第16期 事業のご報告(2007.4.1~2008.3.31) - クオール

Quality Of Life
「クオリティ オブ ライフ」は、やさしさを大切にすること。
保険薬局事業を中心に、医療人として地域社会に貢献してまいります。
(愛知県名古屋市:クオール薬局大同店)
すべての人にやさしく、心地よい場であるために。
素早く正確な調剤オペレーション
クオールは今までの保険薬局のイメージを一新する、明るく快適な
調剤室では、患者さまをお待たせしないオペレーションと、複数の
薬局環境づくりに取り組んでいます。 選ばれる“かかりつけ薬局”
目による監査を行い、素早く正確に調剤。 最新機器とスムーズな
を目指し、患者さまひとりひとりのニーズを追求しています。
運営システムが、クオールの快適な薬局環境を生み出します。
「ケアリングの心」で描く保険薬局
リラックスを促す設備そのものがクオールから患者さまへのコミュ
ニケーション。バリアフリーの機能とラウンジの心地よさの両立を
こころがけ、ほっと一息つける空間を目指します。
1
調剤過誤防止に対する取り組み
教育・体制・システムの構築と更新の努力を続けています。また、
「クオールの約束」運動をスタートさせ、調剤過誤のゼロ化を目指
しています。
Top Interview
● トップインタビュー
今期も順調な成長を達成、
2008年度も積極的な事業計画を
展開してまいります。
代表取締役社長
中 村
勝
株主のみなさまには、ますますご清栄のこととお慶び
申し上げます。ここに第16期事業のご報告(2007年
Q
中核となる保険薬局事業について、
2007年度の状況をお聞かせください。
A
現在、医薬分業率は55%前後で市場規模は5兆円
程度といわれておりますが、今後分業率が90%程
4月1日∼2008年3月31日)
をお届けするにあたって、
度に高まると市場規模は7兆円程度と、将来的に非常に
日頃のご支援に厚くお礼申し上げます。
有望な事業であると判断しております。一方、上位集約
わが国ではかつて経験したことのない少子高齢化社会
が遅れている分野でもあり、全国50,000店の薬局の
を控え、医療費の削減という大方針のもと、薬価改定・
再編成も避けられないと思われます。このような状況
調剤報酬の削減やジェネリック医薬品の使用など、医療
のもと、患者さまへさらに上質な「クオリティ オブ ラ
を取り巻く環境は大きく変化しております。このよう
イフ」をお届けするため、弊社は業界のリーディングカ
な状況の中、弊社では「クオリティ オブ ライフ」の向上
ンパニーとなるべく、来期へ向けてもさらに意欲的な
という信念を曲げることなく、患者さまそして病院や
事業計画を展開してまいります。
医師の双方に望まれるサービスの提供に全力を尽くし
てまいりました。この結果、当期の売上は38,002百
万円(前年比53.1%増)、経常利益は1,278百万円(前
年比46.0%増)、当期純利益は547百万円(前年比
35.5%増)となり、大幅に計画を上回る業績を上げる
ことができました。
● 連結財務ハイライト
(単位:百万円)
売上高
経常利益
当期純利益
前年比(%)
38,002
53.1 増
1,278
46.0 増
547
35.5 増
QOL Report
2
Top Interview
ひとつの医療機関にひとつの専属の薬局、
医師と薬剤師のコミュニケーションが患者さまの安心へとつながります。
保険薬局事業では、2007年10月1日、株式会社エーベ
費用ならばすべて患者さまのためのサービスに充てる
ルとの合併により64店舗を加え、200店舗に迫る店舗
べきだという考え方を実行したものです。この結果、実
網となりました。さらにこの合併により、株式会社エーベ
現した一例が、ソーラーパネルでの発電による災害時に
ルの株主であった株式会社メディセオ・パルタックホー
も営業可能な店舗であり、また小児科を中心とした店舗
ルディングスと、三菱商事株式会社を主要株主に迎え入
でドライブスルーを導入することにより、病気の子供を
れ、今後の事業展開に向けた強力なパートナーシップの
いちいち車から降ろさずに調剤を可能にした店舗もあり
構築を実現いたしました。ジェネリック医薬品の普及促
ます。また感染症の患者さま専用の待合室を別に設けた
進や患者負担増など、医療費削減が求められる中で、保
店舗や、子供の遊び場を作って待ち時間を楽しく過ごせ
険薬局業界を取り巻く環境は大きな変革の時期を迎えて
る店舗など、
