第10号(PDF:192KB) - 農林水産省

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e‐普及だより 第10号(通算641号)
平成17年2月
編集・発行 農林水産省経営局普及課/女性・就農課
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◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ 目 次 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ ◎ ◎ ◎ ☆世界に学び現場に活かす普及活動を☆ ◎ ◎ ・岩手県水沢農業改良普及センター 藤根 研一 ◎ ◎ ◎ ◎ ☆普及員だより☆ ◎ ◎ ・茨城県鉾田地域農業改良普及センター ◎ ◎ 鹿島地帯特産指導所駐在 青木 眞里 ◎ ◎ ◎ ◎ ☆普及課からのお知らせ☆ ◎ ◎ ・普及職員資格試験情報 ◎ ◎ ・普及指導活動に関する答案例と視点を公開しています ◎ ◎ ・優良農地確保に向けての積極的な普及活動の展開を ◎
◎ ・平成16年度経営体育成活動全国コンクールについて ◎ ◎ ・2004年(第32回)毎日農業記録賞について ◎ ◎ ・農業改良資金最新事例紹介 ◎ ◎ ◎ ◎ ☆女性・就農課からのお知らせ☆ ◎ ◎ ・女性農業者に役立つ「Q&A集」が発行されました ◎ ◎ ◎ ◎ ◇◆◇経営局経営政策課からのお知らせ◇◆◇ ◎ ◎ ・農業法人設立に関する不正な勧誘に対する注意喚起について ◎ ◎ ◎ ◎ ★INFORMATION★ ◎ ◎ ・新たな経営安定対策等主要課題について ◎ ◎ ・生研センターからのお知らせ ◎ ◎ ◎ ◎ ★今後の我が国の普及事業の姿についてご自由な意見を★ ◎ ◎ お聞かせ下さい ◎
◎ ◎ ◎ ★編集後記★ ◎ ◎ ◎ ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ ***********************************
世界に学び現場に活かす普及活動を ***********************************
岩手県水沢農業改良普及センター 藤根 研一
私には宮沢賢治のような技術の先生が3人いる。一人は小学校から高校まで
りんごを教えてくれた岩手果樹協会会長故阿部博である。この人は故阿部千一
二代目岩手県知事の分家に当たる人でりんごの篤農家であった。高校を卒業し
てりんご農家を継ぐであろう私を心から心配し実技指導は本当に本当に熱心に
やってもらった。また花巻に疎開していた高村光太郎にりんご送り、よく褒め
られた人でもある。「天人充満」「甘酸是人生」座敷の掛け軸は今「高村光太
郎記念館」にある。口癖は「宮沢賢治より高村光太郎がずっと偉い。なぜなら
宮沢賢治の普及者は高村光太郎だからである。」であった。
二人目は大学時代の恩師篠原正行博士である。カリフォニア大学バークレー
に客員としていけるほどの学才でありながら詩人や絵の才能にも優れ、今でも
刺激を与えられている。たまたまデービス校に行ってまったく偶然ながら親友
リュウゴウ博士に会えたのは天の配剤としかいいようがない。
三人目は岩手大学名誉教授で日本ブルーベリー協会副会長の横田清先生であ
る。りんごやブルーベリーの教えをいただいて26年目になる。ニュージーラ
ンドにもつれていってもらい、7年かかったがブルーベリーの栽培指導テキス
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トも完成させることもシンポジウムも開催させることも出来た。
若い普及員に願うことは、このような長くつきあえる大恩師や技術上の友と
なる篤農家を数多く持って、世界や現場に眼を向けていただきたいということ
である。私は年齢的に若い人でも篤農家と付き合う限りは出来るだけ長く恩師
と敬いながら交際させていただいている。勤めた場所にはこの恩師達が数多く
いる。その中から農業指導上のヒントを何度もらったことだろう。
どぶろく特区で有名な遠野の糠森隆さんもその一人で、彼はグリーンツーリ
ズム協議会の会長であるが優れたりんごやブルーベリー農家でもある。時々厳
しい指摘もされるし技術のつたなさも指摘される。しかしこういう恩師こそ本
当の「野の師父」だと心から思うからである。おかげで技術的にはあまり失敗
しないでいるのは、3人の大恩師の他に数多く篤農家イコール野の師父の知恵
が私の体に入っているからだと、今更ながら勤務地の方々には心から感謝する
