Dell DR Series 簡単設定ガイド

Dell DR Series
簡単設定ガイド
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Dell DR Series 簡単設定ガイド Version 1
本ガイドは、Dell DR Seriesを初めてご使用される方を対象とし、Dell DR Seriesの初期設定から、コンテナ作成
および、レプリケーション設定まで、基本的な操作方法について簡単に説明しています(本ガイドの画面スナッ
プショットはDR OS v2.1を使用しています)。
DR Series設定に関する詳細は、付属の「Dell DR Series System Administrator Guide」他、各種操作ガイドをご
覧ください。
注意:本ガイドに記載されている画像等は、編集されている場合がございます。実際の画像と若干異なることも
あることをご了承ください。
目次
はじめに .............................................................. 4
Dell DR Series初期設定 ............................................ 5
コンテナ(共有フォルダ)作成 ................................. 13
レプリケーションの設定 .......................................... 16
パスワードの設定................................................... 21
はじめに
本ガイドは、Dell DR Series を起動済みでDRオペレーティング・システムのログイン画面がモニタに表示されてい
て、キーボードに寄るアクセスが可能になっていることを前提に記述されています。上記のような環境を構築する
には、以下の図に準ずる準備が必要となります。お手持ちの「Dell DRxxxx システム - はじめに」マニュアル等を
参照して、準備を行ってください。
Dell DR Series初期設定
Step 1
Dell DR Seriesが起動しますと、以下の様なログイン・プロンプトが表示さていることを確認します。
Step 2
ユーザIDとパスワードを入力してログインします。
ユーザID : administrator
パスワード : [email protected]!
※OSのキーボード設定はUSになっています。日本語キーボードで入力しますと、@マークは、SHIFT + 2 です。
Step 3
ログインが完了しますと、下図の様なウェルカム・メッセージとともに初期設定ウイザードを起動するか聞かれま
す。ウイザード起動のため、’y’を入力して、Enterキーを押下します。
Step 4
初期設定ウイザードが起動すると、以下の入力を求められます。以下設定は基本的にDHCPを使用しない場合の設
定について記述します。尚、DHCPを使用する場合、「ホスト名の変更」のみ入力を求められます。

DHCP使用有無 [Would you like to use DHCP (yes/no) ?]
 IPアドレス取得にDHCPを使用する場合は’y’ 手動でIPを設定する場合は、’n’を入力して、Enterを押下
します。

IPアドレスの設定 [Please enter an IP address:]
 静的IPアドレスを入力し(たとえば192.168.1.10など)、Enterを押下します。

サブネットマスクの設定 [Please enter a subnet mask:]
 設定した静的IPアドレスのサブネットマスクを入力し(たとえば255.255.255.0など)、Enterを押下
します。

デフォルトのゲートウェイ アドレスの設定 [Please enter a default gateway address:]
 デフォルト ゲートウェイのIPアドレスを入力し(たとえば192.168.1.1など)、Enterを押下します。

DNSサフィックスの設定 [Please enter a DNS Suffix (example: abc.com):]
 DNSサフィックスを入力し(たとえば abc.com)、Enterを押下します。

プライマリDNSサーバの設定 [Please enter primary DNS server IP address:]
 プライマリDNSサーバのIPアドレスを入力し(192.168.10.20など1)、Enterを押下します。

セカンダリDNSの設定有無 [Would you like to define a secondary DNS server (yes/no)?]
 セカンダリDNSサーバの設定を行いたい場合は、‘y’、行わない場合は、‘n’を入力して、Enterを押下
します。設定を行う場合、上記のプライマリDNSサーバの設定と同様の入力を求められますが、本ガイ
ドでは割愛(‘n’)します。

