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福祉のまちづくり読本
みんなが住みよい
まちづくり
宮城県
もくじ
ふ く し
みんなで福祉のまちづくり
ふ く し
●福祉のまちづくり………………………………………………………………
3
ちが
ささ
1 みんなが主役∼違いをみとめて∼
2 人と人との支えあい
知っていますか
せんじょう
てんじょう
●バリアフリーのまち…………………… 6 ●線状(点状)ブロック ……………… 8
しょうがいしゃたいおうちゅうしゃ
しょうがいしゃゆうせん
たもくてき
●障害者対応駐車スペース……………… 9 ●障害者優先トイレ・多目的といれ …… 9
もうどうけん
ちょうどうけん
かいじょけん
●バリアフリーマップ…………………… 10 ●盲導犬・聴導犬・介助犬 ………… 11
●点字……………………………………… 12 ●音声コード ………………………… 12
●手話……………………………………… 13 ●ユニバーサルデザイン …………… 14
しょうがいしゃ
かん
●障害者に関するマーク………………… 15 て つ だ
何かお手伝いすることはありませんか?
ふ べ ん
●さまざまな人が感じている不便さ………………………………………… 17
●目の不自由な人とともに…………………………………………………… 18
1 あいさつするときは
2 手引きをするときは
かいだん
3 階段ののぼりおりは
の
4 エスカレーターに乗るときは
こうない
5 自転車に乗るときは
6 駅構内では
7 道を聞かれたときは
8 いすをすすめるときは
9 食事などのときは
●耳の不自由な人とともに……………………………………………………
21
こうわ
どくわ
1 口話(読話)
2 手話
ひつだん
3 筆談
4 病院や銀行などで
5 ものをたずねられたら
6 電話をたのまれたときは
●手足の不自由な人とともに…………………………………………………
23
こうぞう
お
1 車いすの構造
の
みぞ
4 段差のあがりさがりは
こ
5 溝を越えるときは
かいだん
9 雨の日には
6 坂をおりるときは
かいだん
7 階段ののぼりおりは
こうれい
2 車いすの折りたたみ方
だ ん さ
3 車いすに乗っている人をかかえるときは
8 松葉づえのひとが階段をのぼるときには
に ん ぷ
●高齢の人・妊婦・ことばの不自由な人などとともに……………………
26
こうれい
1 電車やバスの中で
3 ことばの不自由な人の話を聞くときは
1
2 高齢の人に話かけるときは
ふ く し
みんなで福祉のまちづくり
こうれい
わか
しょうがい
高齢の人も若い人も、障害のある人もない人
とも
ささ
ち い き
も、共に支えあいながら住みなれた地域に住
じつげん
み続けられる社会が実現できたらどんなにす
ばらしいことでしょう。
じつげん
さあ、そうした社会の実現をめざして、み
ふ く し
んなで福祉のまちづくりを進めましょう。き
え が お
わ
っとすてきな笑顔の輪が広がります。
ふくし
じょうれい
だれもが住みよい福祉のまちづくり条例
せいてい
じょうれい
平成8年7月に宮城県が制定した条例
やく
です。県や市町村、県民、事業者の役
わり
たてもの
割について定めているほか、建物、道
せ い び
かん
路、公園などの整備に関することなど
が定められています。
2
ふ く
し
福祉のまちづくり
ふ く し
じつげん
こうれい
しょうがい
「だれもが住みよい福祉のまち」を実現するためには、まず、高齢の人や障害のある人、小
つ
い ど う
ひつよう
さな子どもを連れた人などが思いどおりに移動し、活動できることが必要です。そのため
り よ う
たてもの
こうれい
しょうがい
はいりょ
