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平成19年10月発行
富山県立大学学生委員会
77
NO.
2007
CONTENTS
●News Digest
●研究紹介
●INFOMATION
●Campus News など
文部科学省が本学の環境教育プログラムを採択
短期大学部環境システム工学科 主任教授
楠井隆史
文科省の「平成19年度現代的教育ニーズ取組支
の環境基礎科目群から、環境専門科目、
「エコツアー
援プログラム」の「環境教育」部門に本学の「富山
Ⅱ」や「環境講演会」などからなる環境専門科目群
型環境リテラシー教育モデルの構築」が選定されま
を構築します。第2に、達成度を評価し自発的履修
した。申請81件中、選定16件(倍率5倍)という
を促すために「エコポイント制度」を創設し、達成
難関でした。
度に応じて「環境技術士」など本学独自の資格を与
本学のプランは、持続可能な社会の実現に向けて、
えます。第3に、こうした取り組みを富山県の風土
環境への広い視点と倫理感―環境リテラシーを備え
環境を活用し、地域の企業や各種団体と連携して実
た人材の育成を目指した取組みです。具体的には、
施する体制を構築いたします。
第 1 に、全学生を対象に低学年時の導入教育から
すでに昨年度から実施している「エコツアー」、
高学年時の専門教育まで、体系化・統合化した環境
短大部の「フィールド実習」などの実績と同時に、
教育プログラムを提供します。
「エコツアーⅠ」
、
「環
小規模大学のフットワークの良さを活かした全学横
境学Ⅰ・Ⅱ」や「キャンパスフィールド活動」など
断的教育が評価され採択につながりました。
「就職に強い大学」全国2位
県立大が「就職に強い大学」として、経済誌「週刊エコノミスト」(8 月 14・21 日合併号)がまとめた 18 年度就
職率調査で 3 年連続全国 2 位にランクされました。昨年度の卒業生は工学部と大学院工学研究科を合わせて 189 人。
大学院進学者 64 人を除く 125 人のうち、123 人が就職を決めました。本学では、学生の就職相談をはじめ卒業後
の生き方や職業観を総合的に養うキャリア教育をより一層推進するため「キャリアセンター」を設置しており、今後
とも充実した就職支援を進めていきます。
研究協力会発足3周年記念式典
10 月 3 日
、富山国際会議場において、富山県立大学研究協力会発足 3 周
年記念事業が盛大に開催され、来賓、会員、県立大学教員、その他企業等合わ
せて、323 名の方々の参加をいただきました。
富山県立大学教員の研究成果発表や産学連携の優秀事例の発表などに続き、
東京大学大学院情報理工学系研究科教授 稲葉雅幸氏 ( 富山県出身 ) が「人間
型ロボットの進化」と題して、ロボットの踊り、体操など実演を交えた記念講
演を行いました。
記念式典では、産学連携の優秀事例(共同研究部門 2 事例、卒業論文部門 1 事例)に対して、中尾会長より、表
彰状と楯が授与されました。その後開かれた交流会においては、企業、県立大学教員などの産学連携関係者による、
情報交換が行われ交流を深めました。
2
ダ・ヴィンチ祭2007
8 月 4 日
、ダ・ヴィンチ祭 2007を開催しました。このイベントは、子供
たちの科学への興味や関心を高めるための一助とするため、平成 8 年から毎
年夏に開催し、今年で 12 回目となりました。当日は、屋外・各研究室での実
験や製作教室、そして、「ウォータージェットで不思議体験をしよう!」など
の県内企業等による特別企画をあわせて、53 の出展が行われ、多数の小中学
生や家族連れが午前 10 時の開場と同時に訪れ賑わいました。
オープンキャンパス
8 月 4 日 、ダ・ヴィンチ祭 2007と同日に高校生を対象としたオープンキャ
ンパス(一日県大生)を開催しました。昨年 4 月に、4 学科体制で新たなスター
トを切った本学工学部の特色及び理工系大学への理解を深めてもらうために開
催したもので、県内外から 225 名に参加していただきました。参加者は、希
望のコースに分かれて、本学教員による模擬講義の受講、研究室の見学等を行
い、富山県立大学の雰囲気を満喫していました。
富山県立大学市町村連携公開講座 ふなはし村民大学(みどり学園)
7 月 14 日
、28 日
の 2 日間、舟橋会館研究室において、舟橋村との共