ホスト名の変更有無 [Would you like to change host name (yes/no)?]
 ホスト名を変更する場合は、’y’、変更しない場合は、‘n’を入力して、Enterを押下します。本ガイド
は、下記の問題のため、変更無し(n)を入力し、Enterを押下します。
注:上記項目の設定ですが、IPアドレス、サブネットマスクおよびゲートウェイのみが実際には設定が行われ
ます。DNSサフィックス、DNSサーバやホスト名の変更は改めて行う必要があります。これらの設定は後述し
ます。
Step 5
ホスト名の変更が終了すると、入力情報サマリ画面が表示され、入力情報の確認[Are the above settings correct
(yes/no)?] が求められます。問題が無ければ、’y’を、有れば’n’を入力し、Enterを押下します。
‘n’を入力した場合、Step 4に戻ります。
‘y’を入力すると、[Configuring Network Interface… please wait.]と表示されますので、設定が完了するまで待ちま
す。
設定が完了すると、下図のような警告(WARNING)メッセージが表示されます。前述したようにDNSサーバ等
の設定が正しく行われない為に出力されるメッセージです。この為、初期設定ウィザードを再度行うかを聞か
れますが、無視して(’n’を入力)して、ウィザードを終了します。
Step 6
ネットワークの設定が正しく行われたかの確認を行います。network —show | moreコマンドをプロンプトに入力
します。
コマンド入力後、Enterを押下すると、下図の情報が表示されます。bond0のIPアドレス、サブネットマスクおよ
び、ゲートウェイアドレスが正しく設定されていることを確認します。
スペースキーを押して、コマンド出力の最後まで移動します。DNSサフィックスやDNSサーバの設定が正しく
行われていないことが確認できます。
次のStepでは、ホスト名がDNSに登録されている、という前提で記述されています。DNSサーバを使用せず、IPア
ドレスでDR Seriesを使用する場合は、Step 7をスキップしてStep 8へ進んでください。
Step 7
プライマリDNSサーバおよびDNSサフィックスを設定します。下記コマンドを入力して、Enterを押下します。
> network —setdns —suffix <DNSサフィックス> —primary <DNSサーバ IPアドレス>
尚、正常にコマンドが終了した場合、メッセージ等は出力されません。network —showコマンドにて確認します。
セカンダリDNSサーバの設定を行いたい場合は、—primaryを—secondaryとしてコマンドを実行します。
Step 8
ホスト名の設定を行います。
> system —setname —name <ホスト名>
正常終了すると、Successfully updated hostname.と表示されます。
Step 9
DR Series管理用ホストに移動して、ウェブ ブラウザを起動します。
アドレスバーにDR Series管理ウェブ インターフェースのURLを入力し、Enterを押下します。
http://<DR SeriesのIPアドレスまたはホスト名>/
尚、DR Series管理ウェブ インターフェースにアクセスする前に、「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題
があります」のような画面に遷移する場合があります。下図は、MicrosoftのInternet Explorer 11で表示される場合
です。この場合、無視して、サイトの閲覧を続行してください(下記例では、「このサイトの閲覧を続行する(推
奨されません)。」をクリック。
Step 10
DR Series管理ウェブ インターフェースに無事アクセスすると、ログイン画面が表示されます。
Username:administrator
Password:[email protected]!
と入力し、[Log in]ボタンをクリックします。
Step 11
ログインが完了すると、お客様登録および通知 [Customer Registration and Notification]画面に移動します。
インターネットアクセスが可能でメールサーバにアクセス可能な場合、適切な情報を入力することにより、DR Seriesに障害が有った時や、ソフトウェアのアップデートがリリースされた時などにEメールによって通知することが
可能になります。本ガイドでは、詳細については言及しません。[Skip]ボタンをクリックして次へ進んでください。
詳細については、「Dell DR Series System Administrator Guide」を御参照ください。
Step 12
ウェルカム 画面が表示され、初期設定ウィザード(WebUI版)を実行するかの確認を行います。本ガイドでは、既
に必要な設定をDR Seriesの端末画面上にて行いましたので、詳細については割愛します。[No]ボタンをクリック
します。
初期設定ウイザード実行確認画面から本当に移動するのかを問われますので、[Ok]ボタンをクリックして、次
へ進みます。
DR Series管理画面が表示されます。
Step 13
最後に日時の設定を行います。DR Series管理画面の左メニューにある[System Configuration]->[Date and
Time]をクリックし、[Date and Time]画面が表示されたら、[Edit]をクリックします。
[Edit Date and Time]画面が表示されます。 NTPによる時刻設定を行う場合は、Time ZoneとNTP serversの項目
を設定し[Submit]ボタンをクリックします。手動設定の場合は、Modeを[Manual]に変更します。
Manualを選択した場合、Time ZoneとSet Date and Time項目を設定し[Submit]ボタンをクリックします。
日時の設定が完了すると、左図ような
画面が 表示さ れ、設定が 確認で きま
す。
これで、DR Seriesの初期設定は完了です。
コンテナ(共有フォルダ)作成
Step 1
DR Series管理画面の左メニューにある[Storage]->[Containers]をクリックし、Containers画面が表示されたら、
[Create]をクリックします。
尚、DR Seriesには、デフォルトで、backupというCIFS/NFS共有が可能なコンテナが作成されています。本コンテ
ナを使用することは勿論可能ですが、本ガイドではコンテナの新規作成を紹介します。
Step 2
[Create New Container]画面が表示されます。以下の情報を入力します。