には、よく利用される建物や道路や公園などが高齢の人や障害のある人にも配慮されたも
だん さ
もう
のであることが大切です。段差をなくしたり、エレベーターやスロープや手すりを設けた
れい
ゆか
り、床をすべりにくくしたりすることなどは、その例です。
たてもの
せ い び
かんぜん
しかし、建物や道路などが整備されても、それだけで完全であるとはいえません。人と人
ひつよう
との助けあいが必要なときがあるのです。
ふ く し
ささ
「だれもが住みよい福祉のまち」は、みなさんのやさしい心と人と人との支えあいがあって
じつげん
はじめて実現されるものなのです。
3
みんなが主役∼違いをみとめて∼
1
まわ
みなさんの周りには、家族や友だち、先生、近所の人たちなど、いろいろな人がいます。
まわ
はたら
あらためて、周りにいるいろいろな人を見つめ直してみましょう。元気に働いている人や
びょうき
こう れい
しょう がい
病気の人、高齢の人や小さな子ども、障害のある人など、さまざまです。また、昔からそ
く
こに住んでいる人もいれば、ほかのまちから引っこしてきた人もいたりと、それぞれの暮
ちが
らしぶりや考え方も違います。
ちが
ちが
とも
人には違いがあるのです。みんながその違いをみとめた上で、共に生きているのです。
人と人との支えあい
2
まわ
かんけい
か ぞく
みなさんは、生活の中で、周りの人たちとどういう関係を持っているでしょうか。家族は
ごはんを作ってくれたり、おこずかいをくれたりします。友だちはいろいろと話をしてく
れたり、いっしょに遊んでくれたりします。近所の人は、安全に遊べるように見守ってい
てくれたりします。私たちは一人で生活しているのではなく、いろいろな人とおたがいに
助けたり助けられたりしながら生活しています。このおたがいに助けたり助けられたりと
いうことが、人と人との支えあいです。
ささ
こま
て つだ
人と人との支えあいは、おたがいに声をかけたり、困っているときにお手伝いをするとこ
なか ま
ち いき
ろからはじまります。そして、一人ではできないことでも、仲間や地域、さらにみんなが
力をあわせることで、できるようになっていくのです。
4
知っていますか
ふ だ ん
ここでは、普段よく見かけたり聞いたりする
ご か い
ものの、よく知られていないものや誤解され
せ ん じょう
て ん じょう
ているものの中から、線状(点状)ブロックや
もうどうけん
せつめい
盲導犬、点字、手話を取り出して説明します。
き か い
おぼ
これを機会に、点字や手話を覚え、ボランテ
ィアをしてみてはいかがでしょう。
バリアフリー
こうれい
しょう が い
高齢の人や障害のある人などが生活を
ふ べん
(バリア)
する上で不便を感じているもの
のぞ
を取り除いて、だれもが住みやすい生
か ん きょう
活環境をつくることをいいます。
たてもの
バリアフリーでは、建物の出入口や道
ぶつ り てき
だ ん さ
路の段差などの「物理的バリア」を取り
のぞ
こうれい
わか
除くだけでなく、高齢の人も若い人も、
しょう が い
障害のある人もない人もすべての人が
たが
り かい
「心のバリア」
お互 いの理 解 を深めて、
のぞ
を取り除くことが大切です。
5
バリアフリーのまち
まちの中の不便なところはどこか考えてみよう。
たてもの
■ 建物の中 ■
(こたえは次のページにあります。
)
6
ふ べ ん
どんな不便なところを見つけましたか。
でんこうけいじばん
のりもので電光掲示板や
おんせいあんない
音声案内があるといろい
ろなことがわかります。
次は○○前
自動ドアや引き戸だと
り よう
次は○○前
利用しやすいです。
しょうがいぶつ
歩道に障害物がないとス
ムーズに動けます。
かいだん
のりものの入口に階段が
お
ないと、乗り降りしやす
いです。