さまざまなアイデアを実行してまいりました。
おります。このような状況下において、弊社はメディセオ・
施設や設備の問題だけでなく、このやり方が成り立つた
パルタックホールディングス、三菱商事と共に、これまで
めには病院や医師と弊社の薬剤師との間の密接なコミ
両社が事業運営の中で蓄積してきた経験・情報・ノウハウ・
ュニケーションが必要不可欠となるため、ひとりの患者
ネットワーク等を十分に活かしつつ、効率的かつ積極的な
さまを医師と薬剤師の複数の目が見守るという、質の高
企業経営を目指し、患者さまへのより一層のサービス提供
い医療環境が実現しました。
に努めてまいります。
またこのコミュニケーションにより、ジェネリック医薬品
も含め必要な薬の種類や在庫量を調整することが可能と
●メディセオ・パルタックHD、三菱商事との協力体制
なり、期限切れなどで生ずるムダを大きく削減しました。
クオール
●クオールの垂直経営
株式会社エーベルとの合併により、
メディセオ・パルタックHDと三菱商事が
2007年10月より弊社の主要株主に
メディセオ・パルタックHD
処方元医療機関
三菱商事
クオール
3社がこれまでの経験・ノウハウ・ネットワーク等を最大限に活用して、
クオールを通じて優れた保険薬局を運営し、
同時に地域貢献・社会貢献を追求していく
弊社では、保険薬局の出店に際しては常に医療機関との
医薬品卸
製薬会社
マンツーマン体制を堅持してまいりました。これは複数
の薬局が競合することにより、患者さまの獲得という医
療と関係のないところに支払われる経費をなくし、同じ
3
クオールは信頼される薬局を目指しており、
患者さまだけでなく、処方元医療機関・
医薬品卸・製薬会社との強い結びつき
によるwin-win関係を構築している
●クオール薬局新聞
● トップインタビュー
治療以外の、医療にかかわるすべてのサービスを
トータルに提供できる組織がクオールの目標です。
Q
フェーズオン、メディカルクオールの
2007年度の状況はいかがですか。
A
クオールグループにおいてフェーズオン株式会社
を 活 用した 治 験 の 準 備
を進めており、3年後に
は売上高5億円の企業
に成長させる構想です。
は医薬品治験関連事業を、メディカルクオール株式
会社は医療・医薬情報資材制作関連事業をそれぞれ担
メディカ ル ク オ ー ル 株
っております。
式会社は、2008年3月
2003年に設立したフェーズオン株式会社は、現在約
にクオールグループと
30名の治験コーディネーター(CRC)を抱え、サービ
しては初めての決算を
ス・品質の向上と営業部門との連携ノウハウの蓄積に
迎 え ました 。同 社 は グ
より順調な成長を遂げ、当事業年度では設立以来初の
ループの一員となる以前にも、医療・医薬情報資材制作
営業利益黒字化を達成しました。有能なCRCの育成に
関連事業の分野で10年以上の歴史と事業の実績を持っ
は、多くの費用と時間を要しましたが、今後は治験案件
ておりますが、医薬品などの機密情報にかかわる出版・
を抱える製薬会社や主要株主との強いコネクションを
印刷物を取り扱う立場から、特に製薬会社などからの
活用したCRO(開発業務受託機関)分野への進出や、
厚い信頼と高い評価を得ています。今後は本業の分野
保険薬局を通じた治験受け入れ側の病院との密接なコ
での業務展開として、高い品質と企画力に加え、クオー
ミュニケーションにより、クオールグループのメリット
ルグループの情報収集力を強みに、制作事業に力点を
を十二分に活用した事業拡大戦略を展開し、収益体質
おき、収益力の増強を図ります。5年後には、売上高を
の強化に努めてまいります。
2倍に成長させる構想を抱いております。併せて、これ
また、近い将来日本でも実現が期待される、アルツハイ
らの信頼や評価を活用し、クオールグループ全体のク
マーやがん、脳卒中、骨粗しょう症などへの画像診断解析
オリティ向上に役立てていきたいと考えております。
●フェーズオンの事業系統図
●メディカルクオールの制作物
QOL Report
4
Top Interview
● トップインタビュー
病院・製薬会社との信頼関係を大切に、
患者さま本位の次世代薬局や医療関連サービスを常に模索しています。
Q
クオールでは企業と社会貢献について
どのようにお考えですか。
Q
クオールグループの今後の展開の方向性を
お聞かせください。
A
どんなに立派なシステムを作り上げても、一番大
A
これまで申し上げたことを実現するためにはある