Container Name
:コンテナ(共有フォルダ名)を入力します。

Marker Type
:CIFS/NFS共有フォルダを作成するので、デフォルトのAutoのままで問題ありません。

Connection Type :NFS/CIFSを選択します。
Step 2
Step 1にて[Connection Type: NFS/CIFS]を選択すると、NFSとCIFS有効有無や権限設定が可能になります。

NFS/CIFS access path
: NFS/CIFSの共有パスが表示されます。このパス名を使用してマウントします。

Enable NFS/CIFS
: チェックすると、NFSまたはCIFS共有が開始されます。

Open Access
: チェックすると全てのクライアントからアクセスすることが可能になります。

Add client (IP or FQDN hostname): IPまたは完全修飾ドメイン名を入力して[Add]ボタンをクリックして、ア
クセス可能にするクライアントを追加できます。[Open Access]のチェック時には非表示/無効になります。

NFS Options
:(NFSのみ)rw/ro/insecureなどの一部のNFSオプションを設定できます。

Map root to
:(NFSのみ)アクセスユーザがrootのとき、共有フォルダに何ユーザとしてアクセ
スがされるのかの設定が行えます。
コンテナの設定を行った後、[Create a New Container]をクリックするとコンテナ作成が開始されます。
本ガイドでは、Enable CIFSとOpen Accessを選択したと仮定してコンテナ作成をします。
コンテナ作成が終了すると、Containers画面に下図のように緑のチェックマークとメッセージが表示されます。
Step 3
ここまでで、CIFS共有フォルダが作成されましたので、Windowsのエクスプローラーからアクセス可能か試してみ
ます。まず、エクスプローラーのアドレスバーにCIFS Share Pathに表示されていたフル・パス名か、UNCパス形式
でDR SeriesのIPもしくはFQDNを入力し、Enterを押下します。
すると、[ネットワーク資格情報の入力]を求められますので、DR Seriesのユーザとパスワードを入力し、[OK]ボタ
ンをクリックします。デフォルトでは、ユーザーは、administrator [email protected]! です。
右図にあるようにtest共有ディレクトリが表示され
ます。ディレクトリ内にファイル等をコピーまたは
作成して、問題ないかを確認してみてください。
レプリケーションの設定
注:レプリケーションを行うには、レプリケーション元と先、2台のDR Seriesデバイスが必要です。
Step 1
DR Series管理画面の左メニューにある[Storage]->[Replication]をクリックし、Replication画面が表示されたら、
[Create]をクリックします。
Step 2
Create Replication画面が表示されます。以下の項目の設定を行います。

Select a local container
: レプリケーション対象のローカル コンテナを選択します。

Select Encryption
: 送信されるデータの暗号化を行うかの設定をします。暗号強度が高くなるとセ
キュリティは向上しますが、DR Seriesへの負荷が高まり、パフォーマンス等に影響があります。

 None
: 暗号化無し
 128 bit
: 128-bit AESを使用して暗号化を行う
 256 bit
: 256-bit AESを使用して暗号化を行う
Select a role
: 選択したローカル コンテナをレプリケーション元(Source)とするかレプリケー
ション先(Target)とするかの選択を行います。