だん さ
段差が低いとスムーズに
動けます。
たてもの
■ 建物の中 ■
かいだん
だんさ
7
ボタンが低いところにあると、
入り口に段差がなく、ドアや内部が広
車いすに乗った人や子どもも
く、手すりつきの洋式便座のあるトイ
階段には手すりやすべ
ボタンが押しやすいです。
レはだれもが利用しやすいトイレです。 す。
べんざ
りどめがあると安全で
り よう
せ ん じょう
て ん じょう
線状(点状)
ブロック
せ ん じょう
て ん じょう
線状
(点 状)
ブロックは、目の不自由な人が通
路やろう下などを安全に安心して歩けるよう
にゆう導したり、注意をうながしたりするた
もう
じゃくし
めに設けるブロックです。色は、弱視の人に
しゅうい
ちが
もわかるように周囲の色との違いがわかりや
すい色になっています。
て ん じょう
せ ん じょう
線状のブロック
は、
歩行方向を
あんない
案内しています。
点状のブロック
は、 方 向 て ん
か
ひつよう
要
んや
注
意
が
必
い
ち
あん
置
な
ど
を
案
な
位
ない
内しています。
●こんなことしていませんか。
目の不自由な人がケガをしてしまい
ます。
8
しょう が い し ゃ た い お う ちゅう し ゃ
障 害者対応 駐 車スペース
しょうがいしゃたいおうちゅうしゃ
いっぱん
ちゅうしゃ
はば
たてもの
障害者対応駐車スペースは、一般の駐車スペースより幅が広く、建物の入り口の近くにあ
たてもの
ります。車に乗りおりするためにドアを大きく開けることができて、車と建物とのきょり
べん り
が短くなっているので、車いすを使用している人や体の不自由な人などが便利に使うこと
ができます。
「だれも止めていないから」と車を止めている人を見かけませんか? でも、
ひつよう
その場所を必要としている人がいます。
駐車場
しょう が い し ゃ ゆ う せ ん
た
も くて き
障害者優先トイレ・多目的トイレ
だん さ
ようしきべん ざ
入口に段差がなく、ドアや内部が広く、手すりつきの洋式便座があるトイレは、車いすを
こうれいしゃ
にんしんちゅう
いっぱん
使用している人だけでなく、高齢者や妊娠中の人、体の不自由な人など、一般のトイレを
ゆうせんてき
使いづらい人が優先的に使えるトイレです。
かい ご
せっ ち
た もくてき
ひょうじ
ベビーベッドや介護ベッドを設置して多目的トイレと表示していることもあります。
どなたでも御自由にお使いください
9
バリアフリーマップ まわ
ふ く し
こうれい
しょう がい
みなさんの周りに、福祉のまちをつくるために、身近なまちの中で高齢の人や障害のある
づ
人、小さな子ども連れ親子などが使いやすいところや使いにくいところを調べて、地図
(マップ)にまとめる「バリアフリーマップ」づくりをしている人もいます。
この地図があると、あらかじめまちのようすがわかるので、安心して出かけられます。
たい しょう
「バリアフリーマップコンクール」
平成13年度に、宮城県では県内の小・中学生を対象に、
を行い、仙台市立寺岡小学校4年生のみなさんが作った「寺岡小 学区のバリアフリーマ
さい ゆうしゅう
えら
ップ」が最優秀作品に選ばれました。
にゅうしょう
入賞作品は宮城県庁の社会福祉課のホームページで見ることができます。
URL http://www.pref.miyagi.jp/syahuku/
かん
じょう ほう
べん り
また、このホームページでは、県内のバリアフリーに関する情報を調べるのに便利な「み
じょうほう
やぎバリアフリー情報マップ」を見ることができます。
10
もう どう けん
ちょう ど う け ん
か いじ ょけ ん
盲導犬・聴導犬・介助犬
もうどうけん
ちょうどうけん
かいじょけん