のである。
なぜあれほどの学識あふれ行動力にあふれた農業技師「宮沢賢治」の試みが
成功しなかったのか、長い間研究し続けての疑問だった。岩手の農業地帯の大
部分を占める酸性土壌、その中でより良き農作物を作るため肥料設計相談所の
開設、炭カルのセールスマンと悪戦苦闘したが結局その成果はなかなか上がら
なかった。
そして今でも農業技師「宮沢賢治」メッセージはこれほど作品が愛読されて
いるにもかかわらず、岩手県農民にも農業改良普及員にも農協職員にも正しく
理解されているとは言い難い。岩手農業の振興を阻む土壌改良上の原点でもあ
る。
その一つは宮沢賢治の農業指導の核が土壌改良というその成果が具体的に経
済的に眼に見えづらいものだったからである。二つ目は宮沢賢治には学問的に
その理論や行動を支援し味方となってくれる大恩師が岩手にはおらず、また連
携し支援してくれる野の師父や学友があまり少なかったからである。
農民は宮沢賢治の時代も、今も具体性を求める。抽象的な議論を好まないの
である。そんななかでは盛岡高等農林学校の学問的権威の支援も大変役に立っ
たと思われるが、宮沢賢治の恩師関豊太郎は東京西ヶ原の農事試験場に転勤し
ていたのである。実質宮沢賢治がまとめた「稗貫郡地質,土性調査」の最後が
東京西ヶ原の寓居にて書かれてあることからも見ても明らかである。彼は先駆
的で優れた視点を持ちながらも岩手の農業を良くするべく恩師にも野の師父に
も支援されず孤独に戦わざるをえなかったのである。
もちろん今は賢治の時代と比較にならないほど科学の時代でありながら土壌
改良の必要性を農民にしみこませるのはなかなか至難である。作物栽培上のた
めの土壌改良数値を見て土への貯金と感じる農民を作れるのかどうかであるが、
たぶんこれは「土づくり」という言葉の流行はあるが具体的には現代でもなか
なか難しいのである。
むしろ農民はその土壌に対応した具体的な作物の振興と所得を求め続けるの
である。岩手りんどう成功の原点はここにある。岩手の奧羽山脈に広がった産
地はそのことを如実に物語っている。
その点からいえば私の岩手でのブルーベリーの普及は横田先生が必死の思い
で播かれたブルーベリーの種に水をやり育て酸性土壌を活かし健康に良い良質
な果実を作ることである。岩手大学農場の支援や日本ブルーベリー協会の支援
もあるので宮沢賢治とは比較にならないほど楽な普及をやっている。
若い普及員に望むのは技術支援にあたっては目の前に広がる具体的な地形、
日照、酸性度をよく知るとともに地質、土性の意味を具体的に知り農家や集落
の豊かさは何で作れるのか、農民の立場で深く考える事である。それからその
道の大家に良く学び協働で産地化を推進することである。世界の農業研究者や
普及員は当たり前のようにそれをやっている。また極めて簡便な技術(挿し木
等価値増殖技術)から農家の豊かさを組み立ててゆく技術実証を当たり前のよ
うにやれることである。
ハイテクという言葉がその昔流行したが、農業はまだまだ自然との合力によ
るローテク(技能)の部分を数多くもつ総合科学であることを忘れてはならな
い。またモンスーン気候の日本ではこのローテク(技能)がアメリカや中国や
ニュージーランド等に比較してより良く活かせるのである。日本の農業が機械
化が進んだ割には豊かさが実感できないのは、このローテク(技能)による価
値増殖技術(挿し木等)を忘れたからではないかと世界に学び深く感じた事で
ある。
世界の農業は日本に学びこれがバランスよく取り入れられ活用されているの
である。IT化が進み、資料づくりが簡便になり、どんなに立派な資料が出来
ようとそんなものは現場の具体性の前では木っ端微塵に砕ける事を知らねばな
らない。
現場で具体的に成果を上げてこそ、農業技術は初めて農民にとって有用な技
術となるからである。ニュージーランドのブルーベリー研修に行って驚いた事
は、オガクズでの苗木育成や栽培されるブルーベリー畑の光景であったが、そ
れを支える挿し木技術は日本から学んだものであり、そのオガクズが松である
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ことに二度びっくりした。産業廃棄物扱いの日本とは大違いである。帰ってき
て試したが確かに育つのである。試験研究の10年は外国に学ぶ10日に劣る
ことがある。
日本の農業技術は国際競争にさらされてこなかったため、技術的にはまだま
だ井の中の蛙であり、私たちも貪欲に世界の知識を求めなかった。これがアメ
リカや中国や韓国農業を脅威と感じてしまう一つの要因である。しかしこれか