催で市町村連携公開講座ふなはし村民大学(みどり学園)を開催しました。
講座は、「子どもと家庭教育」をテーマとして、「子どもの発育段階と身体能
力」「平安貴族の子どもと教育」などバラエティーに富んだ講義を行い、舟橋
村民をはじめ、県内各地から延べ 166 名が参加しました。熱心に講義を聞い
ていた参加者からは、家庭教育に興味を持っているので二日間の講義はとても
有意義だったと大変好評でした。
また本講座は、いみずケーブルネットワーク及び県内全域のケーブルテレビ
において放送され、多くの方に視聴いただきました。
SPP「講座型学習活動」(大門高校・氷見高校)
8 月 21、22 日及び 8 月 27、28 日に、本学にてサイエンス・パートナーシッ
プ・プロジェクト(SPP)
「講座型学習活動」が開催されました。この事業は、
生徒の理科離れ対策の一環として独立行政法人科学技術振興機構が実施してお
り、本学でも平成 15 年度から県内の高校と連携して取り組んでいます。
今回は、大門高校情報コース及び氷見高校自然科学コースの 2 年生が計 12
講座に分かれ、本学教員から、講義、実験やレポート作成を通して最先端の科
学を学んでいました。
3
伝熱促進技術の開発
伝熱促進技術の開発
工学部機械システム工学科
講師
私は「伝熱工学」と呼ばれる熱の移動に関する分野の
ション結果の一部です。直方体の上面の熱移動の特徴が
研究を行っています。伝熱工学は熱が関与するあらゆる
良く捉えられています。
機器と現象をその研究対象としていますが、私は主に、
2.強制対流熱伝達の促進に関する研究
電子機器の冷却と、エネルギーの有効利用に関係する熱
私たちは今、現在の生活水準を維持しながら環境問題
移動の研究に力を注いでいます。これまで行った研究か
を解決しなければならないという難しい局面に立たされ
ら 2 つ紹介します。
ています。その解決方法の一つはエネルギーの有効利用
1.密閉空間内の自然対流熱伝達に関する研究
です。そのために、まずエネルギーの質を考えなければ
電子機器の冷却方法には、自然対流熱伝達による方法
なりません。例えば、ある量の熱量があったとしても、
と、強制対流熱伝達による方法、および沸騰を利用した
それが 1000℃の熱源から得られる場合と、100℃の熱
方法があります。さらに、まだ実用例は少ないですが、
源から得られる場合では、原理的には前者の方が約4倍
基板に直に微細な流路を形成し、そこに流体を流して冷
もの仕事を取り出すことができます。つまり、エネルギー
却する方法が検討されています。これらの中で、自然対
を有効に用いるためには、できる限り熱源の温度を高く
流熱伝達による冷却は、熱除去能力が強制対流熱伝達に
保ちながら仕事を取り出さなければなりません。一方、
よる冷却に劣るのですが、ファンを用いないので騒音が
熱量から仕事を取り出すには熱を移動させなければなり
なく、消費電力が少なくて済むという利点を持っていま
ませんが、そのためには温度差が必要です。したがって、
す。自然対流熱伝達の熱除去能力を高めることができれ
できる限り小さな温度差で熱移動を行うことがエネルギー
ば、強制対流熱伝達を用いなければならない条件下にお
の有効利用の観点から求められます。そこで、熱移動を
いても自然対流熱伝達による冷却が可能となります。そ
行わせる際に必要な温度差をできるだけ小さくする方法
こで、いろいろな条件下での自然対流熱伝達の特性を実
を探っています。
験と数値シミュレーションにより明らかにすることによ
図 2 がその一例です。平行平板間流路の加熱面の付
り、自然対流熱伝達の熱除去能力を高める方法を探って
近に隙間を空けてリブを配置した系です。層流域におい
います。
て、リブの間隔と隙間を調整することによりリブが無い
図 1 は、壁の温度を低温に保った矩形容器内に置か
場合に比べて約 4 倍の伝熱促進効果があることを明ら
れた高温直方体の、自然対流による冷却の数値シミュレー
かにしています。
図1 同心直方体間の自然対流熱伝達
4
舟 渡 裕 一
図2 リブ型渦促進体を挿入した
平行平板間流れの層流熱伝達
生物情報学を活用した機能物質の創製
生物情報学を活用した機能物質の創製
生物工学科
応用生物情報学講座
教授
橋 本 正 治
全ゲノム配列が解読された生物種が年々増え、多くの
ることはできません。既にゲノム情報が明らかにされて
タンパク質の立体構造も明らかにされ、生物情報として
いる類縁菌をモデル生物として利用する手法を考案せね