目や耳、手足の不自由な人を手助けする犬として、盲導犬・聴導犬・介助犬がいます。
もうどうけん
かいだん
盲導犬…階段があることなどを、目の不自由な人に知らせ、安全に歩けるよう手助けする犬の
ことです。
ちょうどうけん
聴導犬…電話やインターホンなどの音を聞きつけて、耳の不自由な人に知らせる犬のことです。
かいじょけん
にちじょう
介助犬…落としたものを拾うなど、手足の不自由な人の日常生活を手助けする犬のことです。
もうどうけん
ちょうどうけん
かいじょけん
きび
くんれん
盲導犬・聴導犬・介助犬は厳しく訓練され、しつけられていますので、ほえたり、かみついた
はい
きび
りすることはありません。また、排せつについても厳しくしつけられていますので、利用する
しせつ
施設を汚すことはありません。
もうどうけん
ちょうどうけん
かいじょけん
どうわ
盲導犬・聴導犬・介助犬が胴輪(ハーネス)をしているときは、仕事をしているときです。声
をかけたり、なでたり、食べ物をあたえたりしないでください。
もうどうけん
ちょうどうけん
かいじょけん
ど う わ
もうどうけん
ちょう どう けん
かいじょけん
きび
●盲導犬・聴導犬・介助犬は、胴輪(ハーネ ●盲 導犬・聴 導 犬・介 助犬は、厳 しくし
ス)をしています。
つけられています。
食べ物をあたえて
はいけないよ。
もうどうけん
11
ちょう どう けん
かいじょけん
●仕事中の盲導犬・聴導犬・介助犬に
食べ物をあたえてはいけません。
点字
あ
い
う
え
お
か
き
く
け
こ
が
ぎ
ぐ
げ
ご
さ
し
す
せ
そ
ざ
じ
ず
ぜ
ぞ
た
ち
つ
て
と
だ
ぢ
づ
で
ど
な
に
ぬ
ね
の
は
ひ
ふ
へ
ほ
ば
び
ぶ
べ
ぼ
ま
み
む
め
も
ぱ
ぴ
ぷ
ぺ
ぽ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
や
ゆ
よ
ら
り
る
れ
ろ
わ
を
ん(撥音符) っ(促音符) ー(長音符)
はつおんぷ
そくおんぷ
ちょうおんぷ
音声コード
紙がしゃべる?
も よう
●この四角形の模様のことを「音声コード」といいます。1辺が
じょう ほう
き ろく
約2㎝の四角形の中に約800文字の情報が記録されています。
●「音声コード」を読むためには,左の写真のような
そう ち
ひつ よう
活字文書読み上げ装置が必要です。
12
手話
おはようございます
ありがとうございます
にぎ
こう
①握りこぶしを右こめかみにあて、あごのあ
左手甲に直角にのせた右手を上にあげる
たりまでひきおろし
②向かい合わせた人指し指をおる
①
②
手助けして下さい
にぎ
①握りこぶしの甲を前から2回ほどたたく
①握りこぶしを鼻から前に出して
②右手を顔の中央から下へおろす
②右手を顔の中央から下へおろす
①
②
わかりました
むね
右手を胸にあてておろす
13
よろしくお願いします
にぎ
こう
①
②
わかりません
むね
はら
右手で右胸を払いあげる
手話についてもっと知りたい方は、
宮城県ろうあ協会(TEL022−293−5531・FAX022−293−5532)までお問い合わせください。
ユニバーサルデザイン
ぶつ り てき
のぞ
バリアフリーとは、
「物理的なバリア」や「心のバリア」などいろいろなバリアを取り除
かん きょう
いて、だれもが住みやすい生活環境をつくることを学びましたが、近年、すべての人のた
めのデザインという意味のユニバーサルデザインという言葉も使われています。
ちが
かい だん
バリアフリーとユニバーサルデザインの違いは、たとえばバリアフリーは階段のわきにス
こう れい
しょう がい
ロープを付けて、高齢の人や障害のある人でも、使いやすいようにしたものですが、ユニ
かい だん
だん さ
バーサルデザインは始めから階段や段差を作らないで、平らな地面のままで、だれでも利