事なのはやさしさを大切にすることだと私は思い
程度の事業規模が必要ですが、当面売上高1,000
ます。
「クオリティ オブ ライフ」の基本を忘れないため、
億円、店舗数4∼500店舗を目標と考えております。
10年以上も続けている「メイク・ア・ウィッシュ」への
現状の約2倍の規模となりますが、これをM&Aと新規
協力をはじめ、祭やイベントでの薬の相談コーナーなど
出店を組み合わせ実現してまいります。店舗拡大のス
のボランティア活動、また薬を入れるビニール袋の削減
ピードも加速しておりますので、そう遠くない将来に実
のための『エコバック』の販売や薬袋・分包紙の無駄を
現できるのではないかと考えております。
削減するためのメーカーと協力した機械の改良など、
一方で医療費や薬価の改定などの外的な不安定要素を
さまざまなレベルでの社会や環境への貢献活動を推進
抱える保険薬局事業をサポートし、
常に患者さまや医師、
しています。やさしさという視点で社会を眺めれば、や
病院に対する理想のサービス提供が可能な状態を維持
るべきことに企業や個人の差はありません。
していくため、フェーズオン株式会社やメディカルクオ
「できること」を「できる人たちやできる企業」が率先し
ール株式会社の事業の充実に努め、これらを強固なバ
て実行していくこと、これが一番大事だと私は思ってい
ックグラウンドとしてグループトータルでの安定成長を
ます。
実現してまいりたいと考えております。
株主のみなさまには、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻
を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
●弊社の保険薬局
出店形態の特徴
●大学・大病院の門前への出店による競合他社との処方箋の奪い合いはしない
●マンツーマンで処方元との間で強い信頼関係を構築
●医療機関と連携して患者さまに有用なジェネリック医薬品を備蓄
門前薬局
主に民間の中型病院または
大型病院の門前に出店
クオール
医療機関
5
弊社薬局
同業C社
クオール
プレゼンで勝ち得た民間の
同業A社
同業B社
マンツーマン
薬局
大学・大病院の
門前に出店
競合有り
形態
ドラッグストア
面分業
A社
薬局
D社
B社
C社
薬局
薬局
薬局
Financial Highlights
●売 上 高
(千円)
● 連結財務ハイライト
●経常利益
(千円)
38,002,105
(千円)
547,369
1,278,558
403,921
875,997
24,827,695
20,193,681
● 当期純利益
333,325
763,070
21,701,982
580,767
74,011
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度
● 総資産/純資産
総資産
(千円)
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度
● 1株当たり純資産額
(円)
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度
●1株当たり当期純利益
(円)
純資産
138,698.98
20,705,824
31,870.37
87,678.55
12,458,098
70,968.44
8,549,842
69,682.35(※)
8,581,583
7,968,235
(※)
13,647.85
11,947.92
8,669.48
652,696
2004年度
1,198,875
2005年度
2,073,328
2006年度
2007年度
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度
(※)2006年10月1日付で株式1株を2株とする株式分割を行いました。
QOL Report
6
グループ合計
店舗の情報
198
店舗
(2008年3月末現在)
クオール 175店舗
ネクサス 14店舗
福聚
9店舗
秋田県
※
4
宮城県
2 10 1
埼玉県 クオール・ララ薬局
福島県
新潟県
2
石川県
1
15
福島県 クオール薬局郡山店
富山県
2
群馬県
栃木県
2
14
埼玉県
33
長野県
兵庫県
2
岐阜県
3
京都府
6
5
7
愛知県
東京都
千葉県
神奈川県
大阪府
2 奈良県
茨城県
17
36