らの普及指導員は世界の現場を知り戦って行かなくてはならないのである。
「若いということはなにものにも代えがたいものだ」といったのは宮沢賢治
を世に出した高村光太郎の師匠であるロダンの言葉であるが、どの作目であれ
世界の現場を知り対応しなくてはならないのがこれからの普及の原点なのであ
る。若い世代に望むのはいつも世界現場に学び目の前の具体的な農業現場によ
り良い形で活かして欲しいということである。
海外研修を決して形骸化しないようにする基本は、農業技術的な視点で一つ
一つの世界の技術を学ぶことである。それが再構築される日本の普及事業の有
用性を高め、普及指導員の真の有益性をたかめることになると、海外に学ぶこ
との好きだった私は思うのである。若き普及指導員には「世界に学び現場を活
かす」資質をこれからも一層磨くよう心から願うばかりである。
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普 及 員 だ よ り ***********************************
茨城県鉾田地域農業改良普及センター
鹿島地帯特産指導所駐在 青木 眞里
はじめての異動で思うこと
平成16年4月(採用7年目で初めての異動)に茨城県の鉾田地域農業改良普及
センターに配属されました。
採用は下館地域農業改良普及センターで内陸の栃木県境→今度は海沿いの千
葉県境。今までは花きの新興産地→今度はピーマン、松、千両の老舗産地。
半年以上経過しての結論は『大変勉強になっています』です。
同じ茨城県内ではあってもこれほどまでに違うのかといった感じでした。主
要品目はもちろん、人も言葉も、土も気候も違いました。こちらの特徴は砂地
でのピーマン生産です。砂地としましたがハウス内の土は砂です。ビーチサン
ダルでピーマンの管理作業をされている方にもお会いしたことがあります。び
っくりしました。また、水のPHが高く農業生産上問題となることもあります。
台風の時には塩害にも気をつけなければならないようです。
しかし、鹿島地帯特産指導所が身近にあって、現地の課題を取り上げ、いろ
いろな角度から解決策を研究してくれ、現場からの持ち込みも数多く解決して
くれているので大変心強いです。そしてその研究試験成果を現地へ普及するよ
うに活動することも普及課題となっており、そういった、指導所-普及センタ
ー-生産者の関係が地域内でできていることが最大の特徴だと思っています。
地域産業振興という言葉がとても当てはまるように感じます。
農業者のための普及センターであり、身近にあってこそ相談できる事『今聞
けなければまあいいかぁ』が現場には多くあるように感じます。今、茨城県で
は『茨城農業改革』と銘打って様々な活動を展開しています。大きな地域振興
ビジョンを描くのも普及活動、農業者の小さな疑問を解決していくのも普及活
動。消費者のベストパートナーとしてあるべきピーマン産地・松産地・千両産
地像を生産者とともに追及し、近づけるように活動していきたいと考えます。
大産地であればあるほど,効率的・効果的に普及活動することが求められると
は思いますが,その方法は私にはまだ見つけられません。まだまだ現地の状況
が把握できていなくて、もどかしい毎日ですが、一日も早くスタート地点に立
って農業者の役に立ちたいと思っています。ただただ,農業者の身近にいられ
る普及員でありたいと思っています。
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普及課からのお知らせ ***********************************
【普及職員資格試験情報】
<平成16年度専門技術員資格試験合格者が発表されました>
平成17年2月4日付け官報に合格者の氏名が専門項目別に掲載されました。
また、普及課のホームページにも合格者の専門項目別受験番号及び合格率な
どの情報を掲載しましたのでご覧下さい。
なお、第2次試験受験者の方には、試験事務局より合否通知を2月4日に発
送しています。
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<普及課ホームページ【資格試験情報】コーナー更新>
来年度から新たに始まる「普及指導員資格試験」に関する情報コーナーを設
置しました。今後、普及課での検討の進捗状況に合わせ随時、試験の詳細につ
いて内容を更新していく予定です。受験をお考えの方は是非ご覧下さい。
普及課ホームページは、
http://www.maff.go.jp/soshiki/nousan/fukyuuka/newsite/index.htm