用しやすように考えたものです。
まわ
どちらも、
だれもが住みよいまちや、
使いやすいものを目指してます。みなさんの周りにも、
さが
ユニバーサルデザインを取り入れたものがたくさんありますから、いろいろ探してみま
しょう。
たと
例えば…
ち が
こ う しゅう で ん
わ
き
高さの違う公衆電話機
シャンプー リンス
お金や品物が取り出しやすい
自動販売機
じ
ど う は ん ば い
き
目をつぶっているときでも、シャンプー
とリンスのちがいがわかるようにするた
め、シャンプーにつけられたギザギザ
14
障害者に関するマーク
しょう が い し ゃ
かん
障害者に関するマークには,次のようなものがあります。
しん たい しょう がい しゃ ひょう しき
身体障害者標識
手足の不自由な人が運転している自動車につけ
るマークです。このマークをつけた自動車に無理
はば よ
い はん
な幅寄せや追いこしをすると交通違反になります。
ちょう かく しょう がい しゃ ひょう しき
聴覚障害者標識
耳の不自由な人が運転している自動車につける
マークです。このマークをつけた自動車に無理な
はば よ
い はん
幅寄せや追いこしをすると交通違反になります。
こくさい
国際シンボルマーク
しょう がい
り よう
けん ちく ぶつ
し せつ
障 害 を持つ人々が利 用 しやすい建 築 物,施 設 で
こく さい てき
ひょうじゅん
あることを示す国際的な標準マークです。
しょう がい しゃ
たい しょう
このマークは,すべての障 害 者 を対 象 としてい
ます。
ほ じょ けん
補助犬マーク
しん たい しょう がい しゃ ほ じょ けん
もう どう けん
かい じょ けん
ちょう どう けん
身 体 障 害 者 補 助 犬(盲 導 犬・介 助 犬・聴 導 犬 )
こう きょう
し せつ
き かん
し せつ
が公 共 の施 設 や交通機 関,民間施 設(デパートや
しょう がい
ホテルなど)に障 害 を持つ人といっしょに入るこ
とができることを知ってもらうためのマークです。
オストメイトマーク
人工こう門・人工ぼうこうを使用している方(オ
せつ び
ストメイト)のための設 備 があることを表してい
ます。
ハート・プラスマーク
しん ぞう
ぞう
ない ぞう
しょう がい
ひょう げん
心 臓 やじん臓 などの内 臓 に障 害 を持つ人を表 現
しているマークです。外見からはわかりにくい身
しょう がい
り かい
体内部の障 害 を持つ人への理 解 を深めるために,
ふ きゅう
このマークの普及が進められています。
15
て つだ
何かお手伝いすることはありませんか
かいてき
安全で快適に外出したい。それはだれもが思
こうれい
しょう が い
うことです。高齢の人や障害のある人にとっ
わか
しょう が い
ては、若い人や障害のない人の気づかないよ
げんいん
うなことが原因で外出できなくなったりする
ことがあります。
こうれい
ここでは、まちの中でみなさんが高齢の人や
しょう が い
て つだ
障害のある人を見かけたとき、お手伝いでき
れい
しょう か い
る例を紹介しています。
ゆ う き
て つだ
さあ、勇気を出して「何かお手伝いすること
はありませんか。
」
と声をかけてみてください。
ノーマライゼーション
こうれい
しょう が い
わか
高齢の人も若い人も、障害のある人も
とも
ち い き
に ち じょう
ない人も、共に地域で日常生活を送れ
ふつう
るような社会こそが普通(ノーマル)の
社会であるという考え方をいいます。
16
ふ
べ ん
さまざまな人が感じている不便さ
さまざまな人がどんなことを不便と感じているのか考えて、お手
伝いできることを考えてみよう。
ふ
べん
目の不自由な人が感じている不便さ
1