6
1
15 1
10
東京都 クオール薬局恵比寿店
1
神奈川県 クオール薬局青葉台店
7
神奈川県 クオール薬局港北店
※ネクサス株式会社は、2008年4月1日にクオール株式会社と合併しました。
● 店舗の情報
新店舗紹介
2007年度は6店舗の新規出店と68店舗をM&Aで取得し、
期末店舗数は198店舗へ。今後も新規出店とM&Aを積極的に実施します。
クオール薬局 伊勢崎店
(群馬県)
2007年12月 群馬県伊勢崎市に
“クオール薬局 伊勢崎店”を開局いたしました。
クオール薬局 伊勢崎店の主な処方元は、地域救急医療を担っております。
その為、地域との連携を重視し、医療インフラ整備の一環として365日営
業としました。営業時間も9:00∼23:00とし、時間外診療にも対応でき
るような体制を整えることで、安心に暮らせる街づくり活動に参加したい
と考えております。また、店内の待合室は5mもの吹き抜けになっており、
開放感のある造りとなっております。市のほぼ中心に位置する当薬局は、
伊勢崎市内の全ての医療機関さまにとって、また地域のみなさまにとって、
より便利に、より安全に医薬品の提供ができることを目指しております。
クオール薬局 二条城北店
(京都府)
2008年1月 京都府京都市に
“クオール薬局 二条城北店”を開局いたしました。
クオール薬局 二条城北店の主な処方元は循環器科を専門とする高名な先生
です。店内はクラシックな木目調。受付カウンターは古木調。ソファや照
明、観葉植物など細部にこだわった“癒しの空間を備える和風モダンテイ
ストな薬局”に仕上がっております。世界文化遺産である京都・二条城の
北側、由緒ある丸太町通り沿いという“歴史ある京都の町並みに調和した、
ここにしかない薬局”をコンセプトに、地域のみなさまに「認められる薬
局」
「お役に立てる薬局」
「頼られる薬局」を目指しております。
プライバシーマークの取得に続いて、
ISO9001の認証登録が承認されました。
2008年3月25日、クオール薬局丸の内店においてISO9001の認証登録
が承認されました。弊社ではすでに全社的にプライバシーマークを取得し、
個人情報の管理に関する外部評価は得ており、今回のISO9001の認証登録
により、調剤業務の精度についても外部評価を得ました。今後さらに調剤業
務の質を高めるとともに、さらなる安心安全を患者さまにお届けできるよう、
各地域のクオール薬局でISO9001の登録準備をすすめております。
QOL Report
8
INFORMATION
クオール掲示板
01 『ジェネリック推進委員会』の設置
2008年4月に施行された診療報酬改定の目玉であるジェネリック医薬品(後発医薬品)対応につい
て、昨年秋にジェネリック推進委員会を設置、患者さまのニーズにいち早く対応できるように取り
組みを開始いたしました。クオールグループによる推奨医薬品の選定や医薬品供給体制の整備、説
明用資材作成など、万全なる準備を経て改定後のジェネリック医薬品対応を推進しております。今
後もジェネリック医薬品使用後調査の実施、情報収集を行いながら、自信を持ってお勧めできるジ
ェネリック医薬品について考えます。なによりも「患者さまのために」激変する医療業界で、リーデ
ィングカンパニーとしての使命を全うしてまいります。
02 『クオールのエコ』への取り組み
21世紀に入り企業の社会的価値は、単に利益を上げるだけではなく、いかに社会に貢献できるかに
シフトしつつあります。特に地球温暖化を防ぐため、各企業が『エコ』
に取り組むようになり、今や『エコ』
は誰もがその必要性を理解していると思います。生命関連企業である弊社も『エコ』に本格的に取り
組んで行く必要があります。しかし、医薬品を取り扱う保険薬局ではすべてに『エコ』を当てはめるこ
とは難しく、まずはできることからと考え、お薬を入れるビニール袋の削減から取り組んでおります。
現在、店舗にポスターとPOPを掲示し、患者さまのご理解をいただけるように努力しております。ま
た、オリジナルの『エコバック』を作成し、薬局で販売を始めました。ポケットにおくすり手帳を入れ
折畳み時
たまま折って結ぶことができ、またポケットをひっくり返してバックを中に入れ込めば、コンパクトに
収納できます。今後も地球環境にもやさしい企業として取り組んでまいります。
クオールオリジナルエコバッグ
03
在宅医療への取り組み
長寿高齢化社会へ突入し、病院での治療後、在宅医療に移る方が大勢いらっしゃいます。弊社は10年以上前から
