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