・どこに、何があるのかわからない
・だれからの手紙なのかわからない
しょうがい ぶつ
・歩道に障害物があると、ころぶことがある
て つだ
みなさんがお手伝いできることは
⇒18ページへ
2
ふ
べん
耳の不自由な人が感じている不便さ
な
・話しかけられたり、音が鳴っても気づかない
ひじょうじ
・非常時のアナウンスに気づかない
て つだ
みなさんがお手伝いできることは
⇒21ページへ
ふ
3
手足の不自由な人が感じている不便さ
だ ん さ
・段差のある入口が入りにくい
ゆか
・高いところや床に落ちたものが取りにくい
・高いところが見えづらい
て つだ
みなさんがお手伝いできることは
こうれい
ふ べん
⇒23ページへ
高齢の人が感じている不便さ
4
・音が聞こえにくくなる
・小さな文字が読みにくくなる
かい だん
たい へん
・階段ののぼりおりが大変になる
て つだ
みなさんがお手伝いできることは
⇒26ページへ
17
べん
目の不自由な人とともに
あいさつをするときは
1
目の不自由な人に会ったときは向い合って、
「こんにちは」
「はじめまして」と声をかけな
あくしゅ
がら握手をしてください。目の不自由な人は、
あくしゅ
せ
握手されると、相手の背の高さなどがわかり
ます。
手引きをするときは
2
いっぱん
目の不自由な人の手引きをするときは、一般
はくじょう
がわ
うで
かた
に白杖の反対側に立って腕または肩にふれさ
せ、半歩前を歩いてください。目の不自由な
人は、ふれた手を通して相手の動きがわかり、
安心して歩くことができます。
か い だ ん
階段ののぼりおりは
3
かい だん
目の不自由な人を手引きして階段をのぼった
かい だん
り、おりたりするときは、
「階段です。のぼり
かい だん
」
「終わりまし
ます。
」
「階段です。おります。
た。
」などと声をかけてください。また、歩道
だ ん さ
いち だん
などで段差があるときにも
「一段あがります。
」
いち だん
「一段さがります。
」と声をかけてください。
18
の
エスカレーターに乗るときは
4
はくじょう
白 杖を持っていないほうの手をベルトにのせ
うで
てください。ベルトにふれさせずに腕を組ん
の
でエスカレーターのまん中に乗せようとする
と、目の不自由な人は不安になります。
の
自動車に乗るときは
5
開いているドアのふちにちょっと目の不自由
な人の手をふれさせてください。ドアの開き
ほうこう
む
具合で車がどの方向に向いているのかがわか
がわ
ります。次に、反対側の手を車の屋根のへり
にふれさせてください。車の高さがわかり、
ざ せ き
すわ
頭をぶつけずに座席に座ることができます。
こ う な い
駅構内では
6
ほうこう
こうない
駅構内は、そう音やしん動が大きく、方向が
りょう がわ
わかりづらくなります。特に、両側に線路が
たいへん き け ん
あるホームは、大変危険です。駅の入口から
せま
こうぞう
ふくざつ
ホームまでの通路が狭かったり、構造が複雑
こま
なことも困ります。目の不自由な人が一人で
すがた
あんない
歩いている姿を見かけたら声をかけて、案内
したほうがよいか聞いてみてください。
19
どちらに行かれますか?
道を聞かれたときは
7
目の不自由な人には、
「あっち」
「こっち」と
だいめいし
いうような代名詞を使わないで、前後左右で
教えてください。
「この道をまっすぐに100
この道を
まっすぐ 100M
行けば…
てい
」
という具合です。
メートル行けばバス停です。
さい
その際大切なのは、目の不自由な人から見た
ぜん ご さ ゆ う
方向で前後左右を教えてください。
いすをすすめるときは
8
せ
いすの背もたれに目の不自由な人の手をふれ
い
ち
ほうこう
り か い
させてください。いすの位置や方向が理解で
はい!