在宅患者訪問薬剤管理指導に取り組んでおります。在宅医療は、最低1ヶ月に1回は担当医等と投与計画の検討会
を設けることが義務付けられております。これも、処方元医療機関とマンツーマン体制を堅持しているからできる
ことです。2008年度は会社の重点施策と位置づけ、ゼロベースで見直しを図り、さらなる患者さまサービスの向
9
上を図ってまいります。
● クオール掲示板
04
株式会社エーベルとの合併
弊社は2007年10月1日に株式会社エーベルと合併し、次の効果が実現しました。
2006年11月24日に開催いたしました「中間決算説明会」において説明させていただきました「中期的経
営目標」売上高300億円、経常利益1,071百万円を大幅に上回って達成しました。2008年度も中期的経
営目標を上回る業績で事業推進してまいります。
1
中期的経営目標の
初年度達成
2
業容の拡大
特に日本の全人口の25%以上を占める東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県における出店店舗数は109店
舗となり、業界トップクラスの規模で、みなさまの健康をケアいたします。
3
実質無借金経営へ
株式会社エーベルの良好な財務体質を引き継ぐことにより、自己資本比率が41.4%と前事業年度から
24.8ポイント増加し、財務体質が大幅に向上しました。
今後もさらなる合併効果を実現し、
株主のみなさまはもとより、
患者さまにとっても高品質なサービスで還元、
提供できるよう邁進してまいります。
05
薬剤師の質の向上
06 『CSR』への取り組み
近年、保険薬局を取り巻く環境が激しく変化しています。その中
弊社はCSR(企業の社会的責任)の取り組みとして、来局してく
でも特に薬学部6年制の導入は社員教育における大きな課題の一
ださる患者さまだけではなく、地域住民の方々とのかかわりも
つと考えられます。弊社では6年制卒業と同等以上の薬剤師の質
今後の保険薬局の重要なテーマととらえております。保険薬局
を保つべく
「臨床薬学教育強化」をスローガンに、弊社内の教育委
は、ただ単に処方箋を受け付けるだけではなく、地域住民の
員会において、金城学院大学薬学部の先生に顧問になっていただ
方々へ何かを還元すべきと考えております。それを形にしたい
き、6年制でのカリキュラムを参考にした研修や、在宅研修・漢方
と考え、昨年の8月、宮城県岩沼市で処方元医療機関と地域住
研修・病院実務研修、また製薬会社との協力体制による、学術面
民のみなさまとの合同の夏祭りを開催しました。弊社はカキ氷
のさらなる充実を図る等々、2009年度に向けて新たな研修制度
の出店や無料サプリメント相談会などで交流を深め合い、ま
を構築中です。また、人事制度に対応して、知識・スキルの研修を
たカキ氷の売上げの全額で車いすを購入し、地元福祉施設に
実施し、その等級に必要な単位を取得する研修単位制度を導入す
寄付しました。
弊社は今後も患者さまや地域住民の方に対して、
る準備も進めています。今までのクオール認定薬剤師制度をより
医療以外でもサービスの提供や地域貢献を行うことにより「生
強化し、知識だけではなく実
命関連企業の一員であり、
践に重きを置き、この単位制
地域社会の一員である」と
度に組み入れていきます。弊
いう自覚を持って、社会的
社では単なる知識の詰め込み
責任を果たしてまいります。
教育ではなく、
「知識を実践で
活用できる」そんな教育研修
を目指しています。
研修風景
地域住民のみなさまとの合同夏祭り
QOL Report
10
Financial Statements
連結貸借対照表
(要旨)
科 目
(単位:千円)
2007年度
2006年度
2008.3.31現在
2007.3.31現在
●資産の部
11,177,327
7,551,867
現金及び預金
2,940,574
2,081,902
売掛金
6,519,877
4,270,424
たな卸資産
1,151,014
814,798
353,858
185,218
流動資産
繰延税金資産
231,345
212,598
△ 19,342
△ 13,074
9,528,496
4,906,230
有形固定資産
2,508,549
1,863,801
無形固定資産
5,413,448
1,819,060
投資その他の資産
1,606,497
1,223,368
20,705,824
12,458,098
その他
貸倒引当金
固定資産