◆ ◆ 【普及指導活動に関する答案例と審査の視点を公開しています】
本年度の専門技術員資格試験(審査課題ウの試験)の答案例として、ご協力
頂けた方2名の答案及びこれに対する審査の視点を【EIネットの会員専用ペ
ージ】に掲載しました。
来年度以降、普及指導員資格試験を受験される方は、是非参考にして頂き、
普及指導員として求められる課題のとらえ方、普及方法の適用の視点などにつ
いて考察してみてはいかがでしょうか。
◆ ◆
【優良農地確保に向けての積極的な普及活動の展開を!】
この度、平成17年度新規事業として「優良農地確保支援対策等」が予算化
されました。このうち、普及組織が取り組むものについて、その概要をご紹介
します。
本事業は、遊休農地(不作付地)の解消等優良農地の確保に向けて、農業委
員会と連携しつつ普及組織が行う栽培技術・経営管理等についての普及活動に
要する経費を補助するものです。
なお、補助率は都道府県の負担を伴わない『定額』となっています。
遊休農地の解消に向けての普及活動に当たり、本事業を積極的にご活用いた
だくようお願いします。
詳細は、EI-NET「農政情報」に資料を添付していますのでご覧下さい。
http://www.ei-net.ne.jp/bbs-data/343426 ◆ ◆
【平成16年度経営体育成普及活動全国コンクールについて】
平成17年1月24日に平成16年度経営体育成普及活動全国コンクール
(主催:(社)全国農業改良普及支援協会 後援:農林水産省)の審査委員会が
開催され、38事例の応募の中から、農林水産大臣賞1点、農林水産省経営局
長3点、(社)全国農業改良普及支援協会会長賞6点が選出されました。
なお、受賞された地域農業改良普及センター名及び普及活動内容については
(社)全国農業改良普及支援協会のホームページに掲載されております。
http://www.ei-net.ne.jp/bbs-data/343331
また、平成17年3月9日(水)に石垣記念ホール(東京都港区赤坂1-9
-13 三会堂ビル9階)にて開催される平成16年度革新的技術導入経営体
支援事業全国協議会にて表彰式が行われます。
◆ ◆
【2004年(第32回)毎日農業記録賞について】
去る12月13日に「農」への思いや夢、体験などをつづる2004年(第3
2回)毎日農業記録賞の表彰式が東京都千代田区の毎日新聞東京本社で行われま
した。全国から739点(一般部門 321点、高校生部門 418点)の応募が
あり、6名の方が最優秀賞(農林水産大臣賞等)、12名の方が優秀賞(農林水
産省経営局長賞等)を受賞されました。
毎日農業記録賞の概要は、「キラキラ農業」(毎日新聞)として刊行される予
定です。
◆ ◆ 【農業改良資金最新貸付事例紹介】
普及員の方々から、他の地域での農業改良資金の貸付事例を参考にしたいの
で、教えて欲しいという意見が多く寄せられます。
前号に引き続き、資金の最新貸付事例を紹介することとしました。
特に、農業改良措置を行う理由に注目して農家の貸付相談等、参考にしてい
ただければと思います。
『イチゴの高設栽培技術の導入による労働力の削減と収量の確保』
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1.地域の概要
当地域は、全体として北東から南西に向かってのゆるやかな傾斜地であり、
気候的には夏冷涼な北部地域を除いては温暖な気候で、北部地域では畜産、
南部地域では茶や野菜が多い。
2.資金借受けの動機
20a規模の施設イチゴと260a規模の露地野菜の複合経営を行ってき
たが、イチゴの手入れ及び収穫作業が中腰のため体への負担が大きく、また、
収穫時に果実を傷めてしまいがちなので、ロックウール高設養液栽培システ
ムの導入により収穫作業の軽減と収量の安定確保の改善を行った。
3.導入した機械、施設等
事業費 借受額 ロックウール材料 7,320
給排液配管材料 283
電照資材 966
検査機材、肥料 290
工事等 1,420 管理棟 522
消費税 540
値引き △271
合計 11,070 10,000
4.事業実施の状況及び今後の目標
現在の土耕のハウス内部を高設式に改造し、ロックウールを使用したベッ
トを設置した。今後は、現在の施設面積20aから30a程度に拡大し、い
ちご生産量の増産を図りたい。また、契約栽培を継続し直販体制を拡充する
よう努める。
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女性・就農課からのお知らせ ***********************************