ここがテーブルです。
こし
き、一人でいすに腰をかけることができます。
テーブルがある場合は、その上に手をふれさ
せることで高さがわかります。
食事などのときは
9
なら
テーブルの上にいろいろと物が並べてあると
はり
い
ち
きは、時計の針の位置でどのような物がどこ
にあるのか教えてください。あとは自分で自
たと
由に食べることができます。例えば、
「3時の
ところにコーヒーがあります。
」という具合で
お
す。はしとか、スプーンの置いてある場所は
前もって手にふれさせて教えてください。
20
耳の不自由な人とともに
口話(読話)
1
こうわ
ど く わ
口話(読話)は、自分から話し、相手の口の動
い
し
つた
きを読み取ることで意思を伝えあう方法です。
こ う わ
相手が口話をしているときは、口の動きがわ
かるように正面からはっきり話してください。
こ う わ
げんかい
ただし、口話には限界がありますので注意し
てください。
手話
2
げ ん ご
会話は音声言語ですが、手話は目で見てわか
し か く げ ん ご
る視覚言語です。耳の不自由な人たちの間で
し ぜ ん
はってん
自然に生まれ、発展してきたものです。
ただし、耳の不自由な人すべてが手話をする
ことができるわけではありませんから注意し
さいきん
こうしゅうかい
てください。また、最近では、手話の講習会
さ ん か
が開かれていますので、参加してみましょう。
ひ つ だ ん
筆談
3
ひつだん
い
し
筆談は、手のひらや紙に文字を書いて意思を
つた
伝えあう方法です。耳の不自由な人に話しか
ひつだん
おう
けられた場合には、気軽に筆談で応じてくだ
さいきん
ひつだん
べ ん り
さい。最 近では筆 談に便 利な用具をはじめ、
耳の不自由な人との会話を助けるためのさま
かいはつ
ざまな用具が開発されています。
21
あ
病院や銀行などで
4
まどぐち
耳の不自由な人は、病院や銀行の窓口などで
よ
○○さん
呼ばれても聞こえません。そのようなときは、
て ま ね
かた
手招きをしたり、肩をたたいたりして知らせ
き
ぐ
てください。しん動で知らせる器具(しん動
よびだし き
よ
でんこう
ばん
呼出器)や呼び出し用の電光けい示板を活用
しましょう。
5
ものをたずねられたら
耳の不自由な人から何かものをたずねられた
ひつだん
ときは、手話ができなくても、筆談や身ぶり
まっすぐ行ったところです。
手ぶりでかまいませんから、こころよく答え
ましょう。
6
電話をたのまれたときは
ひつよう
耳の不自由な人が電話をする必要ができたと
きは、近くにいる人にたのむことになります。
たのまれたときはこころよく引き受けましょう。
22
手足の不自由な人とともに
〔車いすを使っている人とともに〕
こ う ぞ う
車いすの構造
1
ハンドグリップ
かいじょしゃ
(介助者のにぎり)
バックレス
ト
せ
(背もたれ)
アームレスト
こうりん
安全ベルト
後輪
シート
ブレーキ
ハンドリム
ティッピングレバー
かいじょしゃ
(介助者がキャスター
を上げるときにつかう)
フットレスト
キャスター
お
車いすの折りたたみ方
2
1 ブレーキをかけ、フットレスト
を上げる。
2 シートを持ち上げる。
かんぜん
お
3 完全に折りたたむ。
車いすのタイプによっては、折り
ちが
お
たたみ方の違うものや折りたため
ないものもあります。
かんぜん
1. フットレストを上げる
2. シートを
持ち上げる
3. 完全に
お
折りたたむ
の
3
車いすに乗っている人をかかえるときは
の
車いすに乗っている人をかかえるときは、どのよ
うにかかえられた方がよいか聞きましょう。2人
れい
でかかえる代表的な例としては、まず、車いすの
りょう
せ な か
うで
ブレーキをかけ、両わきから背中とひざの下に腕
うで
を入れます。このときに、ひざの下に入れた腕は、
たが
足を片方ずつかかえる方法と、かかえる人がお互
にぎ
いに手首の上を握り合う方法があります。また、
ほうほう
前と後ろから、かかえる方法もあります。
23
だ
ん
さ
段差のあがりさがりは