Remote container settings : ローカル コンテナとのレプリケーションを行うリモートコンテナの追加および接
続認証情報設定を行います。
 Create container on remote system : リモートDR Seriesデバイスにリプリケーションを行うコンテナ
を新規作成する場合、選択します。

Peer Container Name : 新規作成するリモート コンテナ名を任意入力します。
 Map to container on remote system : 既存のリモート コンテナをレプリケーション対象とする場合、
選択します。

Peer Container Name : [Retrieve Container(s)]ボタンをクリックすると、既存リモート コン
テナ一覧が表示されますので、対象コンテナを選択します。
以下項目は、共通。

Username : リモートDR Seriesでコンテナ作成およびレプリケーション設定可能なユーザ名
(例えばadministrator) を入力します

Password

Peer System: リモートDR SeriesデバイスのIPもしくはFQDNを入力します。
: Usernameのパスワード(administratorのパスワードは [email protected]! )を入力します。
設定完了後、[Create Replication] ボタンをクリックすると、レ
プリケーション設定が成功したメッセージとレプリケーション
設定情報が、下図のように、Replication画面に表示されます。
Step 3 (オプション)
レプリケーション設定にはレプリケーション用の転送速度を制限することが可能です。Repcalition画面から転送速
度制限を行いたいレプリケーション設定の[Select]をチェックし、[Bandwidth]をクリックします。
[Replication Bandwidth Throttling]画面が表示されます。以下項目を設定し、[Set Bandwidth]ボタンをクリックし
ます。
: レプリケーション相手のDR Seriesデバイスを選択します。

Peer System

Set bandwidth throttling speed : 転送速度制限値を設定します。以下速度単位を選択し、□に速度の数値を入力
してください。
 KBps : キロバイト/秒です。Kbps(キロビット/秒)ではありません。以下同様の項目も同じです。
 MBps : メガバイト/秒
 GBps : ギガバイト/秒
設定が正しく行われると、Replication画面のレプリケーション設定情報にあるBandwidthカラムに設定した転送速
度制限が表示されます。下図では、1MB/sにて設定しましたが、1Mbpsと表示されていますので御注意ください。
Step 4 (オプション)
レプリケーションの進行状況を確認するには、ウェブ管理画面の[Statistics: Replication]画面やDR Seriesコンソール
からstats —replicationを実行することにより確認できます。詳しくは、Dell DR Series System Administrator Guide
やDell DR Series System Command Line Reference Guideを参照してください。
Step 5 (オプション)
レプリケーションは、デフォルトでレプリケーションが可能になれば即時に行うようにスケジュールされていま
す。これは変更することが可能です。DR Series管理画面左メニューの[Schedules] -> [Replication Schedule] を選
択して、[Replication Schedule]画面に移行します。そして、Containerプルダウン
ケーション元コンテナを選択します。
メニューに表示されるレプリ
レプリケーション元コンテナを選択しますと、下図のようにDay, Start Time, Stop Timeが曜日ごとに表示している
スケジュール テーブルが表示されますので、[Edit Schedule]をクリックします。
[Set Replication Schedule]画面が表示されます。それぞれの曜日にレプリケーション開始時刻[Start Time]と停止時
刻[Stop Time]を入力し、[Set Schedule]ボタンをクリックします。
設定が完了しますと、下図のように表示されます。下図では午前零時から午前5時の間のみレプリケーションを毎
日行うという設定の場合です。
パスワード設定
パスワードの変更は、DR Series管理画面左メニューの[System Configuration] -> [Password]をクリックします。
[Password Management]画面が表示されたら、[Edit Password]
[Edit Password]画面が表示されます。以下の項目を入力した後、[Change Password]ボタンをクリックします。

Current password : 現在のパスワードを入力します。([email protected]! )

New password

Confirm password : 再度、新しいパスワードを入力します。
: 新しいパスワードを入力します。
パスワード変更が完了すると、下図のメッセージが表示されます。