各種データベースに蓄えられています。インターネット
ばなりません。現在、これらのモデル生物の生物情報を
を通して得られるこれらの情報は、生命科学の研究に欠
利用して、原体生産菌の形質転換系(遺伝子導入、組み
くことのできないものとなっています。ポストゲノム時
換え)作成や修飾酵素遺伝子の単離を行っています。
代と言われているように、今後はこれらの生物情報を如
二つ目のテーマは、生物情報学を利用して天然には無
何に活用するかに研究の焦点が移りつつあります。この
い立体構造と機能をもった新規蛋白質をデザインする研
観点から本研究室では、2 つのテーマで研究を行ってい
究です。天然のタンパク質は、数十から数千のアミノ酸
ます。
からなる巨大分子で、各々のタンパク質に固有のアミノ
まず、生物情報を活用して微生物由来医薬品の生産工
酸配列をもっています。さらに、これらのアミノ酸配列
程の改良研究を行っています。図に示すように医薬品に
によって、タンパク質毎に特有な折りたたみ構造と機能
中には、二種類の微生物の働きによって生産されるもの
が定まっています。これらのアミノ酸配列、従って立体
がありますが、多段醗酵や半合成工程が入るため、工程
構造と機能は全て、生物が持っている遺伝情報に基づい
が長く収率が低いという問題があります。図の例では、
て予め決められており、生物進化の過程で自然淘汰の結
カビが生産する原体を放線菌の酵素で修飾しますが、放
果生じたものです。しかし、どの様なアミノ酸配列がど
線菌の酵素がカビの中で働くようになれば、単醗酵で済
の様な立体構造を形成し、どの様な機能を発揮するのか
むようになります。これらの研究には、生産菌であるカ
は、一般的には明らかになっていません。私たちの研究
ビや酵素を生産する放線菌の遺伝子や代謝経路などの生
は、天然のタンパク質を出発点としないで、
“はじめから”
、
物情報が必要ですが、カビや放線菌の生物情報の蓄積は
新規の構造と機能を持った人工タンパク質を設計するこ
哺乳類や細菌よりも遅れているため、現在は直接利用す
とです。この様なタンパク質の設計手法をデノボタンパ
ク質設計と云います。これまでにデノボ設計された人工
タンパク質の多くは、実際に合成してみると、天然タン
パク質の様に定まった立体構造に折たたまれることは無
く、水溶液中で大きく揺らいだ構造をとっていました。
したがって、せっかく合成しても、NMR や X 線結晶構
造解析によって詳細な立体構造決定が不可能でした。私
たちは、こうした問題を解決するために、理論計算と合
成、解析を繰り返すことによって設計法の改良を行い、
NMR を用いて溶液構造を決定できるような単一な立体
構造に折りたたまれる人工タンパク質の設計と合成に成
図 ミカファンギンの生産工程
不完全菌(Coleophoma empetri)を用いて、まず原体を生産し、
これを放線菌(Streptomyces sp. No.6407)で脱アシル化して
得られる中間体に、有機機合成法により新規側鎖を導入する半合
成法が採用されている。
功しました。
5
平成19年度富山県立大学 秋季公開講座
1 テーマ 「人間の身体と工学技術の融合」
2 場 所 富山県立大学 大講義室
3 スケジュール及び担当講師
日 時
講義題目
講 師 等
13:30∼13:40
10/13
13:40∼14:50
(土)
15:00∼16:10
開講式
生活の中のユニバーサルデザイン
バーチャルリアリティの世界
富山県立大学学長 田中 正人
富山県立大学工学部教授 大島 徹
富山県立大学工学部講師 小柳 健一
10/20 13:30∼14:40
(土) 14:50∼16:00
ナノバイオ研究最前線
音を聞く脳の仕組み
富山県立大学工学部准教授 大谷 亨
富山県立大学工学部教授 平原 達也
11/10 13:30∼14:40
(土) 14:50∼16:00
運動を操る脳
福祉機器の高機能化とロボティクス
富山県立大学工学部助教 森重 健一
東京電機大学理工学部教授 斎藤 之男
13:30∼14:40
11/17
14:50∼16:00
(土)
16:00∼
筋の運動制御のメカニズム
ユビキタス時代の生体認証技術
閉講式
大阪電気通信大学医療福祉工学部准教授
藤川 智彦
富山県立大学工学部助教 高野 博史
富山県立大学地域連携センター所長
岡田 敏美
4 受講対象者 高校生以上の方 200名