連結損益計算書(要旨)
2006年度
2007.4.1∼2008.3.31
2006.4.1∼2007.3.31
売上高
38,002,105
24,827,695
売上原価
33,866,811
22,123,667
4,135,294
2,704,027
2,840,171
1,766,080
営業利益
1,295,122
937,947
営業外収益
80,480
31,362
営業外費用
97,044
93,312
経常利益
1,278,558
875,997
特別利益
687
24,979
特別損失
139,603
43,706
1,139,642
857,270
519,539
376,245
72,732
77,103
547,369
403,921
科 目
売上総利益
販売費及び一般管理費
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
資産合計
(単位:千円)
2007年度
当期純利益
●負債の部
流動負債
10,054,528
7,324,972
固定負債
2,069,712
3,059,797
12,124,241
10,384,769
株式会社エーベルとの合併・医薬品治験関連事業の黒字化によ
り、財政状態、経営成績及び資金繰りが大幅に躍進
当
負債合計
●純資産の部
評価・換算差額等
資
※
金
自己資本比率
売
株主資本
11
座
上
6,339百万円 蜀
16.6%
蜀
9,441百万円
41.4%
高 24,827百万円 蜀 38,002百万円
8,579,000
2,070,195
益
875百万円 蜀
1,278百万円
2,582
3,133
当 期 純 利 益
403百万円 蜀
547百万円
現金及び現金
同等物の期末残高
1,779百万円 蜀
2,460百万円
純資産合計
8,581,583
2,073,328
負債純資産合計
20,705,824
12,458,098
経
常
利
※現金及び預金+売掛金−貸倒引当金
● 連結財務諸表
連結株主資本等変動計算書(要旨)2007年度(2007. 4. 1∼2008. 3. 31)
(単位:千円)
株主資本
資本金
2007年3月31日 残高
814,600
資本剰余金
利益剰余金
760,939
513,016
評価・換算差額等
自己株式
株主資本合計
△ 18,360
2,070,195
その他有価証券
評 価 差 額 金
3,133
評価・換算
差額等合計
純資産合計
3,133
2,073,328
連結会計年度中の変動額
6,006,066
6,006,066
剰余金の配当
△ 22,315
△ 22,315
△ 22,315
剰余金の配当(中間配当)
△ 22,315
△ 22,315
△ 22,315
547,369
547,369
547,369
6,006,066
新株の発行
当期純利益
株主資本以外の項目の連結
会計年度中の変動額(純額)
6,006,066
502,738
―
6,508,804
△ 550
△ 550
6,508,254
6,767,005
1,015,755
△ 18,360
8,579,000
2,582
2,582
8,581,583
(単位:千円)
2007年度
2006年度
2007.4.1∼2008.3.31
2006.4.1∼2007.3.31
営業活動による
キャッシュ・フロー
1,150,014
1,003,710
投資活動による
キャッシュ・フロー
△ 975,991
△ 2,894,255
財務活動による
キャッシュ・フロー
△ 1,645,221
2,156,703
―
△ 61
現金及び現金同等物に
係る換算差額
△ 550
―
連結キャッシュ・フロー計算書
(要旨)
科 目
△ 550
814,600
連結会計年度中の変動額合計
2008年3月31日 残高
△ 550
現金及び現金同等物の
増加額(△減少額)
△ 1,471,197
266,096
現金及び現金同等物の
期首残高
1,779,853
1,513,756
合併による現金及び
同等物の増加
2,152,209
―
現金及び現金同等物の
期末残高
2,460,865
1,779,853
配当金の
ご案内
2007年度期末の配当について
2007年度期末の配当については、今後
の事業展開等を総合的に勘案し次のよう
な配当額が2008年5月15日開催の取締
役会で決定させていただきました。
普通株式1株につき
配当総額
1,000円