4
だ ん さ
段差をあがるには、まず、ティッピングレバ
だん
ーをふんで車いすのキャスターを上げ、段の
上にのせます。次に、ハンドグリップを持ち
こうりん
だ ん さ
上げて後輪を押し上げます。段差をさがるに
は、まず、車いすを後ろ向きにします。次に、
こう りん
後輪を下ろし、キャスターを上げ、車いすを
後ろに引いてキャスターを下ろします。
み ぞ
溝をこえるときは
5
みぞ
溝をこえるには、まず、
車いすのキャスターを
みぞ
がわ
上げ、溝の向こう側に
こう
下ろします。次に、後
みぞ
りん
輪を少し上げながら溝
みぞ
をこえます。溝ぶたを
横切る時は、キャスタ
ーを上げるか、ななめ
わた
に渡ります。
坂をおりるときは
6
ゆるやかな下り坂では、前向きで、車いすを
引くようにしております。急な下り坂では、
後ろ向きでブレーキを軽くかけながらゆっく
りとおります。下り坂を前向きにおりる場合、
の
急ブレーキをかけると乗っている人が車いす
からころげ落ちてしまうので注意しましょう。
24
か い だ ん
階段ののぼりおりは
7
かいだん
3人めは
ここを
持ちます
車いすの人の階段ののぼりおりは4人で行う
と安全です。まず、車いすのブレーキをかけ
ます。次に、2人がそれぞれフットレストの
つ
1人めは
ここ
4人め
タイヤを
持つ
ね
付け根とアームレストの前部を持ち、残りの
2人がハンドグリップとタイヤを持って車い
すを持ち上げ、ゆっくり進みます。この場合、
かいだん
かい
階段をのぼる場合には車いすを前向きに、階
2人め
だん
段をおりる場合には後ろ向きにします。
ブレーキ
かなら
※タイヤを持つときは必ずブレーキをかけてください。
〔松葉づえを使っている人とともに〕
ま
ば
か い だ ん
松葉づえの人が階段をのぼるときには
8
うで
つ
か
腕を貸せばのぼれる人、それではかえっての
ぼりづらい人などいろいろありますから、ど
て つ だ
うしたらよいか、よく聞いてからお手伝いし
てください。
雨の日には
9
ま つ ば
こま
雨の日は、松葉づえを使っている人が一番困
る日です。かさはさせないし、足元はすべる
き け ん
ま つ ば
危険があります。松葉づえを使っている人に
ぶつからないようにしたり、かさをさしかけ
たりしてあげましょう。
25
こう れい
にん ぷ
高齢の人・妊婦・ことばの不自由な人などとともに
電車やバスの中で
1
こうれい
に ん ぷ
し せ い
高齢の人や妊婦などは、立ったままの姿勢で
いることがつらいものです。電車やバスなど
こうれい
に ん ぷ
で高齢の人や妊婦などが立っているのを見か
けたら、
「おかけになりますか。
」と一言かけ
せき
て席をゆずりましょう。
こ う れ い
2
高齢の人に話しかけるときは
こうれい
高齢になると音が聞こえにくくなることがあ
ります。音が聞こえにくくなっている人に話
○○さん
しかけるときは、大きく口を開いて、ゆっく
り、はっきりと話しかけてください。
3
ことばの不自由な人の話を聞くときは
ことばの不自由な人の話を聞くときは、こと
ば一つ一つをきちんと聞き分け、どうしても
ことばがわからない場合は、わかるまで聞き
返すことが大切です。
26
だれもが住みよい福祉のまちづくり条例
適 合 証
適 合 証
宮城県
ハートビル
(宮城県適合マーク)
(バリアフリー法認定シンボルマーク)
しせつ
こうれい
仙 台 市
(仙台市適合マーク)
しょうがい
このマークのある施設は、高齢の人や障害のある
りよう
はいりょ
しせつ
人などが利用しやすいように配慮された施設です。
編 集
宮城県保健福祉部社会福祉課
〒 980-8570 宮城県仙台市青葉区本町 3 丁目 8 番 1 号
TEL.022-211-2518 [email protected]
ホームページアドレス http://www.pref.miyagi.jp/shahuku/
このパンフレットは、
再生紙と植物性大豆油インキを使用しています。
この冊子は、
26,000部作成し、
一部あたりの印刷単価は28円です。
H20.7