(申し込まれた方は、原則として受講できます。受講できない場合のみ、ご連絡します。)
5 受 講 料 無料
6 修了証等 6講義以上受講された方に「修了証」を授与します。なお、講座の修了者には、県民カレッジの
単位(10単位)が認定されます。
7 申込方法 ハガキ、FAX、電話、e-mail でお申込みください。ホームページからのお申込みも可能です。
※学齢前児童がいらっしゃる方のために、「保育室(無料)」を設けます。申込みの際、保育室希望の旨をお伝
えください。(保育室申込期限:各日の2週間前)
8 お申し込み・お問い合わせ
富山県立大学地域連携センター TEL0766-56-0604 FAX0766-56-8103
URL http://www.pu-toyama.ac.jp/
e-mail [email protected]
富山県立大学同窓会総会
平成 19 年度の富山県立大学同窓会の総会が以下のとおり開催されます。
◆日 時:10 月 27 日
総会 午後 2 時 00 分∼
記念講演会 午後 3 時 00 分∼ 講師 森雅志富山市長
懇親会 午後 4 時 30 分∼
◆会 場:ボルファートとやま
富山県立大学短期大学部の4年制化に伴う学生募集停止について
平成 21 年 4 月の富山県立大学工学部「環境工学科(仮称)
」の開設(予定)に伴い、富山県立大学短期大学部「環
境システム工学科」は、平成 20 年度をもって学生募集を停止します。
なお、同短期大学部「専攻科環境システム工学専攻」は平成 22 年度をもって学生募集を停止しますが、平成 20
年度「環境システム工学科」入学者は同専攻の平成 22 年度入学試験に合格すれば、同専攻に進学できます。
◆問合せ先:〒 939 − 0398 富山県射水市黒河 5180 事務局教務課学生募集係
TEL/0766-56-7500(内線 228)[email protected]
6
県大祭の開催
第18回富山県立大学大学祭「県大祭」が開催されます。今年のテーマは「GO!
GO! GOING!!」です。県大祭は、学生による実行委員会が主体となって企画運営し
ており、大学公開の場にもなっています。ぜひご来場ください。
◆日時:10月26日(金)18時∼21時(前夜祭)、10月27日(土)、28日(日)10時∼21時
◆会場:富山県立大学キャンパス内
◆通常企画:模擬店出店、ミニ四駆大会、小学生向けクラフト等
◆特別企画:県大祭ライブ2007 出演:GOING UNDER GROUND
(27日(土)午後3時開場、午後3時半開演 整理券無料!!)
◆問合せ先:大学祭実行委員会 TEL:0766-56-7500(内線148) ホームページ:http://kendaisai.net/
北陸三県大学学生交歓芸術祭
第57回北陸三県大学学生交歓芸術祭が開催されます(一部の部門は実施済)。この芸術祭は、富山、石川、福井県
内にある国公私立の大学及び短期大学18校の文科系サークルが集まり、吹奏楽、合唱、軽音楽、茶道など10部門で
日ごろの成果を発表する祭典です。
今年は福井県内が会場となっており、本学からは、ウインドアンサンブル部(吹奏楽)、コーラス部(合唱)、軽音
楽部(軽音楽)、茶道部(茶道)が参加します。開催日程は以下のとおりです。
部 門
期
日
会
場
放 送 劇
11月24日 、25日
光明寺(福井市田原)
吹 奏 楽
11月23日 、24日
福井県立大学講堂(永平寺町松岡兼定島)
越前市文化センター(越前市高瀬)
管 弦 楽
11月17日 、18日
ハートピア春江(坂井市春江町西太郎丸)
合 唱
10月6日 、 7日
福井大学アカデミーホール(福井市文京)
響のホール(福井市中央)
軽 音 楽
10月7日 、 8日
福井大学課外活動共用棟(福井市文京)
邦 楽
10月13日 、14日
フェニックスプラザ小ホール(福井市田原)
福井大学体育館 ・ 大学会館(福井市文京)
美 術
10月13日 、14日
福井大学アカデミーホール(福井市文京)
写 真
11月24日 、25日
福井大学アカデミーホール(福井市文京)
書 道
11月9日 ∼11日
福井大学アカデミーホール(福井市文京)
茶 道
9月29日 、30日
光明寺(福井市田原)、西別院(福井市文京)
進路ガイダンス
10 月 25 日 に、平成 21 年 3 月に卒業・修了予定者(工学部 3
年次生、大学院・短期大学部 1 年次生)及び希望者に対して、進
路ガイダンスを下記のとおり開催します。該当者は必ず出席して下