金
61,872,000円
弊社は、今後も株主のみなさまへの安
定した利益還元に努めてまいります。
QOL Report
12
Corporate Governance
● コーポレート・ガバナンス
コーポレート・ガバナンス(内部統制)について
1. コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
弊社は、
「真実と誠実をもって」という企業理念のもと、保険薬局事業という医療機関としての自覚を持ちつつ、一方では企
業価値の最大化をはかるために、コーポレート・ガバナンスの強化が重要であると認識しており、
(1)経営の透明性と健全性
の確保、
(2)スピードある意思決定と事業遂行の実現、
(3)アカウンタビリティ
(説明責任)の明確化及び(4)迅速かつ適切で
公平な情報開示を基本方針としてその実現に努めております。
2. コーポレート・ガバナンス体制の概要
弊社では執行役員制度を導入し、経営の意思決定と業務遂行の監督機能を担う取締役と、業務執行の責任を担う執行役員を
明確に区分しています。
取締役会については、全取締役及び全監査役が出席のもと、原則として毎月1回、必要に応じて臨時取締役会を適宜開催し、
経営に関する重要事項について決議及び報告を行っています。
また、業務執行状況及び業務執行に関わる重要事項の共有を目的として、全執行役員が出席する執行役員会を設置しており、
原則月1回開催しています。
弊社は監査役設置会社であり、監査役会は社外監査役3名で構成され、全監査役出席のもと、原則として2ヶ月に1回開催してい
ます。さらに監査役は取締役会及び重要会議に出席し、業務執行上の適法性及び効率性を中心に積極的に監査しています。
株主総会
選任・解任
監査役・監査役会
選任・解任
監査
取締役会
選定・解任
監査
社 長
内部監査室
執行役員会議
監査
13
業務執行部門
選任・解任
会計監査人
監査
Corporate Data
● 会社概要
Stock Information
● 株式の状況
(2008年3月31日現在)
名
設
代
資
従
本
表
本
業
称 クオール株式会社
立 1992年10月13日
者 代表取締役社長 中村 勝
金 814,600千円
員 (連結)正社員1,146名・契約社員467名
社 〒160-8508 東京都新宿区四谷1-17
神田オフィス
大阪事務所
連結子会社
TEL 03-3356-1620 FAX 03-3356-1629
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-2-3
損保ジャパン神田淡路町ビル 4F
TEL 03-5297-1555 FAX 03-5297-1556
〒531-0071 大阪府大阪市北区中津1-18-6
冨士アネックスビル 4F
TEL 06-6485-0185 FAX 06-6359-1270
ネクサス株式会社
※
宮城県仙台市 TEL 022-388-9855
事業内容:東北地方を中心に、保険薬局を事業展開
フェーズオン株式会社
東京都新宿区 TEL 03-5919-0589
事業内容:医療機関における医薬品臨床試験の支援事業
株式会社福聚
(2008年3月31日現在)
● 発行可能株式総数
120,000株
● 発行済株式の総数
62,592株
1,506名
● 株主数
大 株 主
株 主 名
株式数
議決権比率
株
株式会社メディセオ・パルタックホールディングス
19,957
32.26
三菱商事株式会社
12,561
20.30
中村敬
3,960
6.40
岩田明達
3,620
5.85
中村勝
3,380
5.46
%
(注)議決権比率については表示単位未満四捨五入。
東京都新宿区 TEL 03-3356-2991
事業内容:首都圏を中心に、保険薬局を事業展開
メディカルクオール株式会社
所有者別株式分布状況
東京都中央区 TEL 03-6214-0200
事業内容:各種医療・医薬情報資材の企画、編集、制作及び出版
※ネクサス株式会社は、2008年4月1日にクオール株式会社と合併しました。
役 員
(2008年6月26日現在)
代表取締役会長
代表取締役社長
代表取締役副社長
代表取締役副社長
専 務 取 締 役
専 務 取 締 役
常 務 取 締 役
取
締
役
取 締 役( 社 外 )
常勤監査役(社外)
常勤監査役(社外)
監 査 役( 社 外 )
岩 田 明 達
中 村 勝
中 村 敬
大 木 潤