【女性農業者に役立つ「Q&A集」が発行されました】 女性農業者のための法律や制度などについて解説した「女性農業者のための
Q&A」が、(社)農山漁村女性・生活活動支援協会より発刊されました。
この冊子は、農村女性が経験するであろう経営・起業・資金づくり・相続・
年金・税金・法律など、様々な問題の解決に向けた法制度や手続法などがまと
められています。内容は、Q&A方式で、様々な分野に関する102問の質問
に対して専門家がわかりやすく答えています。
女性農業者が新しい取組みにチャレンジする場合には、関連する制度や支援
の仕組みなどを正しく理解しておく必要があります。例えば、女性農業者に関
連する認定農業者制度や農業者年金制度、加工品を販売するための表示の仕組
みなどは10年前を比べかなり変わってきています。制度や支援の仕組みは整
っているのに、女性農業者やそれを支援する立場の関係者にそれが十分伝わっ
ていないために、女性農業者の活動が制約されている事例もみられます。
本冊子により、女性農業者が制度や支援の仕組みを知り、それを上手に活用
することにより、活躍の舞台を広げていただきたいと考えています。女性農業
者はもちろん、男性農業者、普及関係職員など関係者の方々にもお勧めです。
《Q&A質問例》
・農地などの相続に当たってはどのような手続きが必要ですか?
・経営移譲に必要な手続きを教えて下さい。
・農産加工を行っているグループの場合、認定農業者の認定を受けられますか?
・法人の設立の準備や手順はどうなりますか?お金はどのくらい必要ですか?
・野菜、米など農産物の直売や、農産加工品の販売を考えています。必要な手
続きを教えて下さい。
・農家民宿を考えています。必要な手続きを教えて下さい。
・経営主以外の家族は、農作業にどの程度従事すれば青色事業専従者として認
められますか?
・製造物責任法やトレーサビリティ(生産履歴)に関する法律は、わが家の出
荷農産物にも適用されますか?
詳しくは以下のホームページをご覧下さい。
http://www.weli.or.jp/publish/books/23.html
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◇◆◇経営局経営政策課から◇◆◇
農業法人設立に関する不正な勧誘に対する注意喚起について
ページ(5)
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最近、都道府県などから、農業法人の設立に当たって、あたかも農林水産省
が実在しない助成金を交付するかのような文書を配布したり、農業者等に対し、
実在しない補助事業名等を用いて、農業法人の設立を持ちかけるなど農業法人
の設立に関する不正な勧誘の動きが報告されています。
このことから、このような動きによる被害者が出ないよう、農業者をはじめ
国民の皆様に対して、注意喚起をいたします。
詳しくは
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20041224press_1.htm
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INFORMATION ***********************************
《新たな経営安定対策等主要課題について》
新たな経営安定対策等の主要課題については、生産現場を含めた関係者の理
解を深めることが重要であることから、今後、会議等様々な機会をとらえて積
極的な説明を行っていくことが必要です。
つきましては、下記のホームページの「施策の動き・情報」の「新たな経営
安定対策と資源保全政策等のねらいとイメージ」欄に詳細な資料が掲載してお
りますので普及職員の皆様も積極的にご活用ください。
http://www.maff.go.jp/
◆ ◆
《ハウス野菜・花きの害虫をダニで防除》生研センター
1.消費者ニーズは減農薬・無農薬へ
多くの消費者は食品の安全性の観点から農薬に不安を感じ、そして、食品の
安全性を確保するためには生産段階における改善が必要であると考えています。
消費者ニーズは、生産物の減農薬・無農薬へと向かっています。
2.生物的防除法が注目されている
アザミウマ類は施設栽培や露地栽培の野菜、花きに発生し、多大な被害を発
生させます。また、近年、海外からミナミキイロアザミウマやミカンキイロア
ザミウマが侵入し、殺虫剤に対して抵抗性を示すなど、難防除害虫の一つにな
っています。そのため、生物的防除法が注目されています。