さい。
短大部(本科生)
工学部、大学院、短大部(専攻科生)
時間
1 時 10 分∼ 2 時 20 分
2 時 40 分∼ 5 時 15 分
会場
L204講義室
大講義室
採用活動の傾向等について
大学院への進学について
採用活動の傾向等について
就職内定者からのアドバイス
内容
7
平成
年度
大 学 院
工 学 部
短期大学部
5 進路ガイダンス
22 推薦に基づく選抜
11月
29 進路ガイダンス
29 専攻科進路ガイダンス
30 専攻科後期入学者選抜
6日 太閤山フォーラム
‘07
12月
18 ∼19 、25 特別授業
13 キャリア教育ゼミ
12 進路ガイダンス
18 ∼19 特別授業
18 ∼19 、25 特別授業
16 進路ガイダンス
1月
18 、22 ∼24 特別授業
28 工学研究科入学者選抜
25 私費外国人留学生特別選抜
1 後期授業終了
4 ∼12 後期試験
2月
8 進路ガイダンス、合同企業説明会
中下旬 修士論文発表会
硬式テニス部
硬式テニス部では、経験者、未経験
者に関わらず、みんな仲良くテニスを
楽しんでいます。冬はテニスコートが
雪で埋もれて使えませんが、そのほか
の季節は放課後、テニスコートに集まっ
て活動しています。夏休みには合宿に
行ったり、飲み会をしたりして親睦を
深めています。富山の市民大会などに
も積極的に参加しています。大会で成
績を残せるよう、日々の練習に励んで
います 年中新入部員募集中です。気
楽にど∼ぞ☆
8
25 一般選抜(前期日程)
28 一般選抜
中下旬 卒業研究発表会
下旬 卒業研究発表会
編集後記
暑い夏も通り過ぎつるべ落としの秋の空、前期講義のアンケート結果を反省しつ
つ、後期講義への資料作成の日々である。文部科学省のゆとり教育の影響からか、
専門分野の講義の内容を理解できない学生が年々増えている。また、レポートを提
出させても何を言っているのか分からない文章を書く学生も増えているように思わ
れる。本学では、より良い教育サービスを提供しようと各学科のみならず全学的規
模で FD 研修会が開催され、熱心な討議が行われ改善が行われている。
このような状況は他大学でも同様で、8月30日には、富山県内の大学合同の FD
研修会が開催され、現状分析や対策などが紹介された。金沢大学・大学教育開発支
援センターの西山教授からは、アメリカにおいても同様な教育の歴史を辿ってきた
ことが紹介され、「何のために学ぶのか」という学習への動機付けを介した「自立
した学習者への転換」を促すような具体的な教育開発が求められていることを述べ
ていた。また、金沢工業大学・工学基礎教育センターの青木教授からは、工学基礎
教育の課題とその対策の実例が紹介され、組織的に教育に取り組む(教員と教員、
学生と教員、学生と学生の連携)の必要性を強調していた。また、教員は、学生か
らの質問に対してのアンサーマシンにならず、 学生自らが答えを導き出すように誘
導することが大切であることを述べたときには、我が意を得たり、と嬉しく思った。
私の学生時代には、教授が自分のノートをゆっくり読んで、それを学生が必死に
ノートに記載し、帰宅後深夜までノートの整理を行うことが日課であった。レポー
トなどの課題が出されると大変な作業が待ち構えていた、文章は手書きであるが、
図や写真については困った。コピーなどの機械も高価だったため、図などはカメラ
で撮影し、フイルムを現像し、薄い印画紙に焼き付けてからレポート用紙に貼った
ものである。接写、現像、焼付けなどこのころ覚えた。授業中に解らないところは、
当時雲の上のような存在であった教授に聞くことなどとてもできず、図書館に行っ
て調べた。レポートも下書きをして何度も書き直しをし、なんとかまとまったとこ
ろで清書をして提出していた。現在は、レポートの課題を出しても、インターネッ
トを検索し、適当な箇所があればそれをそっくりコピーして貼り付けてレポートと
して提出している。出展が同じ場合には、そっくり同じレポートが何枚も出てきて、
腹立たしくなる。情報機器が発達した反面、頭の中には、何も残っていないのでは
ないかと疑りたくなる。
大学に入る前に手取り足取りの丁寧な教育を受けて育った学生が、自立した学習
者にならずに社会に放り出されたときに、どのような試練が待っているか、空恐ろ
しい思いである。現在の教育問題を真摯に受け止めて、今後も大学教育を行ってい
かなければならないと考える。
(野村 俊)