若 林 泰
荒 木 進
岡 村 章 二
大 島 美岐子
有 吉 純 夫
片 岡 義 晴
月 原 幹 夫
金 子 博 臣
個人・その他
23,243株
その他の法人
1,459名
37,663株
25名
外国法人等 58株 7名
金融商品
516株 10名
取引業者
金融機関 392株 4名
自己名義株式 720株 1名
QOL Report
14
株 主 メ モ
事
業
年
度
定 時 株 主 総 会
配当金受領株主確定日
公
告
方
4月1日 から翌年3月31日まで
弊社では、株主のみなさまの声をお聞かせいただくため、
6月
アンケートを実施いたします。お手数ではございますが、
3月31日(期末配当金)、9月30日(中間配当金)
(その他必要があるときは、あらかじめ公告します。
)
法
電 子 公 告 に よ り 、弊 社 ホ ー ム ペ ー ジ( h t t p : / /
www.qol-net.co.jp/)に掲載いたします。ただし、電
子公告によることができない事故その他やむを得な
い事由が生じたときは、日本経済新聞に掲載いたし
ます。
株 主 名 簿 管 理 人
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
同 事 務 取 扱 場 所
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
郵便物送付先および
電 話 連 絡 先
同
取
次
株主のみなさまの声をお聞かせください
所
配当金受取方法について
アンケートへのご協力をお願いいたします。
下記URLにアクセスいただき、アクセスコード入力後に表示される
アンケートサイトにてご回答ください。所要時間は5分程度です。
http://www.
e-kabunushi.
com
アクセスコード 3034
いいかぶ
Yahoo!、MSN、exciteのサイト
内にある検索窓に、 い い か ぶ と
4文字入れて検索してください。
空メールによりURL自動返信
[email protected]
(タイトル、本文は無記入)
アンケート回答用のURLが直ちに自動返信されます。
〒137-8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120-232-711(通話料無料)
●アンケート実施期間は、
本書がお 手 元 に
到 着 し て か ら 約 2ヶ月 間 です。
ご 回 答 い た だ いた 方 の 中 から
抽 選 で 薄 謝(図 書 カード 5 0 0 円 )
を 進 呈させ て い た だ きま す
三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店
振込口座のご指定をされておられない株主さまには従
来、
「郵便振替支払通知書」
にて配当金をお受取りいた
だいておりましたが、平成19年10月1日に日本郵政公
社が民営化されたことに伴い、
「郵便振替支払通知書」
に代わって
「配当金領収証」
にて配当金をお受取りいた
だくこととなりました
(引き続き最寄の郵便局・ゆうちょ
銀行にて配当金をお受取りいただくことが可能です。
)
※本アンケートは、株式会社エーツーメディアの提供する「e - 株主リサーチ」
サービスにより実施いたします。
(株式会社エーツーメディアについての詳細 h ttp://www.a2media.co.jp)※ご回答内容は統計資料としてのみ使 用さ
せていただき、
事前の承諾なしにこれ以外の目的に使用することはありません。
●アンケートのお問い合わせ
「e - 株主リサーチ事務局」
● 株主優待のご案内
毎年3月末時点に1株以上を保有する株主さまを対象に、弊社の薬剤師・管理栄養士
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が開発した「QOL 向上商品」をお送りしております。QOL 向上商品とは、患者さま
のQOL(クオリティオブライフ)を向上させる事を目的に弊社が推奨する商品で、自
信を持って患者さま・地域の方々にご提供しております。弊社のQOL向上商品の取り
組みはメーカーの方々からも高い評価をいただいており、今後もさらに商社・メーカ
ー等の関係企業と連携を取り、優れたプライベートブランドを開発してまいります。
TEL:03-5777- 3900(平日 10:00∼17:30)
MAIL:[email protected]