3.生物農薬として期待されるククメリスカブリダニ
ククメリスカブリダニはカブリダニの仲間です。25℃の場合、6~9日で
成虫になり、成虫の生存期間は約20日間です。成虫は15~30℃程度で活
発な動きを見せ、前足を触手のようにしてアザミウマの類の幼虫、ハダニ類の
卵などを食べます(捕食します)。
4.ククメリス製剤
ククメリス製剤は、500mlのプラスチック容器に、5万頭以上のククメ
リスカブリダニの成虫・幼虫、カブリダニの餌となるケナガコナダニが約10
~50万頭、ふすま約100gを混合したものです。ククメリス(商品名)と
して販売されています。
5.ククメリスが効果を発揮する対象作物・対象害虫・使用量
ククメリスを使用できるハウス栽培の対象作物と対象害虫(使用量)は、野
菜類に発生するアザミウマ類(50~100頭/株)、ほうれんそうに発生す
るケナガコナダニ(200~400g/10a)、シクラメンに発生するアザ
ミウマ類(50~100頭/株)です。
6.効果的な使用法
ククメリスはハウス野菜を定植した後に、なるべく早い時期に使用すると効
果的です。ククメリスを株元に振りかける(放飼する)と、株元から移動して
アザミウマ類の幼虫を捕食します。アザミウマ類の発生初期から1~2週間間
隔で株元や葉の上に放飼すると一層の効果を期待できます。
7.おわりに
この研究成果は、企業に研究開発を委託して行ったガット・ウルグアイラン
ド対策研究開発の成果です。詳しい情報を知りたい方は、下記に示す生研セン
ターのホームページの「研究開発の成果の普及」をご覧下さい。また、製品に
ついての詳しい情報は下記の企業までご連絡下さい。
問合わせ先
1)生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)
ページ(6)
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http://brain.naro.affrc.go.jp/tokyo/
TEL:03-3459-6568(古川嗣彦)
2)日本化薬株式会社 化学品事業本部 アグロ事業部
http://www.nipponkayaku.co.jp/japan/kagaku/agro/cucumeri.htm
TEL:03-3237-5221(柳 幹夫)
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今後の我が国の普及事業の姿についてご自由な意見をお聞かせ下さい! ***********************************
協同農業普及事業については、平成17年4月から農業改良助長法が改正さ
れ、新たな形で運営されることとなります。また、三位一体改革では平成18
年度から7割の交付金が税源移譲されることとなります。このような中におい
て、将来の我が国の普及事業の進むべき道、将来の普及事業の姿・在り方(県
の普及事業だけでなく、技術の移転や技術政策の普及といった広い意味での普
及事業)、普及員や資格の在り方等について、現状にとらわれず読者の皆様の
ご自由な意見をお聞かせ下さい。
なお、意見等につきましては下記までご連絡願います。
e-fukyu@nm.maff.go.jp
***********************************
編 集 後 記 ***********************************
昨年の6月にメルマガによる「e-普及だより」の発刊を開始してから、本
号で「第10号」を迎えました。
普及職員の方を中心にできるだけたくさんの皆様に読んでいただけるよう、
紙面の構成や掲載記事について試行錯誤を重ねておりますが、読者の皆様から
見ればまだまだ物足りない点があるかと思います。
「もっとこんな情報を載せてほしい。」、「過去に載ったこの記事は面白か
った。」などなど、「e-普及だより」に関するご意見・ご要望がありました
ら、どのようなことでも結構ですので、下記のアドレスまでお寄せください。
なお、このメールマガジンに関するご意見・ご要望などがございましたら、
下記までご連絡願います。
e-fukyu@nm.maff.go.jp
03-3502-8111(4278)
バックナンバーは、普及課ホームページ
http://www.maff.go.jp/soshiki/nousan/fukyuuka/newsite/index.htm
から閲覧できます。
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